【面接対策】東芝デジタルソリューションズの中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】東芝デジタルソリューションズの中途採用面接では何を聞かれるのか

製造・物流・金融などの業界に向けた、IoTソリューションを提供している東芝デジタルソリューションズへの転職。中途採用の面接では、これまでの仕事の実績や仕事への姿勢を評価されるのはもちろんのこと、社風になじめそうか、即戦力となりうるかなども含めて総合的な判断で採否が決まります。しっかりと対策して面接に臨みましょう。


東芝デジタルソリューションズの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

デジタル技術を用いてビジネスや社会を変革する東芝デジタルソリューションズ(以下同社)。近年では音声認識、応答記録、分析AIによる業務最適化となど、AIを活用したイノベーションの受注が増えているようです。クライアントの業種が多岐にわたることから、各業界でのシステム開発に関わった経験のある人材を中途で募集しています。


実際に働く人からは、「日本を代表するような大手企業のシステムに関われる」「開発プロセスが確立されており綿密な仕事ができる」といったことがやりがいに挙げられています。「元請けなので上流工程に関われる」というのも、キャリアにプラスだと感じている人も多い様子。

逆に、開発側の場合は「自分でプログラムを書くことがあまりなく、外注管理が主な業務」という点に物足りなさを感じたり、大企業ならではの動きの重さに「10年遅れている」と感じる人も。出世は営業以外は「年功序列」と感じる人が多いようです。


いわゆる日本的大企業の中で、大きなプロジェクトに貢献していく。こうした社風に即座になじみ力を発揮できる人材かどうかが、採否判断の重要なポイントの一つとなります。

選考は何次まで?

書類審査が行われ、通過するとWEB上での適性検査と性格診断、そして面接数回が行われます。選考期間は2週間程度という人から3カ月以上かかった人もいます。口コミによると、書類を通過した後は面接が毎週のように行われて結果も即日だったとのこと。頻繁に出向くことになることを想定し、スケジュールを調整しておきましょう。選考会場が3カ所あるため、間違えないように注意も必要です。


職種を問わず、過去から現在にわたるIT技術の発展や、変化について、未来予想についてなど、様々な視点で会話することが必要になりそうです。昔の技術についても、忘れかけている用語などを復習し、自分の仕事とIT技術の変化の関わりについて話を膨らませることができるよう、準備しておきましょう。


面接の雰囲気については「和やか」という口コミがほとんど。ただし面接官の人数が多かったという人が大半で、数にひるまないことが大事です。力まず自然体で挑むようにしましょう。

面接内容の傾向は?

プログラマーに応募した人が「文章は書けますか」と聞かれることがあります。オンラインでやりとりすることが増えているため、文章によるコミュニケーション能力が高い人を求めている様子。


SE希望の場合は、技術面のPR材料を整理しておくのはもちろんですが、それ以外にメールやチャットのやりとりによって交渉や問題解決を行った経験を、エピソードとしてまとめておくとよいでしょう。


営業では「転勤や海外転勤は大丈夫か」「体力はあるか」といったことを聞かれます。こういった質問では「大丈夫」であることを示す具体例を添えて面接官を安心させることが大事です。転勤の質問に対しては海外経験や海外への興味を示すエピソード、体力に関してはスポーツや体力仕事の経験をまとめて話せるようにしておき、それらのエピソードを添えて「大丈夫です」と答えましょう。


職種を問わず、「あなたを動物にたとえると」など、新卒で聞かれそうな質問もよく出てきます。「協調性」「環境適応能力」「リーダーシップ」などアピールしたい自分の特性を絞り、その特徴をもつ動物を挙げることで自己PRにつなげることができます。

東芝デジタルソリューションズの面接攻略法(面接対策)

東芝デジタルソリューションズのビジョンを理解した上で自己分析をする

同社の面接対策のためには、ビジョンを理解しておくことも不可欠です。ビジョンの要点をまとめると以下のようになります。

出典:東芝デジタルソリューションズ コーポレートサイトより

安心・安全はもちろん、より豊かな社会の実現を目指しさらなる価値を届けていきます。

同社のビジョンを理解することで、今後どのような人材が採用になるのかを予測することができます。しっかりと読んで自分の今までの経験からこのビジョンに合致するものを探し、自己PRに活用しましょう。


このビジョンを一言にまとめると、「やさしく、あたたかなデジタルで社会を豊かにする」こと。そのために解決すべき社会の課題として、「サイバー攻撃」「高齢者の増加」「地球温暖化」「労働力不足と物流の増加」「国内インフラの老朽化」などが挙げられています。これらの課題に向け取り組んだ経験があればぜひ積極的にアピールしましょう。


また、そのために必要な行動としては「未来の当たり前を想像する」が一番に挙げられています。社長メッセージによると、未来のデジタル技術はただ安心安全を届けるだけでなく、「人に想いを寄せられるもの」になるとのこと。10年後20年後はどのような技術が生まれ、人の生活はどのように変わっているのか、「人に想いを寄せられるデジタル技術」とはどのようなものか、自分なりに想像して言葉で説明できるようにしておくと役に立ちそうです。

「なぜ東芝デジタルソリューションズに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに

同社の面接の際には「なぜ同社に応募したのか」を必ず聞かれるでしょう。面接官は「本人のやりたいことと実際の仕事内容が一致しているか」「応募者の経歴が会社にどのように役立ちそうか」といった視点で回答を評価していますが、それだけではありません。

それ以上に、「会社の仕事内容をどれだけ理解して応募しているのか」を見ているのです。


同じ業界の中でもなぜ東芝なのか、同じ職種でも東芝で働きたい理由は何なのかをしっかりと面接官に伝え、納得させる。そのためには競合他社を研究し、「東芝ならではの仕事の魅力」を見つけておくことが重要です。同じ電機メーカーのIoT部門と比較してみましょう。

例えば以下のような企業について調べてみてください。


  • 株式会社日立ソリューションズ
  • ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
  • パナソニック アドバンストテクノロジー株式会社

東芝デジタルソリューションズの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、同社の採用面接を受ける前には、ビジョンを読み込んで自己アピールで強調すべき点を見出し、他社研究を踏まえて「なぜ東芝なのか」に対する明確な答えを持っておくことが重要です。


面接が始まったら、「いわゆる日本的大企業の中で、大きなプロジェクトに貢献していく」という社風に合いそうな印象を与えるよう注意し、「常日頃から10年後のあたり前を想像」しており、「やさしくあたたかなデジタル社会を創るために邁進できる」人であることを示すようなエピソードを交えながら自己PRするとよいでしょう。


「会社に関する本を読んで企業に対する理解を深めた」という口コミがあったので調べたところ、『IoTシステムとセキュリティ』という本が2019年に科学情報出版社から刊行されています。機会があれば一読しておくと役に立つかもしれません。


面接経験者が実際にどのような質問をされたのか、いくつか事例をご紹介します。自分ならどう答えるか、考えながら読んでみてください。

20代後半男性/システムエンジニア【結果:入社】

質問

文章は書けますか?

回答

書けると答えた。エンジニア職はプログラムが書けることより、…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半男性/プロジェクトリーダー【結果:最終面接を辞退】

質問

あなたにとって社会に貢献できるSEとは?

回答

昨今、情報化社会の進歩が著しく、ITは絶対不可欠なものになって…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代前半女性/営業【結果:入社】

質問

自分を動物にたとえると?

回答

ウサギとカメレオンを足して2で割ったような感じ。ウサギは…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半男性/システムエンジニア【結果:最終面接を辞退】

質問

なぜこの業界を志望したのか

回答

この質問は予想していましたが、過去のIT技術から最新の…(口コミの続きとアドバイスを見る

東芝デジタルソリューションズの採用面接に向けて

東芝デジタルソリューションズの面接準備のための、重要な情報をご紹介してきました。面接を受ける前に、以下の4点について、しっかりと準備しておきましょう。


  • 「いわゆる日本的大企業の中で、大きなプロジェクトに貢献していく」という社風を理解し、これに合致するという印象を与える。
  • 同社のビジョンを理解し、ビジョンに貢献できると示すようなエピソードをいくつか準備してまとめておく。
  • 過去から現在にわたるIT技術の変遷について、用語などを復習しておく。
  • 「なぜ東芝なのか」という質問に対し、説得力のある答えができるよう、競合他社を研究しておく。


このような点についてしっかりと準備した上で、当日は原稿を読んでいるような棒読みにならないよう、自分の言葉で伝えるように心がけてください。

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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。

この記事の執筆者

慶応義塾大学卒業後、大手ITメディア、出版社ライターを経て、旅行会社に勤務。新規事業企画に携わる。