【19年12月期】グループウェアのサイボウズ テレワーク追い風に業績伸ばせるか

【19年12月期】グループウェアのサイボウズ テレワーク追い風に業績伸ばせるか

グループウェア販売で順調に業績を伸ばすサイボウズ。クラウドサービスの成長が著しく、2019年12月期も増収増益を果たしました。2019年の年末から株価が上昇。東京五輪や新型肺炎への対応など、テレワーク関連企業としても注目されています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):クラウドサービス成長で増収増益

サイボウズの2019年12月期決算は、売上高が前期比18.7%増の134億1700万円営業利益は同57.0%増の17億3200万円で増収増益でした。クラウドサービスの売上が増加したことによるものです。

売上原価は前期比42.8%増の10億7100万円で、粗利率は同1.3pt悪化していますが92.0%を確保。販管費が同12.3%増の106億1300万円と人件費の増加などにより増えていますが、営業利益率は同3.1pt増の12.9%に改善しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比55.0%増の10億1200万円でした。

なお、2020年12月期の業績は、クラウド事業の環境変化を見込んだレンジ形式で公表されており、売上高が151億5100万円~154億5100万円(前期比12.9%増~15.2%増)、営業利益が13億2400万円~21億2400万円(同23.6%減~22.6%増)、当期純利益が6億4000万円~14億4000万円(同36.8%減~42.3%増)と予想されています。

セグメント分析:クラウドサービスが売上の7割超

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