【面接対策】富士フイルムの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】富士フイルムの中途採用面接では何を聞かれるのか

カメラを始めとする写真関連、印刷機器、医療機器などの製造・販売をおこなう富士フイルム。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


富士フイルムの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

1934年、国産の写真フィルム製造を目標に「富士写真フイルム」として設立された同社。現在では2006年の持株会社制への移行により、富士フイルムホールディングスの傘下となり、新たなスタートをしています。


取り扱う事業はカメラ、レンズ、フィルムなどの映像関連以外に、印刷・医療・セキュリティ機器、化粧品などの製造・販売と多岐に渡ります。デジタルカメラの台頭により、かつての「フジカラー」ブランドが失われつつある中、現在でも「年配の方にはしっかりとした企業との印象を持たれる」と、これまで培ってきた技術による信頼度は高いようです。


そのような歴史のある会社のためか、社員の口コミを見ていくと、「体育会系気質が残る昔ながらの企業」「保身重視の上司が多いため新しい意見も通りにくく、社内改善がされない」といった声が聞かれます。業態の変化にともなうリストラが長期間おこなわれたことにより、社員モチベーションの低下を懸念していた時期もあるようです。


しかし、「新規事業の幅広さゆえ、成長が期待できる」「業務量は多いが、大きな仕事を任せてもらえる」との、仕事面でやりがいを感じている意見もあり、部署内で協力しあいながら業務を遂行できるなど、働きやすい環境にはあるようです。住宅融資、育児休暇など、大企業ならではの福利厚生の充実を評価する声も聞かれます。


同社は「一緒に働きたい人物像」として、「成長、思考、熱量、勇気を持っている人」をあげています。ここから読み取れるのは、「自分で考え、学び、周りとも調和しながら仕事ができる」「強い思いと勇気を持って仕事に取り組める」といった人材を求めているといえます。採用面接では、そのような企業風土にマッチする人材かどうかを見極められます。

わたしたちは、先進・独自の技術をもって、
最高品質の商品やサービスを提供する事により、
社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、
人々の生活の質のさらなる向上に寄与します。

選考は何次まで?

同社の採用プロセスは、コーポレートサイトのキャリア採用情報によると、書類選考後に2〜3回の面接(途中に適性検査、能力検査あり)を経て、内々定となります。


選考期間はおおむね1週間〜1ヶ月程度となっており、面接官は部長、管理部門、現場社員がおこないます。これらは、応募時期や職種によって変更があるようです。


現在の募集職種は、「ソフトウエア開発」「医療機器開発」「海外マーケティング企画」「企業法務」「経理業務」「デザイナー」など多岐に渡り、それぞれ必要資格、勤務地などが異なりますので、詳細はコーポレートサイトを参照の上、確認してください。同時に、事業領域や社員インタビュー、人材育成に関する情報なども掲載されているので、あらかじめ目を通して「どのような職場なのか」など、雰囲気をつかんでおくのもよいでしょう。

面接内容の傾向は?

一般的な質問で進みますが、回答に対して深く掘り下げられるという口コミが見られますので、志望動機、自己PR、退職理由、入社後のビジョンなど、ひとつひとつをしっかりと準備・整理して、面接に臨むことが必要となってきます。雰囲気としては和やかな中でおこなわれたとの意見が多いので、明確な受け答えができるよう、自己分析に基づいた上で、自分の意見をはっきりと伝えられるようにしましょう。


「突拍子のない質問をされた」「褒められすぎて逆に緊張してしまった」との口コミも。こういった質問では、対応力やコミュニケーション能力の有無、さらに人柄を見極められていますので、慌てることなく、これまでの経験などを自信を持って答えられるよう、アピールポイントを多く用意しておくのがよいでしょう。

富士フイルムの面接攻略法(面接対策)

富士フイルムの「VISION2019」を理解した上で自己分析をする

富士フイルムの面接を受ける際に重要となるのは、同社の「VISION2019」と呼ばれる中期経営計画をしっかりと理解することです。どのような戦略であるかを読み解き、分析しておきましょう。


取り組みとしては、下図のように構成されており、中でも営業利益の高いヘルスケア部門と高機能材料部門の2つを強化・拡大していく方針です。

富士フイルムホールディングス株式会社 企業情報 中期経営計画サイトより

世間からは、同社の主力部門と思われているイメージング部門(カメラやチェキなど)ですが、売上高で見ていくと全体の15%ほどとなっています。これらに関して同社は、優位性のある独自製品の強みを生かし、安定した収益を求めていくとしています。


次に、もっとも成長の見込めるヘルスケア部門では、X線や内視鏡、超音波診断などにおけるメディカルシステムの事業拡大、さらに再生医療や「バイオCDMO」と呼ばれるバイオ医薬品の開発・生産受託に重点を置き、増収・増益の確保を見込んでいます。


そして高機能材料部門では、液晶ディスプレイ用の高機能フィルムや、半導体製造で使用される電子材料の拡販を図り、既存事業での優位性を維持した上で、市場が現在求めている製品を開発・販売し、売上を拡大するとしています。


以上から見えてくるのは、現在までの映像分野にとどまることなく、そこで培われた先進・独自の技術を駆使し新しい事業を開拓、社会の発展に貢献していくという経営計画です。これは企業理念でもある「人々の生活の質のさらなる向上」にも繋がります。これらをしっかりと理解し、自己アピールができるよう、面接前にしっかりと対策していきましょう。

「なぜ富士フイルムか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

同社の面接でよく聞かれる質問には、「なぜ富士フイルムを選んだのか」というものがあります。それにより面接官は「入社後のビジョンを持っているか?」「今までの経歴が当社にどのような利益をもたらすか」という回答を求めています。併せて、「当社について本当に理解しているのか」を見極められるでしょう。


業界および職種理解の枠のみにとらわれることなく、富士フイルムという企業の理念、風土、中期経営計画である「VISION2019」をしっかりと理解し、その上で比較対象になりやすい他企業を知り、研究していくことも必要です。一例として以下の企業をピックアップしますので、研究の参考にしてみてください。


  • キヤノン株式会社
  • オリンパス株式会社
  • 京セラ株式会社
  • 株式会社リコー

富士フイルムの採用面接で実際に聞かれた質問内容

富士フイルムが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。面接の場では、富士フイルムの企業理念である「先進・独自技術により社会発展に貢献、生活の向上寄与」を意識し、「考えと学びにより成長を続けられる」「強い意志と勇気を持ち合わせている」といった人材であると印象づけられるよう、複数のエピソードを準備しておくとよいでしょう。


面接を受けた方が実際に聞かれた質問をご紹介していきます。これらを把握した上で、このような問いにはどう答えるのが最適か?など、シミュレーションしてみてください。

30代後半・女性/法務【結果:2次面接で不採用】

質問

入社したらどんな仕事がしたいのか

回答

自分の専門スキルと、前職の職務経験を活かして貢献させて頂きたいと…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半・男性/カスタマーサポート【結果:内定を辞退】

質問

人との対応・接する際に大事な事はなんですか?

回答

相手の立場に立つ・表情や声のトーンにも気遣いをすることが…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半・男性/その他【結果:最終面接で不採用】

質問

趣味をやめてほしいと言われたらどうしますか?

回答

辞めてほしい原因が納得できたら辞めますと答えました。どれだけ会社の…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半・男性/代理店営業【結果:1次面接で不採用】

質問

前職でもっとも力を入れたこと

回答

社内ワーキンググループの設立により、組織力工場を図ったエピソードを…(口コミの続きとアドバイスを見る

富士フイルムの採用面接に向けて

富士フイルムの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下となります。


  • 「先進・独自技術により社会発展への貢献、人々の生活の向上寄与」という社風を意識して、これにマッチした人材ということをアピールする。
  • 富士フイルムの中期経営計画「VISION2019」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
  • 競合他社についても研究し、「なぜ富士フイルムか」に対する答えを明確にしておく。


以上3項目についてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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