【面接対策】ダイハツ工業の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ダイハツ工業の中途採用面接では何を聞かれるのか

軽自動車を主力とする自動車メーカーであるダイハツ工業。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策をすすめましょう。


ダイハツ工業の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

創業110年以上の歴史を持つ自動車メーカー、ダイハツ工業(以下、ダイハツ)。国内の軽自動車販売シェアランキングでは2006年から13年連続で1位を獲得するなど、「軽自動車のダイハツ」という確固たる地位を築いています。海外でもインドネシア・マレーシアを中心に事業を展開。同時に、トヨタ自動車(以下、トヨタ)グループへのOEM供給を通じて、同グループのグローバル展開に貢献しています。

同社は、2016年にトヨタの完全子会社となりました。口コミを見ると、トヨタの子会社としての環境に言及する声が散見されます。「トヨタグループの中でプレゼンスを発揮しようと、会社一丸となって取り組んでいる印象」「安定している」というポジティブなものから、「自社のアイデンティティは失われている」「トヨタの顔色をうかがいながらの仕事になるので斬新なことはできない」というネガティブなものまで、その内容は様々です。

そのほか、「自動車業界の競争激化に伴い、振り返って反省している暇もないほど、次の車の開発・設計業務に追われる」「QCD全てにおいて現場にしわ寄せが来ている」というように、短納期化とそれに伴うシビアな現場状況をうかがわせる口コミも。一方で、そうした大変な状況だからこそ、「短期開発で多くの車種を世の中に送り出しており、自分の仕事がすぐに見える形になるのはとても魅力的」といったやりがいにも繋がっているようです。また、大阪が発祥の地であり、現在も大阪に本社を置くダイハツならではの「大阪独特の人と人との距離感が近い企業文化も魅力的」といった声も聞かれます。


トヨタグループの一員としての顔を持ちながらも、「軽自動車」という独自の製品開発に定評のあるダイハツ。同社の面接を受けるにあたっては、こうした環境を理解した上で、軽自動車やコンパクトカーを追求するモチベーションが大切になってきます。「なぜ普通車や大型車ではなく、小型車を主力とするダイハツなのか」という点をクリアにできるよう自己分析を進める必要があるでしょう。

選考は何次まで?

基本的な流れは、エントリー→書類選考→SPI→一次面接→二次面接です。口コミには、集団面接だったというコメントもあります。応募から内定までの所要期間は1.5〜2ヶ月となっているため、スケジュール調整が必要でしょう。

ダイハツでは現在、技術系職種、生産技術系職種、事務系職種の各カテゴリーで数多くの中途採用をおこなっていますので、同社の経験者採用情報サイトで情報を確認しておきましょう。

面接内容の傾向は?

オーソドックスな質問が多い印象ですが、中でも「なぜダイハツなのか?」という質問をされたという口コミが目立ちます。面接経験者からは、「なぜダイハツなのか?を重要視していると思いますので、説得力のある回答の事前準備が必要だと思います」というアドバイスの声もあがっていますので、この質問に対する対策は不可欠です。自己分析を通じて、「自分はどんな仕事をしたいのか」「その仕事を通じて、社会にどう貢献したいのか」という点を掘り下げ、「それがダイハツで可能なのか」をじっくり考える必要があるでしょう。

また、「技術系の方は専門技術が問われる」との口コミもあります。面接経験者が「自分が何を行ってきたかを分かりやすく相手に伝える必要があり、プレゼンの練習は必要だと思われます」とアドバイスしているように、これまで培ってきたスキルや専門性が問われることはもちろん、それを相手にしっかり伝えることを意識した準備が必要でしょう。

そのほか、自動車メーカーならでは質問として、「弊社の車に乗ってみて、感じたことは?」と聞かれた人も。実際に目や手に触れることのできる製品を扱っているため、ユーザー視点での気づきも大切になってきます。日頃からそうした視点で、同社製品に対するアンテナを高く張ってみてください。

ダイハツ工業の面接攻略法(面接対策)

ダイハツ工業の「D-Challenge 2025」を理解した上で自己分析をする

ダイハツの面接を受ける前に、同社の経営戦略を理解しておきましょう。

ダイハツでは、2017年から2025年を対象とした中長期経営シナリオ「D-Challenge 2025」を策定しています。戦略の大枠は、「モノづくり」「コトづくり」を主軸に事業を推進し、ダイハツブランドの進化を目指すというものです。

コーポレートサイトより

具体的に見ていきましょう。まず、「モノづくり」で注目されるのは、同社のクルマづくりのコンセプトである「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」です。このコンセプトを具現化するために、軽自動車を起点としたセグメント戦略で、ユーザーに寄り添った「ダイハツならでは」の製品を提供していきます。

コーポレートサイトより

「コトづくり」では、CSR活動等を通じて今まで以上にユーザーや地域との接点を増やしつつ、ダイハツグループが一体となった取り組みを始めるとしています。そして、こうした「モノづくり」と「コトづくり」の取り組みを循環させながら、ダイハツブランドの進化を実現したい考えです。

そのために必要となってくるのが、社会との繋がりを築きながら、クルマづくりを通じて社会に貢献していける人材の育成だと言えます。つまり、ダイハツが創業から培ってきた「ユーザーオリエンテッドの姿勢」を踏襲しつつ、ブランドを守るだけではなく、進化させるために行動できる人材が求められているのです。

「なぜダイハツ工業か」をはっきりさせるためには他社研究が必要

ダイハツでは、「なぜダイハツなのか」ということが必ずと言っていいほど質問されます。同社は、自動車メーカーの中でも軽自動車などの小型車に特化しており、普通車や大型車を手掛けたい人にとっては、それを実現できないことになります。そのため、この質問をすることで「入社後に何をやりたいのか」「これまでのキャリアをどう活かすつもりなのか」ということや、志望者の熱意を確認してミスマッチを防ぐのです。当然、競合他社との比較が必要になってきますので、以下のような企業は事前に研究をしておく必要があるでしょう。

  • スズキ株式会社
  • 本田技研工業株式会社
  • 日産自動車株式会社
  • 三菱自動車工業株式会社

ダイハツ工業の採用面接で実際に聞かれた質問内容

ダイハツが目指している方向性や、求める人材像が分かってきたのではないでしょうか。

ダイハツの場合、「トヨタグループの一員としての顔を持ちつつ、軽自動車で独自の地位を築いている」という強みを意識し、その中で、自分にどんな貢献ができるのか、そして、それを通じてどう社会に貢献していくのかを伝えられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[30代前半・男性/研究開発] 【結果:一次面接で不採用】

質問

なぜダイハツを選んだのか

回答

これからの自動車は小型化が主流となる事を想定して…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/研究開発] 【結果:入社】

質問

なぜ、このタイミングでの転職なのか?

回答

そもそも、関西に戻って自動車の仕事がしたかったのと、…(口コミの続きとアドバイスを見る

[40代前半・男性/研究開発] 【結果:入社】

質問

弊社の車に乗ってみて、感じたことは?

回答

自動車の運転免許を持っていないので、助手席に乗った時の感想を話した…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・女性/システムエンジニア] 【結果:二次面接で不採用】

質問

転勤が多くても大丈夫ですか?

回答

できれば、3年は続けて同じ場所で仕事ができればと思う。…(口コミの続きとアドバイスを見る

ダイハツ工業の採用面接に向けて

ダイハツの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「トヨタグループの一員としての顔を持ちつつも、軽自動車で独立した地位を持つ」という強みを意識し、その中で自分にどんな貢献ができるのかをアピールする。

  • 中期経営シナリオ「D-Challenge 2025」を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへと繋げる。

  • 競合他社についての理解を深め、「なぜダイハツなのか」に対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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