「嫁ブロック」はなぜ起こる? 「理系学部を卒業した技術職の男性」が危ないらしい

「嫁ブロック」はなぜ起こる? 「理系学部を卒業した技術職の男性」が危ないらしい

思い返せば、木村拓哉さんの事務所移籍を中止させ、SMAP解散の遠因になったのも「嫁ブロック」だったのかもしれません。夫の稼ぎをあてにする妻がいる限り、この理不尽はなくならないのでしょうか? ある人によると、大企業に入って「彼女いない歴=年齢のまま、35歳くらい」で結婚した人は警戒した方がいいそうです。


ネットのQ&Aサイトに、こんな相談が載っていました。質問者さんは、「『嫁ブロック』ってご存知ですか!?」と尋ねています。

激務などを理由に夫がいまの会社を辞め、新しい会社の入社内定をとりつけたのに、反対する奥さんからの連絡で「採用取り消し」になること――。質問者さんを、こう理解しているようです。

「彼女いない歴=年齢のまま、35歳くらいに」

転職が決まった後に、家族が会社に直接連絡して断るケースは、かなり稀でしょう。しかし転職先やエージェントから提示された条件に、本人が非常に乗り気なのに、妻の猛反対に遭って泣く泣く見送るという話は、聞いたこともある人もいると思います。

夫が激務で耐えられないとか、将来やりたいことをするために勤務先を変わることが、なぜそこまで妻に反対されるのでしょうか? この疑問に「友人たちがみんな大手勤め」という回答者さんが、興味深いコメントを寄せています。

この方の説によると、「嫁ブロック」を受けるような男性は、大学の理系学部(自然科学系)に入学し、女性と知り合う機会もなく、就職先が技術職で、職場に女性がほぼいない男性の中から生まれやすいのだそうです。

「事務のお姉さんと話す機会は月1回ほど。仕事も激務で、休日出勤もバンバン。やっと休めても、1日寝て終わり。当然、彼女いない歴=年齢のまま、35歳くらいになってしまいます」

このような男性のもとには、同じように「親や上司の紹介」で縁談が来て、あれよあれよと言う間に結婚に至るのだそうです。それも女性は「綺麗で家事も完璧な奥さん」というから驚きです。

結婚相手を「誰でも知っている社名」で選べば当然

そんなお相手に、女性の母親も大喜び。大変めでたい話ですが、回答者さんは「ここまで読んでいただければ、もう、分かりますよね?」と逆質問。次のように断言しています。

「この奥さん達、100%本人の見た目や人格に関係なく、年収と貯金額と会社名で相手を選んでいますよね?」

「会社名をまず知ってから知り合った場合、お付き合いをする動機のかなりの部分を会社名が占めていると思います」

この会社名は、業務内容や業績にかかわらず「誰が聞いても知っている」ことが重要。会社の名前で相手を選んでいるのだから、転職に反対するのは当然というわけです。やや偏った見方とも感じますが、回答者さんの興奮はこれで収まりません。

「この、新聞もろくすっぽ読まない、自分たちの世間体ばかり気にする専業主婦の義母と嫁を、全国的に何とかしないと、本当にまずいと思います」

「これからの日本は雇用の流動化が起こり、大手の人材が色々な会社に移って行かないと、国際競争に勝てなくなるからです」

大手が作る製品は、すでに海外では通用しません。それに対し、ニッチで売れるものを作っているベンチャーが、今やたくさん有るのです。そういった会社に人材が移らないと、日本は沈みます

あまりにも真に迫っていて、まるで親しい友人か自分自身のことを話しているようです。確かに、こんな形で「嫁ブロック」に遭って転職を断念した人がいたとすれば、同情したくなってしまいます。

女性は反発「信頼されていない男が悪い」

しかし妻=女性側は、また違った感想を抱いているようです。ある回答者さんは「嫁ブロック」を報じる記事に「どこまで本当かわからないから、ネタとしか思わない」と冷ややか。妻の反対に不快感を示す男性に、こう反発しています。

「働き方に関して我慢しているのは、夫だけではありません。というか、結婚したら、誰でも我慢や妥協や譲歩をして、パートナーと折り合いをつけていくのですが、嫁ブロックなんて言ったら、夫だけが我慢してるみたいですよねー? 奥さんも同じくらい、普段の生活で我慢してるんじゃないかな」

さらに、転職に反対されるのは、夫側にも問題があると言います。

「大きいことをしようとする時に反対されるのは、その人が信頼されていないからです。この人なら上手くやれるかも、と思ってもらうには、今までの実績が大切です。反対されるということは、実は今までの自分の行為が鏡として作用しているからです」

転職先でうまくやれるかなんて、誰にも保証できませんが……。働く環境が合わないから転職しようとしているのに、「実績」と言われるのも厳しい気もします。とはいえ、転職先で優遇されるには、過去の成功例をひとつくらい披露できた方がいいのは事実です。

いずれにしても転職を考えている既婚男性は、配偶者や家族から、この程度の反対を受けることを想定しておいた方がいいでしょうね。しかし、最終的には本人が決めること。自分のスキルや仕事の将来性は、本人にしか判断できないことなのですから。

「手遅れ」になってから責められても、たまったものではありません。人気企業であるNTTデータを辞めた30代男性は、企業口コミサイト「キャリコネ」に退職理由をこう明かしています。

仕事にやりがいがない。一度アサインされた案件から抜け出すことが困難であり、入社後の配属部署でほぼその後のキャリアが決まってしまう。公募制度などはあるが有効に活用されているとはいいがたく、社内資格制度の取得に縛られてしまうため、公募で異動すると資格の取得にかなり不利になる。

この記事の執筆者

ネットのお悩み相談をウォッチするコラムニスト。


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