大日光・エンジニアリングってどんな会社?
東証スタンダード市場上場の株式会社大日光・エンジニアリング(6635)(以下、大日光・エンジニアリング)は、1979年に山口電装として設立されたのが始まりです。
当初は事務機器用電子部品実装を中心に事業を展開していましたが、その後、産業機械用機構部品組立・光学機器用精密部品組立に進出。さらに、車載用・医療機器用電子部品実装・組み立てへと製造分野を拡大しました。2007年にJASDAQ市場に上場、2022年4月には東証スタンダード市場へ移行しています。
同社は1994年の香港を皮切りに、中国、タイ、ベトナムなど、海外へも進出。2022年10月には中国での事業拡大に向け、車載用液晶パネルが主力でメタバース関連事業にも参入している電子機器メーカーの無錫栄志電子有限公司を約5億8,000万円で買収すると発表しています。
大日光・エンジニアリングと海外子会社の主要顧客は電子機器メーカーです。車載機器、医療機器、産業機器、オフィス・ビジネス機器、社会生活機器、プリント配線基板への電子部品実装と、実装したプリント配線基板も含めた機構組立の受託加工業を行っています。電子部品実装部門では、小ロットの高付加価値製品は国内、大ロットの量産品は海外子会社が生産するという体制を採っているのが特徴です。国内子会社では人材派遣業や業務請負業、事務機器等販売業、プリント基板製造業、部品加工業を手掛けています。
同社は今後、航空宇宙関連分野への挑戦や自社製品の設計・販売に向けた体制強化など新分野での取り組みを行う方針です。
2022年9月にはJAXAが実施した「革新的衛星技術実証4号機」の公募において、同社が応募した実証テーマが選定されています。
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