オーイズミってどんな会社?
東証プライム市場上場の株式会社オーイズミ(6428)(以下、オーイズミ)は1974年設立の企業です。
町工場からスタートし、大泉製作所という社名で貨幣処理機の製造・販売を行っていた同社は、その技術とノウハウを活用してパチンコホール用にメダル計数機を開発。
その後、パチンコホール向け設備機器やパチスロ機本体の設計・開発も行うようになりました。
オーイズミの主力はパチスロ関連機器やパチスロ機を手掛ける機器事業です。
他にも、不動産事業や電気事業、コンテンツ事業、食品事業、その他の事業(酒造製造・販売等)を手掛けています。
同社は今後の成長ドライバーとしてEC事業を展開し、同事業への投資に注力するとしています。
そのために、2022年3月に健康食品などの製造やEコマース、食品輸入、卸売販売を展開するバブルスターの子会社化を発表。
また、同年8月には化粧品販売事業、EC販売、OEM等を手掛ける武内製薬を子会社化しました。
主力の機器事業については基盤事業と位置づけ、シェアアップに挑戦する方針を打ち出しています。
その一環として、パチンコメーカーの高尾を子会社化することを2022年12月に発表しました。
なお、オーイズミはメダル計数機やパチスロ機を手掛けていることから、カジノ関連銘柄として注目されやすい傾向にあります。
ただ、現在のカジノではメダルを使用せず、TITO(Ticket-in Ticket-out)というキャッシュアウトチケットが主流となっています。
そのため、日本国内にIRが誘致された場合、同社のメダル計数機の需要拡大にはつながらない可能性に注意が必要です。
現状、同社はカジノへの参入は表明していませんが、パチスロ機を手掛けているため、IR誘致が実現した場合には参入を検討するかもしれません。
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