仕事の面白さを選ぶ人は離婚する? 「女性が安定を求めるのは本能だから」という説

仕事の面白さを選ぶ人は離婚する? 「女性が安定を求めるのは本能だから」という説

収入にこだわるか。それとも仕事のやりがいを取るか――。勤務先を考える上で迫られる「究極の選択」です。現実的には両者のバランスを取るしかありませんが、「収入が減っても面白い仕事がしたい」と考える人がいます。逆に、年収は高いが業務に面白味を感じないために、人生を浪費している気がする人もいます。どちらが正しいのでしょうか。


ネットのQ&Aサイトに、興味深い質問が載っていました。質問者さんは、大手企業で働く20代後半の男性。結婚の予定がありますが、30歳を前にして転職について悩んでいるのだそうです。

現在の勤務先は、同世代としては年収が高く、将来的には年収1000万円も見込めるといいます。残業も月40時間程度で、ずば抜けて長時間労働というわけでもありませんが、あまり自分の時間が取れていません。

何よりも、業務内容に面白味を感じず、「疲弊した毎日に人生を浪費しているような気がしている」のだそうです。

残業ナシなら「個人ビジネスもやってみたい」

そんな中、転職活動をしてみると、面白そうだなと思う企業から良い返事をもらうことができました。中小企業ですが歴史は古く、安定した企業で残業も基本的になく、ワークライフバランスはとれる企業です。そのうえ業務も面白そうと感じました。

ただし、大手企業に比べれば年収が低く、今の生活レベルを落とさざるを得なくなるかもしれません。将来の不安もあります。結婚相手は、質問者さんが面白いと思う道に進むことには反対していませんが、本人としてはお金のことで相手を悩ませたくはないといいます。

質問者さんには、転職したらやってみたいことがひとつあります。自分の時間がとれる分、興味のあった個人輸入等の個人ビジネスをしてみたいというのです。収入の補填にもなるかもしれません、ただし物流知識はあるものの、果たして儲かるかどうかは分かりません。

理想としては「面白そうで高年収で残業も少ない企業」なので、いまの会社に勤めながら、もう少し転職活動をするそうです。しかし来年度には海外転勤になる可能性が高く、それまでには結論を出さなければなりません。そこでネットでこんな質問をしています。

「欲張りな性格で、正解がないのは承知ですが、つまらないが高年収の大手企業で働いていくvs面白そうで低収入+儲かる保証もない個人ビジネスのどちらが後悔のない人生を送れるか、皆様の意見をお聞かせください」

回答者は「高収入」を優先すべきと主張

この質問には、ある回答者さんが「前者ですかね」と答えています。たとえ面白くなくても、高収入な仕事を続けた方がいいというのです。

「周囲を見ると、後者を選ぶ人は結果的には大体離婚してます」

なぜ離婚しがちなのかというと、「女性が安定を求めるのは本能」だからというのがその理由。質問者さんによると反対はされてないそうですが、「女性はあれこれ言うのと、心で思ってるのは違う(本人も気づいていない)ので信じない方がいい」と釘を刺します。

いまの環境で自由な時間が作れないという点も、「40時間とかヌルヌル(楽)だけどなあ。それで時間作れないとしたら永遠に時間は作れないよ」と首を傾げています。

別の回答者さんも、「面白そう」と思っていた仕事が実はそうでもなかった、という事態もありうるとして、転職先が「実は面白くなかった、低収入の中小企業」になってしまうリスクがあると指摘します。

さらに、「つまらない」と思っていた今の会社で、仕事の幅が広がり面白くなることもありえます。そういう場合には「面白い仕事で、高収入が保証された大手企業」になるので、「余り悩む余地はないのでは?」とアドバイスしています。

「失敗しても後悔が残らない方」はどっち?

「失敗しても後悔が残らない方を選ぶべき」という回答もありました。しかし、これはどちらを奨めているのか判断が難しいところです。どちらを選んでも、不測の事態が起これば後悔するおそれはあるでしょう。

むしろ失敗したくないと考えすぎるよりも、失敗を前提として、どちらの道なら自力で復活できるかを考える道もあるかもしれません。別の回答者さんは、転職も十分な選択肢になるとしています。

「人生は一度きり、後悔をしないように。私はやりがいのある仕事に挑戦する人を応援したいです。現状に流されるのではなく、向上心探究心を開放したい。今より業績を上げるか、小さな会社を優良会社にしたいですね」

あなたの仕事に「社会的価値」はあるか

実は自分の能力が高くないことは分かっているけど、高収入を得ているから「自分は会社から評価され、大事な仕事をしているんだ」と考え、プライドを維持している人もいるかもしれません。

しかしそれは「社会的な評価」「市場価値」と呼べるものになっていなければ、壁にぶつかることは時間の問題です。特に「人生100年時代」においては、リスクのある行動ではないでしょうか。

「IoTやAI技術を活用したデジタルソリューション事業」を行っているとされる東芝系のIT企業の20代システムエンジニアは、こんな自虐的な表現で日々の仕事を表現しています。

IT系の会社ですが、開発は外注に丸投げです。一部自社サービス開発をしている部門はガリガリ実装すると思いますが、事業部側や構築部隊の大半は、外注管理で“エクセルパワポマン”です。

この記事の執筆者

ネットのお悩み相談をウォッチするコラムニスト。


関連記事

中途採用に「SPI試験」は必要?「仕事に無関係な知識」で採否を決めるのか

中途採用に「SPI試験」は必要?「仕事に無関係な知識」で採否を決めるのか

経験と実績を活かして新しい職場で働いてみたいと臨んだ人が、職務とは関係のない学力試験を受けさせられたら……。バカにされたと感じてもおかしくないのではないでしょうか。「SPIはとんでもないのを排除するだけで、半数以上の人は通過する」と言う人がいる一方で、9割はできないと合格しないという口コミもあります。


経営者のみなさん、気象警報が出たら「早期帰宅」を即決しませんか?

経営者のみなさん、気象警報が出たら「早期帰宅」を即決しませんか?

大型台風に翻弄されたここ数ヶ月。公共交通機関は事前に「計画運休」を発表し、自宅勤務を認める会社は一気に増えました。それでもいまだに、未消化の有給休暇を山ほど残している社員に対し、定時出社を呼びかける会社もあります。その謎は、日本のサラリーマンにしか分からないことなのかもしれません。


転職活動に適した時期はいつ? 年末年始が「大きな狙い目」になる理由

転職活動に適した時期はいつ? 年末年始が「大きな狙い目」になる理由

「いつか転職できれば」と漠然と考えていても、物事は進みません。転職のタイミングを具体的に考えてみてはいかがでしょうか。ビッグウェーブに乗るには、2020年の初旬が大きな好機になりそう。不況になってからではなく、好況・人手不足の「売り手市場」に転職するメリットも多いものです。


ゾンビ企業から転職したいけど「辞めたい」と切り出せない! どうしたらいい?

ゾンビ企業から転職したいけど「辞めたい」と切り出せない! どうしたらいい?

「転職したい」と思っても、社長や上司が怖かったり、同僚に迷惑がかかるのではと心配になったりして、退職を言い出しにくいケースは少なからずあるでしょう。しかし、よりよい労働環境とキャリアを勝ち取るには、自分自身で一歩進み出すしかありません。退職の足を引っ張るブラック企業の「傾向と対策」をまとめてみました。


「正社員」なら絶対に辞めない方がいいの? 求人内容と違って耐えられないのに

「正社員」なら絶対に辞めない方がいいの? 求人内容と違って耐えられないのに

「正社員=安定」というイメージにつけこんで、悪条件の「名ばかり正社員」として雇うブラック企業があります。そういう会社に当たったら、ただちに退職を考えるべきですが、「フリーターの方がマシ」と衝動的な行動を取らない方がよさそうです。