アサカ理研ってどんな会社?
東証スタンダード市場上場の株式会社アサカ理研(5724)(以下、アサカ理研)は、1969年にアサカ理研工業として設立されたのが始まりです。
酸化第二鉄液の製造やプリント基盤屑、エッチング廃液からの銅粉回収を行い、やがて金の回収技術を開発すると、大阪や九州、台湾にも拠点を拡大しました。
その後、2013年にジャスダック市場に上場、2022年4月には東証スタンダード市場へ移行しています。
アサカ理研の主力は貴金属事業です。
電子部品メーカーや宝飾品メーカー等から、基盤屑や不良品、廃棄品等を集荷し、金、銀、白金、パラジウム等の貴金属を独自の技術で分離・回収しています。
回収した貴金属は主に国内の商社に販売し、材料加工したものを電子材料メーカー等に販売しています。
また、真空成膜用装置の内部部品として使用されるマスクや使用済み治具を精密洗浄して再生し、付着した金属を回収して販売・返却したり、水晶振動子や太陽電池セルを回収し、付着した膜を剥離した後、水晶素板やシリコン基板として再生させて返却しています。
環境事業では、プリント配線基板メーカーから使用済み塩化第二鉄廃液を引き取り、新液として再生し、副産物の銅を回収・販売しています。
システム事業では、製造業に対しシステムインテグレーターとして、メーカーCIM(コンピューター統合生産)・FA化(コンピューター制御による工場の自動化)をサポートしています。
同社は、第4の事業の柱とするべく、いわき工場を拠点にLiB再生事業を創設。
リサイクルではなく「再生」を目指し、リチウムイオンバッテリーをほぼ100%再利用して有効活用することを目標にしています。
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