2022年12月07日
日本設計は、「霞ヶ関ビルディング」や「虎ノ門ヒルズ森タワー」などを手掛けた組織設計事務所です。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策しましょう。
1967年に設立され、社員数1,000名(2022年4月時点)、売上高176億円(2021年9月実績)を誇る日本設計。建築、都市デザイン、環境計画などを通じて豊かな未来を作り上げることに貢献している会社です。
実際に働いている人たちの口コミによると、「温和」「年功序列」「男女ともに育児休暇を取得して復帰していた」「男女平等」「インターナショナルなスタッフも多い」「自由」「風通しが良い」といったキーワードが挙がっています。歴史のある会社ならではともいえる年功序列などの特徴は残りつつ、若手から意見が求められ活躍できる風通しの良い社風といえるでしょう。
また、平均勤続年数13.8年、平均有給休暇取得日数10.9日、役員及び管理的地位にある者に占める女性の割合6.2%(194名中12名)※いずれも2020年度 などのデータも多数公開されています。これらを参考に、社風に加え働き方や働く環境が自身の希望にマッチするかどうか、事前に確認してから選考に臨みましょう。
日本設計の中途採用選考は、書類審査と面接で構成されています。詳細な面接回数は公開されていませんが、複数回あると考え準備をしておくと安心です。募集要項は領域や職種ごとに細かく分かれており、2022年12月時点では「建築設計・および関連領域」「都市計画・再開発計画」「プロジェクトデザイン」など全部で13の業務が募集されています。対象業務によって異なりますが、書類選考は「履歴書」「職務経歴書」「個人業務実績/作品・論文など」をもとに行われるようです。選考期間は2週間から約1か月と考えておきましょう。
日本設計の中途採用面接では、「これまでの経験がどのように活かせるか」「学生時代の研究内容について」など質問内容は一般的なものが多いようです。行動指針をはじめ公式ホームページや求人媒体で「真のプロフェッショナル集団」という表現が多用されている通り、一級建築士や建築設備士、技術士などの資格保有者が多数在籍しています。保有資格やそれを活かしてどのような経験を積んできたのかを、きちんとアピールする必要があるでしょう。
また、日本を代表するような大規模開発に携わるチャンスもありますが、5年や10年といった長期スパンのプロジェクトになることも。そういった大規模開発に、「これまでの経験を活かして携わりたいという気持ちをアピールして入社に至った」という口コミもありました。
データからみるとまだ女性管理職の比率は低いものの、公式ホームページの先輩社員紹介には多数の女性社員も掲載されており、口コミからも各部署で活躍している様子がうかがえます。このような男女平等で自由な社風で、大規模案件をチームで成功に導ける人材かどうか見極められることになるでしょう。
日本設計の面接を受ける前に、企業理念を理解しておきましょう。
企業理念に掲げられている「think++」は、カタチにないものを描く=「think」に「未来価値」と「共創」をプラス(+)した意味が込められています。thinkをベースに未来価値をクライアントや社会と共創する。この「think++」の精神で行動できる人材を求めているといえます。また、「真のプロフェッショナル集団」として、周りを巻き込みチャレンジするという行動指針も理解し、そういった自身の経験は積極的にアピールすると良いでしょう。
出典:日本設計公式サイト
面接でよく聞かれる質問の一つに、「なぜ日本設計なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、応募者が「これまでの経験やスキルを同社で活かせるのか」を確認するとともに、「同社の特徴や他社との違いを理解しているかどうか」を確認しようとしているのです。
この質問に対して説得力ある回答をするためには、業界や競合他社に関する理解は不可欠。以下に大手設計会社を3社挙げますので、ぜひ参考にして業界の理解を深めてください。そのうえで、「なぜ日本設計を志望するのか」明確な理由を整理しておきましょう。
日本設計が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
日本設計の場合同社の中途採用面接を受ける際には、「若手から活躍できる風通しの良い社風」であることを意識して、「周りを巻き込む力やチャレンジ精神のある人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
つづけて、面接経験者が実際に聞かれた質問と回答をご紹介します。もし同じような質問をされたらどのように答えるのか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。
日本設計の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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