2021年06月21日
オフィスビルなどの運営管理事業を行う三井不動産ビルマネジメント。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
三井不動産グループにおけるオフィスビル運営管理事業の担い手として1982年に設立された三井不動産ビルマネジメント。全国において大規模オフィスビルの常駐型運営管理事業を行っており、三井不動産グループ以外にも多くサービスを提供しています。
そんな三井不動産ビルマネジメントは、アットホームな社風という声が多く見受けられました。家族も含めた社員同士のイベントや交流も多く、「こじんまりとしているが仲の良い雰囲気」と感じている社員が多いようです。加えて上司であっても肩書で呼ばないというルールがあるので、そういったところからも和やかな雰囲気がうかがえます。
業務においては、親会社からおりてくる仕事が多いため、ガツガツ営業する感じではなく、決められた仕事を淡々とこなすことが多いようです。したがって自発的なことはやりづらいといった口コミもあります。新しいことにチャレンジしようという意欲的な人には物足りなさを感じるかもしれません。
三井不動産ビルマネジメントは、オフィスビルの管理を行うなかで、そこで働く一人ひとりの活躍に思いを馳せ、豊かで潤いのある暮らしと調和できる「働き方」を提供し、オフィス・ビル・街の価値を高める取り組みを進めていきます。こういった社風にマッチする人材であるかが採用面接では見極められるでしょう。
三井不動産ビルマネジメントの選考プロセスは、書類選考、Web適性検査、説明選考会、面接（2回）という流れです。説明会と選考会を同時に開催しており、平日の19時開始や土日の実施もあるようです。遠方の方にはスカイプでの選考も行っています。面接官は人事部と現場社員、役員が担当することが多いようです。場合によっては面接官が3〜5人入ることもあるようです。内定までの所要期間は、2週間から1ヵ月程度です。
三井不動産ビルマネジメントでは、総合職、業務職の募集を行っています。コーポレートサイトには、社員インタビューや業務内容の詳細、研修などのサポート体制などが細かく掲載されてますので、面接前までにしっかり熟読しておくと良いでしょう。
面接は終始和やかな雰囲気で、基本的な質問が多いようです。特に「あなたの長所は？」「自己紹介してください」など自身の内面的なことは必ずといってよいほど聞かれ、そこから鋭く一つ一つ深く掘り下げて聞かれるようです。それが圧迫のように感じたという面接経験者もいますので、前もって深堀されることを想定し、落ち着いて対応できるように準備しておきましょう。また「あなたの長所を3つあげてください」といった質問もありますので、自己分析を細かくしっかり行うことも大切です。
その他「なぜディベロッパーなどの開発ではなく、運営業務なのか」といった質問をされることもあるようです。開発に比べると地味な印象を受けることが多い運営業務。縁の下の力持ち、陰で支える人の大切さなど、どういった点に魅力を感じるか自分の言葉で明確に答えられるように準備しておくと良いでしょう。
三井不動産ビルマネジメントの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
三井不動産ビルマネジメントの面接を受ける上では、ブランドビジョンのバックグラウンドを理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下となります。
「オフィスもモノからコトへの変化が求められる時代」
→「ビル経営」営業・管理・運営・工事・事務・会計+「ソリューションサービス」サードプレイス・業務アウトソーシングなど変化していくお客さまのニーズに応え続けることはもちろん、環境の変化を先んじて捉え、新たな価値を主体的に生み出していくビルマネジメントへ。私たちが提供する価値も、安全性・快適性だけでなく、創造性をも内包した先進的なオフィス機能やビジネスソリューション、そして新しいビジネスライフの実現に寄与するものへと変革していきます。
ブランドビジョンのバックグラウンドは、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。
ビルの運営管理では、オーナーやテナントとの信頼関係の構築がとても重要となります。そしてビルの資産価値を向上させるためには、建物の歴史や周辺環境の変化を踏まえ先々を見通した提案力が必要となります。前職の経験などから社会を多角的に捉える力、誠実な対応で取り組んできたことなどをエピソードとして紹介できると良いでしょう。
またビルの運営管理は、「建てたら終わり」の建設会社などとは異なり、建設されてから長期的な視点で建物に関わる業務となります。施設や設備の維持・管理、修繕対応、経年変化の対策等、将来性を考えながら最適な環境を維持、向上していくことがポイントとなります。これまでの経験のなかで、一つの事柄において根気強く対応しつつ、現状やいままでのことに縛られない柔軟な発想で、長年対応してきたこと、成し遂げられたことなどをエピソードとして紹介すると良いでしょう。
長期的な事柄におていも、物事を多角的に捉え、柔軟な対応と誠実さで、最適な環境を維持・向上していける人材であることをアピールしましょう。
三井不動産ビルマネジメントの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ三井不動産ビルマネジメントか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」といった側面も見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、三井不動産ビルマネジメントという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●株式会社ザイマックス
●三幸エステート株式会社
●株式会社NTTファシリティーズ
●野村不動産パートナーズ株式会社
このように、三井不動産ビルマネジメントの面接を受ける前には、ブランドビジョンのバックグラウンドに基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「オフィスビルの管理を行うなかで、そこで働く一人ひとりの活躍に思いを馳せ、豊かで潤いのある暮らしと調和できる「働き方」を提供し、オフィス・ビル・街の価値を高める取り組みを進める」という社風を意識して、「長期的な事柄においても、物事を多角的に捉え、柔軟な対応と誠実さで、最適な環境を維持・向上していける人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問内容をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
三井不動産ビルマネジメントの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「オフィスビルの管理を行うなかで、そこで働く一人ひとりの活躍に思いを馳せ、豊かで潤いのある暮らしと調和できる「働き方」を提供し、オフィス・ビル・街の価値を高める取り組みを進める」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●ブランドビジョンのバックグラウンドを理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜ三井不動産ビルマネジメントか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
この記事の執筆者