東京エレクトロンってどんな会社?
東証プライム市場上場の東京エレクトロン株式会社(8035)(以下、東京エレクトロン)は、東京都港区に本社を置く半導体製造装置の大手です。半導体製造過程において「コータ/デベロッパー」や「エッチング装置」等の前行程に強みがあり、半導体製造業としては世界4位(2021年)の売上規模を有しています。
東京エレクトロンは1963年11月東京都港区にて、日商岩井(現双日)に勤めていた久保徳雄氏と小高敏夫氏によって設立されました。
日商岩井時代に商材として取り扱っていた半導体に着目した久保氏と小高氏は、株式会社東京放送(現TBSホールディングス)の出資を受け、拡散炉、リークディテクタ、IC製造機器の納入・販売事業を開始。その後、米サームコ社とのジョイントベンチャーであるテル・サームコの設立や米インテル社の代理店としてマイクロプロセッサの販売を担うなど、米国の半導体関連事業にも参画。
1978年に現在の東京エレクトロンに社名を改め、1980年に東証2部、1984年に東証1部に上場を果たし現在に至ります。
東京エレクトロンは半導体製造装置、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置のリーディングカンパニーです。特に「コータデベロッパー」や「エッチング装置」に強みがあり、半導体製造業としては世界4位(2021年)の売上規模を有しています。また、年間1,000億円以上の研究開発費を投じることで技術力・競争力を維持しています。営業利益率20%を超える高い収益性と自己資本比率70%を超える盤石な財務基盤を有する日本有数の製造業として注目を集めています。
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