【面接対策】エムティーアイの中途採用面接では何を聞かれるのか

エムティーアイは、分からないことは自ら聞き、率先してアクションを起こせる「自主性」が求められる環境のようです。

休日にはフットサルやゴルフ、スノーボード、ワインなどのサークル活動を楽しむ社員が多く、意欲次第で他部門の社員と横断的に交流を図れるようです。社長をはじめ役員が参加しているサークルもあり、「参加すると顔と名前を覚えてもらえて出世しやすい」といった口コミも。また、比較的若い社員が多いためか、飲み会も多いようです。

同社は「実力主義」を大々的に掲げているようですが、評価は良くも悪くも目立つ成果を出さないと昇格できず、よほどのことがない限りは降格にならないシステムのよう。

残業時間は部署にもよりますが、SEやプログラマのような職種については比較的多いですが、残業代は全額出るそうです。休日出勤はトラブルが発生しない限り無く、有給を取得しやすい、柔軟な働き方が可能であることから、給与の金額は妥当であると感じている社員が多く見受けられます。

ただし、賞与は例年、給与1か月超分という金額であることが多いようで、満足していない社員も散見されます。

人事異動や組織変更の頻度の多さに不満や問題意識を持っている社員が多く見受けられ、これを理由に退職した社員もいるようです。なお、勤続10年以上の場合、退職時に退職金が出るとの情報も。

同社は、風通しが良く穏健な職場環境で、時代の進化に合わせて革新的な発想で便利なシステムを生み出すことに努めています。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められるでしょう。

選考プロセスは、書類選考後、通過者はテストセンターにてWEBテスト（SPI試験）を受検し、2～3回程度の面接があるようです。

面接官は、1次面接が希望職種の社員複数名及び人事部社員1名、2次面接が希望職種の部長、最終面接では役員が担当することが多いようです。
募集職種は「スマホアプリ開発」「サイバーセキュリティ」「ios開発」などのエンジニア系や「財務経理」「企業法務」「人事」などの管理系、その他営業、企画系などに分かれています。その時々で募集職種は異なるため事前に会社ホームページの採用情報をしっかり確認しておきましょう。

面接時には、同社を志望する理由や転職を志す理由のほか、「〇〇はできるか？」「〇〇とは？」といったITに関する知見や技術力を確認する問い、業務遂行時の目標達成に向けたプロセスや大切にしていることを問う質問が多いようです。

前職において、成果だけでなくチーム内での自身のポジションやどのようなプロセスでチームメンバーと関わってきたかについて、よく聞かれているようですので、面接時には具体例とともに説明できるように準備しておきましょう。

また、1次面接前のWEBテストでは適性（性格）検査が行われ、希望職種の適性にかなっているかどうか確認されるようですのでこちらの対策も必要と言えるでしょう。同社は「前に進む力が強い人」を求める人材として挙げていることから、各設問に回答する際にはこれを意識して行うと企業風土に合致した人材として評価されるでしょう。

エムティーアイの面接を受ける上では、経営戦略を理解しておくことが不可欠です。同戦略における重要施策として、「ヘルスケアサービス事業の拡大」を掲げています。これは、高齢化社会や健康志向などの社会背景を踏まえると、同社の持続的な成長の実現のためには必要不可欠な施策といえます。同社が考えるこの戦略をしっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの考え方に合致する人材であることをアピールしましょう。

出典：エムティーアイのサイトより

同社は、近年のデバイスの進化やニーズの多様化に鑑み、特にマーケティング力の強化を図っているようです。

面接時には、前職で社会のトレンドやニーズを捉えながら商品・サービス化し、得られた成果や、自身の業務プロセスにおいて「情報収集・調査・分析」などの消費者ニーズを意識して従事した経験などがあれば具体例を挙げながら伝えましょう。「遂行力」「マーケティング力」の高さを伝えることができれば、同社への強いアピールになります。

また、同社は今後の成長に向けて「ヘルスケアや医療のサービスを展開していくこと」を重点施策として掲げていることから、もし入社した場合、「どのようなサービスを開発してどれほどの成果を得たいか」「どのように会社に貢献していきたいか」などのプランを具体的に伝えられるように準備しましょう。

エムティーアイの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜエムティーアイか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

同社は、「世の中を一歩先へ」をビジョンとしていることから、「ITサービスによって社会や未来をどのように変えたいのか」を自身の知見や特技などのアピールを交えながら説明できるようあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

業界理解や職種理解の枠を超えて、エムティーアイという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

●株式会社メディエイド
●グリー株式会社
●株式会社ジークレスト

このように、エムティーアイの採用面接を受ける前には、経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「風通しが良く穏健な職場環境で、時代の進化に合わせて革新的な発想で便利なシステムを生み出す」という社風を意識して、「遂行力・マーケティング力に優れた人材」であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

エムティーアイの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●「風通しが良く穏健な職場環境で、時代の進化に合わせて革新的な発想で便利なシステムを生み出す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●エムティーアイの経営戦略を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜエムティーアイか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。