ダイヘンってどんな会社?
東証プライム市場上場の株式会社ダイヘン(6622)(以下、ダイヘン)は、1919年に大阪変圧器として設立されたのが始まりです。1953年に大阪証券取引所に上場後、1961年には東京証券取引所に上場。2022年の市場区分の見直しにより、東証一部から東証プライム市場へ移行しています。
電柱上の変圧器のメーカーとしてスタートした同社は、その後、自動溶接機などの産業用ロボット、半導体製造装置用高周波電源など、生活の基盤となる電力インフラや、ものづくりの発展に貢献してきました。
創業時から手掛ける国内トップシェアの柱上変圧器を含む電力機器事業は、現在も同社の主力事業となっています。
溶接メカトロ事業はそれに次ぐ規模の事業です。
特徴の一つとして、溶接機に加え、ロボットが溶接を行う溶接ロボットの両方を手掛けていることが挙げられます。様々な産業用ロボットを手掛けていますが、中でもアーク溶接ロボットは国内シェア、世界シェアともに1位を誇ります。
半導体事業では、国内トップシェア、世界シェア2位の半導体製造装置向けプラズマ発生用高周波電源装置を手掛け、多くの製品が、世界中の半導体製造工場やFPDパネル製造工場で使用されています。
同社は今後、再生可能エネルギーの有効活用に不可欠となるEMSや、EV普及を後押しするワイヤレス給電システムや急速充電器、工場全体の自動化を実現する総合FA機器の開発など、新たな領域に注力する方向性を打ち出しています。
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