ファーストリテイリングってどんな会社?
東証プライム市場上場の株式会社ファーストリテイリング(9983)(以下、ファーストリテイリング)は、1949年創業の「メンズショップ小郡商事」に端を発する、「ユニクロ」「ジーユー」などのブランドを展開する総合アパレル企業です。株式会社ファーストリテイリングおよび連結子会社130社と持分法適用会社3社により構成されています。
LifeWear(究極の普段着)をコンセプトに、「ユニクロ」「ジーユー」の主力ブランドに加え、「セオリー」「プラステ」「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」「J Brand」などのブランドを展開しています。
ファーストリテイリングのビジネスモデルをひと言で言うと、「SPA」です。SPAとはSpeciality store retailer of Private label Apparelの略で、製品の企画・製造・販売までのすべてを自社が一貫して行うビジネスモデルです。SPAは、アメリカの大手アパレル企業のGAPが始めたとされていて、ファーストリテイリングは、我が国にいち早くSPAを導入したさきがけ企業です。
SPAには、サプライチェーンにおける流通コストや中間マージンを下げることができることと、消費者のニーズを素早く製品開発に反映することができるというメリットがあります。また、製品の企画から自社で行うため、例えば素材メーカーと協業し、他社にない画期的な製品を開発・販売することも可能です。実際にファーストリテイリングは、ユニクロのブランドで「ヒートテック」「エアリズム」といったヒット製品を開発・販売しています。
1984年に広島市にユニクロ1号店を出店したのを皮切りに、現在は、国内809、海外1,585のユニクロ店舗、449のジーユー店舗、719のグローバルブランド店舗を運営しています。海外では中国(897店舗)、韓国(122店舗)、台湾(69店舗)フィリピン(65店舗)などで多く出店しています。
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