【面接対策】ファイザーの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】ファイザーの中途採用面接では何を聞かれるのか

アメリカに本社を置くメガファーマであるファイザー。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


ファイザーの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

ファイザー日本法人は1953年に設立され、65年以上にわたり日本市場で存在感を示してきました。それゆえに本社をアメリカに置くグローバル企業でありながら、内資系企業のような雰囲気も持ち合わせています。


同社は『Breakthroughs that change patients' live 患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす 』を企業目的としています。人々の健康に大きく関わるため、法令順守をとても大切にしており、社員にもその方針は浸透しています。会社が個人を管理、統制していくのではなく、個人が各々の分野で主体的に考えて動くことで、会社に貢献していくことを目指している同社。中途採用も多く、年齢層は比較的高いようです。


アメリカ本社の経営戦略に日本法人も大きく影響を受けることもあります。組織体制、それに伴う部署名の変更や職務内容の変更等が頻繁にあるため、柔軟に対応することが求められます。異動は公募制でおこなわれるため、新しいキャリアに挑戦できる環境は整っています。


またMR(医薬情報担当者)の場合、本社勤務の機会もあります。本社勤務ではアメリカ本社社員との業務上の関わりも多いため、英語力が求められます。キャリアアップに英語力は欠かせません。英語スキルを活かしたいと考えている方には魅力的な職場環境と言えるでしょう。

選考は何次まで?

書類選考後、1次面接、2次面接が行われ、最終面接という流れが多いようです。最終面接では外国人との英語面接が行われることもあります。英語での面接準備を整えておきましょう。部署によっては、プレゼンテーションを求められることもあるようです。同じ部門の採用面接を受けた方から情報を得られるとよいでしょう。

選考期間は、概ね1か月から2か月です。MRの大量採用等では一日で面接を複数回受けることもあり、選考期間は部署により異なります。

面接回数は比較的多めですが、内定の決定権を持っているのは、Hiring Managerとその直属上司ということが多いようです。面接の中でキーマンとなる方を見抜き、的確な回答ができるとよいでしょう。

面接内容の傾向は?

複数回行われる面接はそれぞれ独立しているので、前回された質問と同じ質問をされることもあります。自分の回答に揺らぎがないように整合性のある回答をするよう心がけましょう。

また、職務経歴書に書いた内容について深く聞かれることもあるようです。それぞれのプロジェクトについて完結にまとめ、説明できるようにしておくとよいでしょう。そのプロジェクトを通して得た経験やスキルを、いかに同社で活かせるか、どう貢献していけるかを、説明の中に織り交ぜることも大切です。そして、面接官からの深堀りされた質問にも適確に答えられるようにしておきましょう。

面接の雰囲気は和やかであったという印象を持つ方が多いようです。本社勤務の場合、最終面接は外国人との英語面接の場合が多いので、英語面接の準備もきちんと行うことがとても大切です。

2019年秋、同社では50歳以上のMRを対象に200人規模の早期退職者を募りました。営業部門には厳しい状況となっていますが、現在、オンコロジー事業部長、薬事部門、品質管理部門等幅広い職種で多くの募集があります。これまでの自分のスキルを活かせる職種があるかどうか、同社に関心のある方は常に中途採用募集サイトを確認しておくようにしましょう。

ファイザーの面接攻略法(面接対策)

ファイザーの中長期戦略を理解した上で自己分析をする

2020年3月、ファイザー日本法人は2019年度業績発表を行いました。それによると、既存の主要製品が好調で新薬の上市もあり、10月の消費税増税に伴う薬価改定の影響を受けながらも対前年同期比1.1%の増収となりました。アメリカ本社が2020年1月に発表した2019年第4四半期の決算では、売上高は対前年同期比9.2%減ですから、日本法人は善戦していると言えるでしょう。

2020年3月現在、新薬申請中が2製品、治験第Ⅲ相が15製品以上に及び、豊富なパイプラインを持ち新薬の開発、上市に積極的に取り組んでいます。医薬品開発は、人々の健康に大きく関わり非常に意義深いものですが、その反面莫大な開発費がかかります。そのために、各製薬会社はM&Aにより事業基盤を安定させ、パイプラインを豊富にし事業を拡大しています。同社も同様です。革新的な製品を患者に届けるため、同社はグローバルで新薬の研究開発に力を入れています。アメリカ国内だけではなく、イギリス、中国、そして日本に研究開発または臨床開発拠点を持ち、各研究所間のネットワークも効率化し、同社が持つ資源を最大限に有効活用しています。

ファイザーの主な研究開発または臨床開発拠点
コーポレートサイトより

2019年度の業績発表において、製品以外にトピックとして挙げられたのは社員の働き方改革です。ダイバーシティ&インクルージョン をさらに推進し、すべての社員が相互に尊敬し合い最善の働き方ができるように時間に縛られない働き方も取り入れています。また、社内喫煙率ゼロを目指した取り組みもあり、製薬会社として社員の健康にも目を向けた新しい活動もおこなっています。


中途採用においても、営利だけではなく人々の健康に大きく関わっているという社会的意義に誇りを持ち、新しい価値観のもと多様性を理解したうえで、それらを推進できる人物が求められています。薬を通じて人々の健康に、そして人間の未来に貢献していく。そうした気概を持って同社に貢献していく意志をアピールできるとよいでしょう。


「なぜファイザーか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

同社の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜファイザーか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「これまでどのような経験をしてきたか」「その経験が入社後にどう活かせるか」といった視点はもちろんですが、「本当に当社のことを理解しているのか」という点も併せて見ています。

同社についてしっかり理解するためには、業界・職種研究に加え、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。

  • 武田薬品工業株式会社
  • ノバルティスファーマ株式会社
  • ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

ファイザーの採用面接で実際に聞かれた質問内容

ファイザーが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。このように、同社の採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして、面接の場では、同社の『Working together for a healthier world より健康な世界の実現のために』という企業理念に共感し、経営戦略を理解し同社に貢献していける人材であると印象付けられるようにさまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。


以下では、面接経験者が面接の場で実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考え適確にこたえられるように面接対策をしておきましょう。


[20代後半・男性/MR] 【結果:内定を辞退】

質問

今までのキャリアや強み。

回答

以前の会社での、実績や成果を具体的に説明…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/MR] 【結果:最終面接で不採用】

質問

MRがやってはいけないことは?

回答

いろいろと考えた結果、瞬間的な危機回避能力を見ていると思い、無難な…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代後半・男性/ファイナンス] 【結果:一次面接で不採用】

質問

本社と日本支社の意見が食い違った時、どうするか

回答

意見の違いを見出し、解決策を探る。本社の意向が、何故そのように…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・女性/研究開発] 【結果:入社】

質問

研究発表についてお話ください

回答

30分から1時間にわたりプレゼンテーションを行いました。…(口コミの続きとアドバイスを見る

ファイザーの採用面接に向けて

ファイザーの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 『Breakthroughs that change patients' live 患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだす 』を企業目的とし、会社に管理されるのではなく個人が主体的に動き会社に貢献していくという社風を理解し、それに合致した人材であることをアピールする。

  • 世界的企業であるファイザーの一員として経営方針を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。

  • 競合他社についての理解を深め、「なぜファイザーなのか」に対する答えを明確にしておく。


これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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