SEMITECってどんな会社?
東証スタンダード市場上場のSEMITEC株式会社(6626)(以下、SEMITEC)は、1950年に創業者石塚二三夫氏が送配電用避雷器の製造販売を目的に設立した石塚電機製作所に端を発する会社です。1954年に低電圧用バリスタを開発、1960年にサーミスタの製造販売を開始し、現在の主たる事業の礎を築いています。
サーミスタ(Thermistor)は、温度の変化により抵抗値が変化する電子部品で、体温計、クーラー、スマートフォンなど、温度を測定する多くの製品で使われています。SEMITECは、温度センサ、光センサ、サージアブソーバー、パワーサーミスタなど、用途に応じた各種のサーミスタ・センサを製造しています。
SEMITECでは、自社が製造しているサーミスタ・センサをバルクセンサ、薄膜センサ、赤外線センサに分類しています。
1.バルクセンサ
バルクセンサとは、セラミックス製造技術を用いて製造されたセンサで、高精度で量産性に優れた特徴を持つセンサです。エアコンや冷蔵庫などの家電製品や、自動車、情報機器、電子体温計など、幅広い分野で使用されています。
2.薄膜センサ
薄膜センサとは、半導体製造プロセスを用いて製造されているセンサで、SEMITECが業界で初めて量産化したセンサです。バルクセンサよりも小型化が可能で、熱に対する感度が飛躍的に向上しています。複写機やプリンタなどのOA機器や、カテーテルなどの医療機器などに使用されています。
3.赤外線センサ
赤外線センサは、物体から放出されている赤外線を検知するタイプのセンサで、非接触温度検知、ガス検知、炎検知などの分野で使用されています。OA機器や医療などの分野で使用されています。
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