明日のテンバガーを探せ!ハーモニック・ドライブ・システムズ【6324】製造業のロボット投資を追い風に大幅な増収増益

明日のテンバガーを探せ!ハーモニック・ドライブ・システムズ【6324】製造業のロボット投資を追い風に大幅な増収増益

株式会社 ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は、小型産業用ロボットに使用される減速装置や半導体製造装置を製造する企業です。 株式会社グローバルウェイが運営する「キャリコネ企業研究Resaco」による株式投資家向け企業研究です。記事の内容を確認するには会員登録が必要です。会員未登録の方は以下からお願いします。


明日のテンバガーを探せ!ハーモニック・ドライブ・システムズ【6324】

東証スタンダード市場上場の株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)(以下、ハーモニック・システムド・ライブ)は、産業用ロボットに使用する精密減速機や半導体製造装置を製造する企業です。主力製品は小型産業用ロボットに使用される減速装置「ハーモニックドライブ」です。時価総額は4873億5600万円、予想PER(株価収益率)は53.97倍、PBR(株価純資産倍率)は54.88倍(2022年8月30日時点)でした。

ハーモニック・ドライブ・システムズってどんな会社?

ハーモニック・ドライブ・システムズは、1970年に長谷川歯車と米国法人ユーエスエムコーポレーションの合弁により誕生しました。同年、松本工場(現長野県安曇野市豊科)で、波動歯車減速機「ハーモニックドライブ」の製造を開始し、三井物産と代理店契約を締結しました。その後、FA機器(現メカトロニクス製品)の製造・販売の開始や海外市場への進出を経て、2004年にジャスダック証券取引所に上場。現在の主力事業は、ハーモニックドライブを中心とした精密減速機事業とアクチュエータ(エネルギーを物理的な動産に変換する装置)を中心としたメカトロニクス事業です。

現在、同社の製品は、FAロボットや協働ロボット、半導体製造装置などが主な用途ですが、今後は手術支援ロボットなどの医療・ヘルスケアやeVTOL(空飛ぶ車)、航空・宇宙などの成長産業へと市場を広げていく意欲を示しています。

ハーモニック・ドライブ・システムズのセグメント分析

ハーモニック・ドライブ・システムズの主な製品は、精密減速機とメカトロニクス製品です。有価証券報告書では地域別の業績が同社のセグメントとして報告されています。

【日本】売上構成比率:65.29% 372億7350万円

【北米】売上構成比率:11.64%  66億4343万円

【欧州】売上構成比率:23.07% 131億7099万円

 海外比率は34.71%になっています。

ハーモニック・ドライブ・システムズの業績はどうなっている?

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)の2022年3月期の業績は、売上高570億8700万円(前期比54.1%増)、営業利益87億3900万円(同909.3%増)、経常利益91億800万円(同566.4%増)、純利益66億4300万円(同902.9%増)と、対前年比で増収増益となりました。中国を中心に半導体需要を背景とした設備投資が増加し、通期の連結受注高は過去最高の948億2,300万円(同127.5%増)となりました。

2023年3月期の業績予想は、FA(ファクトリーオートメーション)の流れや半導体需要の高まりで企業の設備投資が加速し、産業用ロボット、協働ロボット、半導体製造装置を中心に、需要が継続。また、新製品の手術支援ロボットや車載用製品も高い成長が期待できます。売上高750億円(前年比31.4%増)、営業利益130億円(同48.7%増)、経常利益130億円(同42.7%増)、当期純利益90億円(同35.5%増)の増収増益を見込んでいます。

2022年3月期第1四半期決算発表(2022年8月9日)によると、第3四半期累計期間の売上高は156億9200万円(対前年同四半期増減率31.9%)、営業利益21億2600万円(同19.2%)、経常利益22億9700万円(同34.5%)、当期純利益12億400万円(同7.4%)を達成しています。


ハーモニック・ドライブ・システムズで成長が期待される分野①FAロボット・協働ロボット

近年、製造現場においてロボットの力で生産工程の自動化を図るFA(ファクトリーオートメーション)が注目されています。製造業の労働不足の解消が期待されており、人の代わりに作業をする役割を担うFAロボットや協働ロボットの需要が高まっています。

ハーモニック・ドライブ・システムズがシェアを占める精密減速機は、モーターのパワーを運動エネルギーに変換するというロボットにとって重要な役割を担う部品です。そのため、同社はFAロボットや協働ロボット市場においても重要な位置を占めています。

FAロボット・協働ロボットは、製造現場の効率化や労働不足解消につながるとして、既に多くの企業が導入を進めています。市場がまだ成熟しておらず、成長が期待されている分野なので、今後も同社の主軸事業として活躍が見込めるでしょう。

ハーモニック・ドライブ・システムズで成長が期待される分野② 手術支援ロボット

従来から医療分野とロボットとの親和性が注目されていました。特許庁が2022年4月に公表した、「手術支援ロボット」に関する特許の出願状況の調査は、近年、米国を中心に大幅に出願件数が増加していることを示しています。

2022年3月期のハーモニック・ドライブ・システムズの業績は、先進医療用途(手術ロボット関連)製品の売上高が米国を中心に増加しました。この分野は、同社が近年新たな市場として注力していた分野のひとつでもあります。

今後、医療・ヘルスケアの市場規模の拡大が予想されています。2022年3月期の決算説明資料では、国内外の医療機器メーカーが同社の製品の採用をはじめており「本格的な普及到来」との見方を示しました。手術支援ロボットでのシェア拡大を皮切りに医療・ヘルスケア分野での競争力を高めていけば、新たな市場獲得の足掛かりになるでしょう。

ハーモニック・ドライブ・システムズのTOPICS 国内の生産能力を増強中

2022年3月期の決算説明資料によると、有明工場(長野県)に65億円の設備投資を行い、生産能力の増強を進めています。自動化と省人化による生産性の向上を打ち出し、穂高工場と合わせて、月当たり20万台の生産体制の構築を目標に掲げています。

ハーモニック・ドライブ・システムズは、産業用ロボットや半導体製造装置向けの需要が急速に拡大していることを背景に、生産能力の向上を推し進めています。これを機に納期や生産効率が向上すれば、さらに市場における競争力を高めることができるでしょう。

ハーモニック・ドライブ・システムズ株はいくらで買える?

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)の時価総額は取材した2022年8月30日時点では、4873億5600万円、予想PER(株価収益率)は53.97倍、PBR(株価純資産倍率)は4.88倍です。取材時の株価5060円で計算したところ、50万6000円で購入できます(単元株で単純計算しています)。さらに、2023年3月期の配当予想は29円です。なお、この記事は投資勧誘や特定銘柄を推奨するものではありません。株式投資は自己責任でお願いします。

まとめ

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は、産業用ロボットに使用される精密減速機を製造する企業です。2022年3月期は、企業の設備投資の活発化と半導体需要が追い風になり、前年比で大幅な増収増益となりました。2023年3月期の業績予想は、引き続きFAロボットや協働ロボットの需要継続により、増収増益を見込んでいます。また、新たに医療・ヘルスケアや航空・宇宙の領域へも積極的に投資しており、今後も成長が期待されています。

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