FRONTEOってどんな会社?
東証グロース市場上場の株式会社FRONTEO(2158)(以下、FRONTEO)は、独自の自然言語処理AIを用いた情報解析を手掛ける会社です。
2003年8月に設立し、2016年に現社名に社名変更して今に至ります。
同社は当初、法律業務や手続きにIT技術を活用するリーガルテックを主事業としていました。その作業効率化を進める中で、2012年、文章から細やかな意味やニュアンスといった人間の機微を学習できる独自AI「KIBIT」を開発。金融、知財、ライフサイエンスなど、リーガルテック以外の分野にも事業を拡大しました。
2018年には、ライフサイエンスの分野で、2つ目の独自AIとなる「concept Encoder」を開発。文章内に出てくる単語を、それ単独での意味のみならず、出てくる位置やその前後に出てくる別の単語の意味もも合わせて考えながら理解し、解析するのが特徴です。
同社がこれまでに開発したAIには、「microAI」という特徴があります。
一般的なAIの場合、判断力や処理速度の向上のためには、大量の情報の学習や膨大な処理、大量の語彙登録などが必要です。このことが、AIの本格活用を妨げる要因になっていました。
そこで同社は、AIが少量の情報から学習できる「microAI」という独自のアプローチで、この問題を解決しました。
microAIであれば、スーパーコンピューターを使う必要はなく、PC1台で十分に解析できます。
高精度な判断ができるAIを効率的に開発できるため、AIの本格活用のハードルが大きく下がったのです。
同社は今後、訴訟、捜査、製造、医療、マーケティング、教育、農業などの分野でもmicroAIの活用を進めたいとしています。
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