三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用面接前に知っておくべきこと
■社風への理解
「大切なものを、あなたと。」をスローガンに資産形成・運用商品を提供している、三菱UFJモルガン・スタンレー証券。大切なお客様の資産を守り増やしていくためには、お客様との信頼関係が重要。長期にわたって信頼関係を築く力が必要です。また、お客様のニーズをくみ取り、形にしていくのも社員の重要な責務。お客様に「この人なら」と期待してもらえるような、「人が基本」の証券ビジネスを展開することが経営理念となっています。
実際に営業として働く人からは「商品自体は会社によってそこまで差がないため、自分という商品をいかにお客様に売り込めるかが重要」との声が挙がっています。富裕層を対象とした商品のため、他の仕事ではなかなか得られない貴重な出会いを経験することも多々あるよう。
大きな金額を扱うため、ほんの小さな入力ミスが大きな損失を招くこともあり、注意力・綿密さも重要です。
信頼できる証券会社であるために、まずは人間力を磨く。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
■選考は何次まで?
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用情報はHPに掲載されることもありますが、中途の場合、実際はHPよりもエージェント経由で情報を得た人が多い様子。面接の回数は2~3回、選考期間は1~3カ月です。
口コミによると「銀行からの転職が多く、上のポストは転職者が多い」というのも特徴的です。年齢も20代後半から40代後半までの幅広い層で中途採用になっており、30代後半以降では初年度から1000万円以上の給料で採用となるのも珍しくありません。
顧客の多くが富裕層のため、清楚な第一印象も重要。スーツのしわ、頭髪の乱れ、靴の泥やかかとのすり減りまで入念にチェックを。どんなに社会的地位の高い人と接しても恥ずかしくない服装で行きましょう。お客様と直接かかわる仕事では、正しい敬語も必須です。当日は言葉遣いにも注意して挑みましょう。
面接当日は、面接前にセミナーがあったり、面接後に懇親会があったりと丸一日拘束されることもあるようです。時間の確保にも注意しましょう。
■面接内容の傾向は?
まずは、「直接金融と間接金融の違い」「皇居の敷地の価値」「融資で重視すること」など金融に対する知識を問われます。最低限日経平均や為替のトレンドはチェックしておきましょう。さらに自分の業務を遂行する上で歓迎される資格がある場合は、面接までに資格取得にまではいたらないとしても、参考書に一通り目を通しておくと役立つかもしれません。
口コミでは、採用された人が「長所短所、趣味や学生時代打ち込んだことなど、一般的な質問内容だった」と振り返っているのに対し、不採用になった人が「会社のビルの階段数を聞かれた」「卒業した大学の学長の名前を聞かれた」など、答えにくい質問が印象に残っているという傾向がうかがえます。「ストレス耐性を見られている」と感じた人も。
対策としては、まず自己分析を徹底すること、そして困った質問に遭遇したときにうろたえないことです。自信がなさそうに答えると、面接官は「本音ではないのではないか」と感じてしまい、よけい突っ込まれてしまう原因となります。困っても堂々と受け答えできる精神力が重要でしょう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の面接攻略法(面接対策)
■三菱UFJモルガン・スタンレー証券の経営戦略を理解した上で自己分析をする
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。主だった戦略には以下のようなものがあります。
デジタル技術を活用し、構造改革の柱を横断的に推進
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の経営戦略は今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの経営戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
まず、三菱UFJフィナンシャル・グループ全体の中期経営計画によると、構造改革の推進により、新たに2500憶円の営業純益獲得を目指している最中。セグメントに関わらず、全てに共通するのは「デジタライゼーション」。時代の変化に対応する新規商品の開発、デジタルを活用した業務効率化が構造改革の最も重要なポイントとして掲げられています。デジタル技術を活用した顧客の利便性向上、事務作業の削減、新規ビジネス創出といった分野での経験は評価される可能性も高いため、経験があればエピソードとしてまとめておくとよいでしょう。
次に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の中期ビジョンとしては「世界に選ばれる」がキーワードとなっています。特に「アジアを代表する」金融機関となることが挙げられていますので、アジアマーケットに対する知識や、アジア関係の実務経験があれば積極的にアピールしましょう。
■「なぜ三菱UFJモルガン・スタンレー証券に転職したいのか」の明確化には他社研究を
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ三菱UFJモルガン・スタンレー証券か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、三菱UFJモルガン・スタンレー証券という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- 野村證券株式会社
- 大和証券株式会社
- SMBC日興証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「人との信頼関係を重視する『人が基本』の証券会社」という社風を意識して、会社が「世界に選ばれる」証券会社として成長することに貢献できる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
IT化や、世界進出には、業種や国籍を超えた多くの人と関わるコミュニケーション力が重要となってきます。社員が共有すべき価値観としては、「信頼」以外に「チームワーク」「挑戦」などが掲げられています。自己PRの際は今までの経験をわかりやすくまとめるとともに、「信頼」「チームワーク」「挑戦」というキーワードを織り込むことで、評価につながりやすくなりそうです。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
20代後半女性/リサーチ【結果:入社】
20代後半女性/アナリスト【結果:2次面接で不採用】
20代後半男性/代理店営業【結果:2次面接で不採用】
20代前半男性/法人営業【結果:入社】
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用面接に向けて
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の6つです。
- 人との信頼関係を重視する「人が基本」の証券会社という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
- 清楚な服装を心がけ、身だしなみチェックは入念に。
- 株価等の経済ニュースチェックは必須。歓迎される資格があれば、取得できればベストだが、時間がない場合参考書だけでも目を通しておく。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜ三菱UFJモルガン・スタンレー証券か」に対する答えを明確にしておく。
- 自己PRには「信頼」「チームワーク」「挑戦」といったキーワードを盛り込む。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券をはじめ、外資系または高年収確定のハイクラス求人の転職をより確実に成功させたい方はグローバルウェイ・エージェントがお手伝いします(登録フォームに飛びます)。費用は一切かかりません。よろしければぜひご相談ください。
グローバルウェイ エージェントについてお知りになりたい方はこちらのサイトをご覧ください。こちらからでも登録できます。
「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。
慶応義塾大学卒業後、大手ITメディア、出版社ライターを経て、旅行会社に勤務。新規事業企画に携わる。