日本電解ってどんな会社?
東証グロース市場上場の日本電解株式会社(5759)(以下、日本電解)は、1958年、日立製作所、住友ベークライト、高速電機鋳造の共同出資により、京都市にて設立されました。印刷回路用電解銅箔の研究開発からスタートし、1989年に半導体パッケージ用、1998年には電池用の電解銅箔の販売を開始しています。2021年に東京証券取引所マザーズ市場に上場。2022年の東京証券取引所の市場区分見直しに際して、グロース市場に移行しました。
主力商品の電解銅版は、携帯電話、ルーター、サーバーなどの重要なパーツであるプリント基板や、リチウムイオン電池などに用いられます。電子機器製造には不可欠な素材であり、モバイル機器の小型化、電気自動車(EV)およびハイブリッド自動車用電池の高性能化を追求するうえでも、電解銅箔の研究および有効活用は必須になります。
特に車載電池用銅箔の分野において、日本電解は2020年時点で日本国内およびアメリカにおいて50%前後のシェアを獲得しています。EV市場が拡大していく中、巨大自動車メーカーを保有する両国において広いシェアを持つことは、大きなメリットとなり得ます。
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