【口コミ評判】トランスコスモスのコールセンター お客様満足度90%未満で退職勧奨の配属先も

【口コミ評判】トランスコスモスのコールセンター お客様満足度90%未満で退職勧奨の配属先も

トランスコスモスは、クライアント企業から業務のアウトソーシングを請け負うことを主な事業とする会社。コールセンターの運営代行で広く知られていますが、いまではデジタルマーケティングの支援など幅広く手掛けています。口コミサイトから現役社員・OBOGの声をまとめてみました。


事業所で大きく異なる残業時間

企業口コミサイト「キャリコネ」でのトランスコスモスの書き込みは、やはりコールセンターやカスタマーサポートに携わった人によるものが圧倒的多数です。その特徴は、どの拠点でどの企業のどの業務に配属されるかで労働環境が大きく変わること。

コーポレートサイトを見ると、トランスコスモスの国内63拠点のうち「コンタクトセンター」(電話やウェブ、メールなど複数チャネルで顧客対応を行う窓口)は過半数の32箇所、18,000席以上が稼働しています。

25歳の女性社員は、配属先の事業所によって残業時間が異なると指摘します。

毎日定時上がりで残業全くなしの事業所もあれば、22時まで毎日残るようなところもあるので、〔トランスコスモスが〕一概に残業がある会社だとは言えない(2019.7.21)

38歳の男性契約社員はテクニカルサポートを担当しています。労働時間には不満はありませんが、業務内容にはプレッシャーも少なくないようです

基本は1日実働8時間勤務であるが、繁忙期は10時間を超える時も多々ある。会社独自の制度として、お客様満足度のアンケートで1ヶ月の満足度が90%を下回ると退職勧告を受ける(2019.5.2)

ストレスから「円形脱毛症になった」という40代男性も。30代の女性契約社員も、職場の雰囲気にうまくなじめなかったのか中途入社3年未満で退職しています。

配属先で変わると思いますが、自分がいた所は若い人が多く、サークルのような雰囲気。私語が多い、友達同士の感覚。ノリが合えば気楽に勤務できると思いますが、淡々と仕事をしたい人や年齢が離れすぎていると辛いかもしれません(2018.3.30)

転職者の声「キャリアアップできない」

カスタマーサポート担当でも、配属先の異動が発生します。31歳の男性契約社員は、異動にはメリットもあったと語ります。

ある企業のセンターで一定期間勤務し役職が付いた場合、他の企業のセンターに異動となるケースがあり、結果として様々な企業・業界の特色を間接的ながら知ることができる(2019.2.9)

将来マネジメントをする立場になったときには、複数の職場のやり方を知っていることが役に立つでしょう。転職せずにそのような経験ができる点は働くうえでのメリットといえます。

一方、コールセンター業務に配属されると、キャリアアップがなかなか難しいという声が見られます。30代の女性契約社員は、女性が働きやすい職場づくりが進んでいる点を評価しつつ「キャリアアップが期待できない」と転職を決めました。

いくら経験年数が多くて、実績をあげていても、経験を考慮されず、ずっと役職や待遇は変わらない。経験が浅い若い人がどんどん役職をもらっている。そこは疑問に思ったし、モチベーションが下がった(2018.4.29)

40代で年収340万円の男性社員が退職した理由は「給与の低さ」でした。

このままでは結婚はおろか生活すらままならないと思い、転職しました。おかげで現在は給料が倍になりましたし、もちろん結婚して子供もできました。もっと早く決断すればよかった(2019.2.13)

出世には「中途採用」の方が有利?

この男性社員によると、新卒と中途入社では出世コースも変わってくるようです。

基本的に新卒社員は3年以内に退職する前提で、大量採用しているように感じます。よって給料も退職金すら非常に安いです。逆に中途社員は基本管理ポジションに付ける前提のため、給料も前職を考慮されているようです。要職は中途社員が押さえ、新卒社員がそのポジションにたどり着くのは至難でしょう(2019.2.13)

給与への不満は他部署からも聞かれます。技術職の30代男性は「労働時間に対する給与が低い」と感じて退職しました。法人営業の20代男性も「収入の向上を求めて転職を決意」と書いています。

中堅層の流出が多く、若手の業務量が増加していた。にもかかわらず新卒時代から給与はほぼ据え置きで、都内で1人暮らしをするには厳しいレベル(2019.6.14)

2019年3月期の有価証券報告書によると、トランスコスモス(単体)の社員は14106人で、臨時従業員数は21407人。社員の平均勤続年数は8年7ヶ月で、平均年間給与は461万1082円となっています。

キャリコネの「転職・採用面接」には、30代後半の男性が年収450万円から490万円へのアップに成功した例が残されていました。応募した部署はデジタルマーケティング。高い給与を得るには、入社方法や業務をよく選んだほうがいいのかもしれません。

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