東洋炭素ってどんな会社?
東証プライム市場上場の株式会社東洋炭素(5310)(以下、東洋炭素)は、創業が1941年(昭和16年)、会社設立が1947年(昭和22年)という歴史ある企業です。
同社が扱うのは、炭素の中でも約3,000度の高温処理によって生まれる黒鉛(グラファイト)という素材です。
炭素の中でも整った結晶構造で電気をよく通す性質がある素材のため、さまざまな産業分野の製品素材として採用されていましたが、時代の変化とともにより安定した特性が求められるようになりました。
炭素素材の専業メーカーとして理想の品質を追い求めた結果、1974年に日本で初めて等方性黒鉛の開発に成功。以降、炭素の可能性が大きく広がることになります。
現在では半導体や宇宙国空用途など、最先端テクノロジーの分野でも幅広く採用されており、パイオニアメーカーとして活躍しています。また、炭素には世界からのニーズも多く、アメリカやヨーロッパ、アジアなど16の現地法人を設置するなど、グローバルなビジネスを展開しています。
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