【面接対策】博展の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】博展の中途採用面接では何を聞かれるのか

「体験や感動」の場を提供することで企業のマーケティングをサポートする博展。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


博展の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

博展は展示会などのディスプレイを担う制作会社として創業し、2019年に50周年を迎えました。現在は「Experience Marketing」を事業コンセプトに、「体験や感動」を通した企業マーケティングを手助けする多様な事業を展開しています。事業の7割以上を占めているのは、ジャンルも規模もさまざまな展示会やカンファレンス、商談会、セミナーといった、顧客体験を創出するイベント関係。立案から運営までをワンストップで手がけています。また、ウェブサイトやSNSなどのデジタルマーケティングにも力を入れ、感動や経験の拡散・再現、企業のデータ活用、ブランド育成などのサポートもおこなっています。さらに海外で開催されるイベントへの出展をサポートする体制も整えており、実績も多数。50年で培ったノウハウを活かして、クライアントごとに最適なマーケティングを提案しています。

博展コーポレートサイトより

博展は、小さな行動変革から社員の共通認識づくりをおこなっています。「あいさつを大事にする」「社長を囲む会がある、家族のような会社」「上長を肩書で呼ぶのは禁止で、さん付けで呼ぶ」といった口コミからもわかるように、こうした小さな行動の徹底が、円滑なコミュニケーションや社員同士の信頼感アップにつながっていることがわかります。

業務に対しても意欲的な社員が多く、「若手に大型案件が任される」「自分の意見やセンスがどんどん反映されていく」「さまざまな業界と関わるので、広く知識がつく」と、携わるプロジェクトが終了する度に貴重な体験が増えていく感覚が、次なるステップへの活力となっていることがうかがえます。

同社を「クリエイティブな思考ができる集団」と表現する方も見受けられました。明るく若々しく円満な雰囲気の中で、社員一人ひとりが創造性を発揮し、活躍している会社であると言えるでしょう。

選考は何次まで?

博展は中途採用に積極的な姿勢を見せており、2020年5月現在、制作ディレクター、社内SE、人事、経営企画などの職種で中途採用を募集しています。同フィールドでの経験を必須とする職種もあるので、採用情報ページに掲載されている募集要項をよく確認しましょう。

応募は、履歴書と職務経歴書、職種によってはポートフォリオを添付の上、同ページの応募フォームからおこないます。口コミによると、選考フローは「人事面接→SPI受験→複数回の面接→内定」という流れで、面接官は現場担当者やマネジャー、部長、社長だったとのこと。選考期間は1週間~1ヵ月とスピード感があるようです。

また同社では、キャリア登録制度を設けています。希望職種の募集がおこなわれていない場合や、自身がどの職種に適しているか判断できない場合、選考に関する情報を受け取れるので、転職を検討している人は登録をしてみるとよいでしょう。

面接内容の傾向は?

博展の中途採用面接では、「学生時代に頑張ったこと」や「どのような子どもだったか」「一番輝いていたのはいつか」といった質問を受けることが多いようです。今まで何に興味を持ち、どのように過ごしてきたのか、そこから何に価値を置くのかを確認し、候補者の本質を引き出そうとする意図が感じられます。

同社では、新卒・中途に関わらず、以下のような人物を求めていることを明言しています。同社の理念やビジョンに共感でき、挑戦、真摯、チーム、楽しむ、といったことを大切にする価値観を持っている人。かつ、自身で気付き、周囲を巻き込み、やり抜く力のある人です。

求める人物像
博展コーポレートサイトより

同社の面接の位置づけが、この「求める人物像」にあてはまる人材探しであることを念頭に置き、自身のアピールポイントを洗い出しておくことが大切です。

また「この会社で何をしたいか」「なぜ大企業ではなくうちなのか」などの基本的な質問をされることも十分に予想されますので、志望動機をていねいに整理しておきましょう。

博展の面接攻略法(面接対策)

博展の経営理念と中期ビジョンを理解した上で自己分析をする

中途採用面接に臨む前に、博展の経営理念と全社をあげて推し進めている中期ビジョンを理解しておきましょう。

博展 第51期中間報告より

人が集い何かを体験する空間を創出し、感動や経験を提供することを使命とする博展。たとえばプロモーションイベントにおいてはブランドの持つ空気感の演出。商談会では案件化を促進するための戦略立案。展示会ではデータマーケティングと製品体験を用いたアピールというように、その場を最良のマーケティング機会とするために、あらゆる技術と最大限の創造性をつぎ込む必要があります。

ビジョンを実現するには、「Experience Marketing」のパイオニアとして社員全員がこれを共有してプロジェクトを遂行する集団となること。さらに、変化の激しい現代に対応する「Ever-changing」な姿勢も鍵を握ると考えています。

この数年間にわたり堅調に売り上げを推移させてきた同社ですが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で人の集まる催しは中止が相次ぎ、事業にも影響が出ていることを報告しています。しかし、ショールームや店舗内装などの分野や、IT関連部門への影響は比較的軽微に止まっています。さらに、このような状況下でプロモーション機会を模索する企業のニーズに応え、各種プラットフォームの提供やコンテンツの企画・制作、ウェビナーのサポートなどの開始を発表。社内には動画配信のためのスタジオも設置し、6月から稼働させることを決めました。

ビジネスにも多大な影響が出る中で、スピード感を持って「Ever-changing」を行動に移す姿勢には、正に同社の精神が反映されています。こうした動向にも注視した上で、ビジネスパーソンとして共感することや、同じ意識をもって業務にあたった経験などを自己PRに繋げてみるとよいでしょう。

「なぜ博展か」をはっきりさせるためには他社研究が必要

採用面接を受けるにあたり、「なぜ博展か」をしっかり説明できるようにしておきましょう。面接官が「なぜ当社か」を問うのは、単に志望動機を知るためだけではなく、同社をどれくらい理解しているかを確認するためでもあります。「顧客体験を創出する」という同社の事業の特性や社風を考え、志望動機を掘り下げられるとよいでしょう。

そのためには、競合他社についての研究も有効です。各社の特徴や強みを知ることで、博展らしさに対する理解も深まることでしょう。具体的には、以下のような企業について研究してみることをおすすめします。

  • 株式会社乃村工藝社
  • 株式会社丹青社
  • 株式会社スペース
  • 株式会社船場

博展の採用面接で実際に聞かれた質問内容

企業研究や他社研究を通じ、博展の取り組みや求める人物像がわかってきたのではないでしょうか。「明るく円満な雰囲気の中で、若いうちから大プロジェクトに携わり、一人ひとりが創造性を発揮する」社風を意識して、会社にフィットする人物であると判断してもらうためのアピールの方法を考えてみましょう。

面接では、候補者の経歴や人柄を総合的に見るため、さまざまな質問をされることが予想されます。自身の性格や信念、得意なことやビジネスでの実績など、さまざまな項目をあらかじめ棚卸しし、具体的なエピソードとともに話せるよう準備しておくとよいでしょう。以下、面接経験者が実際に聞かれた質問です。これらを参考にシミュレーションをしてみましょう。

[20代後半・女性/企画営業] 【結果:入社】

質問

これまでの仕事でどのように周りの人間と関わってきたか?

回答

前職でも社内で関わる人間が多かったこと、その際にどのようにコミュニ…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/企画営業] 【結果:一次面接で不採用】

質問

なぜこの会社を選んだのか

回答

作られた物を売るのではなく、クライアントのニーズに応えて…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・女性/制作ディレクター] 【結果:入社】

質問

どういう子供だったか

回答

部活動をやっていたとか、普通に応えました。…(口コミの続きとアドバイスを見る

博展の採用面接に向けて

博展の採用面接に向けて、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「明るく円満な雰囲気の中で、若いうちから大プロジェクトに携わり、一人ひとりが創造性を発揮する」社風と同社の求める人物像を理解し、アピールできる点を整理する。

  • 博展の経営理念と中期ビジョンを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

  • 競合他社について研究し、「なぜ博展か」に対する答えを明確にしておく。


これらのポイントを意識して対策をすすめ、当日は最大限の自己アピールができるよう、自信を持って臨みましょう。

この記事の執筆者