第一三共ってどんな会社?
東証プライム市場上場の第一三共株式会社(4568)(以下、第一三共)は、2005年2月に三共株式会社と第一製薬株式会社が株式移転により完全親会社の共同持ち株会社を設立し、両社がその完全子会社となって経営統合する形で設立された会社です。当社と子会社49社、および関連会社2社の52社で構成され、医薬品等の製造販売を主な事業内容としています。
会社の歴史は長く、創業会社のひとつである三共株式会社は1899年の設立です。設立当初から消化酵素剤「タカヂアスターゼ」「副腎髄質ホルモン剤アドレナリン」「ビタミンB1オリザニン」などの画期的な新薬を開発、世に供給してきました。「タカヂアスターゼ」を筆頭とする胃腸薬が強く、三共の「三共胃腸薬」は、1957年の販売開始当初より我が国を代表する胃腸薬ブランドとして大衆に愛用されてきました。
もう一方の創業会社である第一製薬の歴史も長く、1915年の設立です。設立当初は「駆梅剤アーセミン」「喘息治療薬ボスミン」「細菌性疾患薬テラポール」などの医薬品を開発してきました。戦後は「腰痛パテックス」「育毛剤カロヤン」などのヒット商品を世に送り出しています。
経営統合した後の第一三共も新薬開発に積極的です。これまでに「抗凝固剤リクシアナ」「抗がん剤エンハーツ」「アルツハイマー型認知症治療剤メマリー」「2型糖尿病治療剤テネリア」などの薬を開発しています。
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