【面接対策】KSKの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】KSKの中途採用面接では何を聞かれるのか

企業向けのシステムコアやITソリューション事業を展開するKSKへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


KSKの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1974年にサンユウ商事株式会社として創立したKSK。現在は企業へ向けての半導体設計、組み込みソフトウェア開発、ネットワークインフラ構築業務のほか、運用や保守なども手がけています。また、経済産業省と日本健康会議が共同で選出する「健康経営優良法人(ホワイト500)」に3年連続で認定されるなど、従業員の健康管理に配慮する企業でもあります。


社員の口コミには「派遣業務が主のため、常駐先によって仕事内容や勤務状況が大きく異なる」との言葉が多く見られます。これを、さまざまな経験が可能でスキルアップにつながると思う人もいれば、放任されていると感じる人もいるようです。同社の方針として基本的にチームでの派遣となるので、協力や相談をしながら業務にあたれることが利点でもあり、コミュニケーションを大切にしながら仕事がしたい人にとっては良い環境にあると言えそうです。


しかし、前述の通り顧客先への長期間の常駐となるため、自社への帰属意識が薄く、それに対し会社側もさまざまなイベントや研修制度をおこなっていますが、「土日に強制参加を促される」「技術教育が足りていない」、さらには「評価制度が不透明」など不満を感じる意見も多く見られます。「年配の上司の指示通りに仕事をすれば問題なく過ごせる」など、良くも悪くも「昔ながらのIT企業」という雰囲気が感じとれます。


コーポレートサイトの企業風土には「『人間力』を高める取り組み」「エンゲージメント(絆・帰属)を高める取り組み」との記載があります。これらから読み取れることとして、人と人との絆を大切にしながら仕事をする、自らも成長をしながら顧客の満足度向上を考えられる、との思いを持つ人材を求めていると言えます。面接においては、このような風土にマッチしているかが見極められます。

株式会社KSK 会社情報サイトより

選考は何次まで?

KSKの選考プロセスは、コーポレートサイトのキャリア採用情報によると、エントリー後に書類選考、その後2回の面接を経て採用となります。面接官は1次が要求部署担当者、2次が事業部長となっています。選考期間は1週間〜1ヶ月程度です。実際に面接を受けた人の口コミを見ると、「面接は3回あった」「適性検査・ペーパーテストを受けた」ともあり、募集時期などによって変わることもあるようです。


現在の募集職種は「ハードウェアエンジニア」「ソフトウェアエンジニア」「ネットワークエンジニア」となっており、それぞれ必要資格や勤務地、待遇などが異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。なお、募集対象や採用スケジュールは定期的に更新されるので、事前に調べておくことが必要です。


採用情報サイトには、仕事内容やチーム制度、社員インタビュー、企業風土などの詳細が掲載されていますので、熟読して雰囲気をつかんでおきましょう。

面接内容の傾向は?

志望動機、退職理由、職歴などオーソドックスな質問が多めとなります。圧迫面接のような対応はないため、和やかな雰囲気のなか進みます。口コミによると「職歴について詳細な説明を求められた」とあるので、正確に回答できるような準備も必要となるでしょう。


チームワークを大切にし、CS(顧客満足)向上を目指す同社は、技術的なスキルはもとより、人間性を強く見られる傾向にあり、組織内での協調性や、その中でどれだけ能力を発揮できるか、そして周囲と調和していけるかを重視しています。


「明朗で礼儀正しい」「前向きに物事を考えられる」といったコミュニケーション能力を持ち合わせているかが高評価の対象となるので、個々の質問にしっかりとした受け答えができるよう、事前に対策をした上で面接に臨みましょう。

KSKの面接攻略法(面接対策)

KSKの「TRUST50」を理解した上で自己分析をする

同社の面接を受ける際に重要となるのは、中期経営計画である「TRUST50」をしっかりと理解し把握しておくことです。どのような方針であるかを読み解き、分析しておきましょう。


同社は2019年度から、新たな中期経営計画「TRUST50」をスタートしました。これは、IoTやAIのこれまで以上の進化、そしてまもなく開始される5G(第5世代移動通信システム)への移行による大きな変革を見越してのことです。


下図によると、「エンゲージメント」「人材育成」「CS向上」の3項目を重要視し、近い将来予想される「ITを中心としたビジネスのさらなる発達」への対策を打ち出していることが見てとれます。

株式会社KSK IR情報サイトより

エンゲージメントにおいては、経営理念に掲げる「人間中心の経営」を徹底し、社員同士の信頼や結束力を高めることによってレベルアップを図るとしています。そして人材育成面では、KSKカレッジをはじめとした教育研修プログラムにより、技術力だけでなく人間力の高い集団を形成し、結果として顧客満足度の向上と、同社の継続的な成長にもつながるというビジョンです。


以下は「『TRUST50』の5年後の姿」とした目標です。TRUSTの意味は「信頼」。同社は設立50周年へ向け、「個々の社員が業務を通じて最善の顧客サービスを心がけるとともに、信頼されるパートナーとなりたい」としています。こうした中期経営計画を理解し、自己アピールができるよう、面接前にしっかりと対策をしておきましょう。


株式会社KSK IR情報サイトより

「なぜKSKに転職したいのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

同社の面接でよく聞かれる質問として、「なぜKSKを選んだのか」というものがあります。それにより面接官は「入社後の明確なビジョンがあるか?」「これまでの経歴が当社にどのような利益をもたらすか」という回答を求めてもいますが、「当社について本当に理解しているのか」も見極められているといえます。


業界および職種理解の枠のみにとらわれることなく、KSKという企業の理念、社風、経営戦略をしっかりと理解する。その上で、比較対象になりやすい他企業を知り、研究していくことが必要です。一例として以下の企業をピックアップしますので、研究の参考にしてみてください。


  • 株式会社ジャステック
  • デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
  • 株式会社エーピーコミュニケーションズ

KSKの採用面接で実際に聞かれた質問内容

KSKの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が重要です。そして面接の場では、「人との絆を大切にしながら仕事をし、顧客の満足度向上につなげる」という社風を意識し、自らで考える能力、判断力、実行力を持ち合わせていることを印象づけられるよう、数多くのエピソードを準備しておくとよいでしょう。


面接を受けた方が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらを把握した上で、こういった問いにはどう回答するのが最善なのかをシミュレーションしてみてください。

30代前半・男性/法人営業【結果:1次面接で不採用】

質問

入社したら将来、何をしたいか?

回答

現職は中小企業の為、プレイングマネージャーで終わってしまう可能性が…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代後半・男性/機械設計【結果:入社】

質問

あなたにとっての働く意味とは何ですか?

回答

自己実現の場です。生きるための糧(お金)を稼ぐという…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半・男性/システムエンジニア【結果:入社】

質問

なぜ転職したのか?

回答

新入社員への教育はしっかりしていそうなのと、残業代が…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半・男性/電気・電子回路設計【結果:1次面接で不採用】

質問

自分はどんな性格だと思っているか

回答

几帳面な性格だったので、まずそれを伝え、具体的に…(口コミの続きとアドバイスを見る

KSKの採用面接に向けて

KSKの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3項目となります。


  • 「人との絆・信頼を心に仕事に取り組む」「顧客の満足度向上を考え、自らも成長を続けていける」という社風を意識して、これにマッチした人材ということをアピールする。
  • KSKの中期経営計画「TRUST50」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
  • 競合他社についても研究し、「なぜKSKなのか」に対する答えを明確にしておく。


以上についてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

事業部長クラスや本社部門など非公開のセグゼクティブ・ハイレイヤー求人、外資系や年収800万円以上のエンジニア・営業のハイクラス求人への転職を確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。

グローバルウェイ エージェントに直接登録されたい方はこちらのフォームをご利用ください。

「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者