【20年2月期】サーバーワークス、クラウド事業が絶好調 コロナ禍でも株価急騰

【20年2月期】サーバーワークス、クラウド事業が絶好調 コロナ禍でも株価急騰

国内トップクラスのAWS(Amazon Web Services)導入実績企業で2019年3月にマザーズ上場を果たしたサーバーワークス。ここ数年は売上が急増し2020年2月期も増収増益。2021年2月期はコロナ禍の影響を受けるものの増収予想で株価は急上昇しています。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):売上高が急成長

サーバーワークスの2020年2月期決算は、売上高は前期比52.1%増の68億1100万円、営業利益は同24.4%増の4億1800万円で増収増益でした。

主力サービスが大きく伸びて売上が大幅に増加しましたが、これに伴い仕入高も増加したため、売上原価は前期比58.2%増の57億2500万円に増加し、粗利率は同3.3pt減の15.9%に悪化。また、積極採用による人件費の増加などで、販管費も前期比27.5%増の6億6800万円に増加しています。

これらのコスト増加により、営業利益率は同1.4pt減の6.1%に減少しました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比6.7%減の3億3300万円でした。減少要因は、主に、2019年2月期に計上された関係会社株式の売却による2億700万円の特別利益が無くなったことによるものです。今期は投資有価証券売却益3800万円のみが特別利益として計上されています。

2021年2月期の業績は、売上高が80億300万円(前期比17.5%増)、営業利益が4億1700万円(今期とほぼ同じ)、当期純利益3億600万円(同7.9%減)と予想されています。

なお、この業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大の収束まで相当期間を要すると判断し、保守的な観点から、今年度第3四半期(2020年11月末)まで感染拡大の影響が継続すると仮定して策定したものであり、実際の収束時期によっては変動する可能性があるとのことです。 

セグメント分析:主な収益源はリセールによるストック売上

お読み頂きありがとうございます。続きで読めるコンテンツは

この記事の執筆者

自動車・IT系が得意。分かりやすい記事を発信できるよう努めます。

wiget_w300
wiget_w300
wiget_w300