ヤマタネってどんな会社?
東証プライム市場上場の株式会社ヤマタネ(9305)(以下、ヤマタネ)は、1924年創業の廻米問屋「山﨑種二商店」が前身の会社です。
1937年に辰巳倉庫を創立したのを足掛かりに、物流事業、不動産事業など様々な領域に事業を拡大。過去には証券業・商品先物取引業も手掛けていましたが、現在は、倉庫業の準大手として事業展開をしています。会社の出発点となった食品事業の他、物流事業、情報事業、不動産事業を展開し、海外にも拠点を置いているのが強みです。
物流事業と食品事業は、同社が展開する事業の中でも特に売上の大きい事業です。
主力の物流事業では、早くから首都圏と近畿圏に最新の物流センターを設置し、倉庫業を中心とする総合物流サービスを提供しています。
中でも、物流業者が顧客企業の物流改革から物流システム全体の運営を任される3PL(サードパーティー・ロジスティクス)には早くから注力し、現在はこれを強みとしています。
なお、同社は中期経営計画「ヤマタネ2025」プランの中で、コールドチェーン(低温物流)への参入を表明し、冷凍冷蔵保管や冷凍冷蔵配送のノウハウがある株式会社シンヨウ・ロジ(以下、シンヨウ・ロジ)を2022年4月1日付で完全子会社化しています。
創業当時から手掛ける食品事業は、現在も米の卸売が事業の中心となっています。
情報事業と不動情報事業は、売上・営業利益ともに小さく、情報事業では、物流の課題解決のためのコンサルティングやシステム構築、運用サポートの提供、不動産事業では、関東地区のオフィスビルの賃貸・管理を行っています。
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