2021年06月21日
人材×ITのチカラでエンジニアや医療向けサービスを展開する、レバレジーズへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策をしましょう。
オンラインメディア、人材、システムエンジニアなど幅広い領域をカバーし、海外進出にも意欲的なレバレジーズ。同社が運営する看護師専用の転職サイト「看護のお仕事」やグループ会社「レバテック」を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。2005年の設立以来、黒字経営を続けており、2019年には年商451億円を突破、社員数1000名を超える企業へと成長しています。
コーポレートサイト「企業情報」より
レバレジーズの最大の特長は、「手を挙げれば、やりたい仕事をやらせてもらえる」という企業風土です。常に30以上のプロジェクトが動いているため、職種が多く、さまざまなスキルを吸収できる土壌があります。一人ひとりのモチベーションも高く、プライドを持って自分の仕事に向き合っているという声が多く聞かれました。また、「2か月でリーダーに昇格できた」といった話もあり、管理職への登用が早いことも特長のひとつです。さらに、事業開発に必要なスペシャリストがすべて社内にそろっているため、スピード感のある事業展開が可能となっており、このような環境のもとで、それぞれが高い成長意識と責任をもって仕事ができているようです。
同社では横のつながりも大切にしており、同じ仕事をおこなう他拠点とのコミュニケーションも活発です。一緒に旅行し、親睦も深めているという話もありました。お客さまのため、会社のためになることはどんどんやっていこうという社風のもと、いろいろなものを受容し、自分からも発信できる様子がうかがえます。働くことを前向きに捉え、働くことが好きで、仕事を通して成長していきたいと思う。そして、つねに学び、自分の限界に挑戦しながら、社会への貢献範囲を広げていく。こうした社風にマッチした人材かどうかが、合否の判断材料となるでしょう。
Webからのエントリー→Webテスト→面接→採用が基本的な選考フローとなっているようです。テストは、職種によってGABが使用されたという経験談があることから事前に対策しておいた方がよいでしょう。一次の面接官は実務の担当者複数名、二次はマネージャーがおこなっているようです。一次面接の翌日には社長面接があり内定に至ったケースもあり、採用にもスピード感があるようです。
2020年4月現在、応募者の安全を考慮し、一定期間の選考制限を設けています。採用サイトをこまめにチェックし、柔軟に動けるようにしておきましょう。
同社では、マーケティング、デザイナー、開発のカテゴリに分け、多様な人材を募集しています。20代でリーダー職に就けるケースが多い同社では、オウンドメディアのPMやデザインマネージャー候補、エンジニア(リーダー候補)といったリーダー職の募集が多い傾向となっています。オフィス環境については、コーポレートサイトのmeLev(ミレバ)を一読しておくとよいでしょう。
和やかな雰囲気の面接だったという経験者の声が多く寄せられています。一方で、「なぜ、なぜ」と深掘りされたという経験談や「スキルだけでなく思考のスピードも見られていた」という口コミも寄せられています。軸がぶれないように、こう質問されたら、こう答えると事前に準備しておく必要があるでしょう。
また、「結婚したら仕事とどうかかわっていきたいか?」といったライフステージに絡めた質問もあったようです。長期的な視点で回答を準備しておくとよいでしょう。
コーポレートサイトの募集職種には、求める人物像が詳細に記述されています。内容を熟読し、定量的に示せる材料を整理し、応募動機を理路整然と説明できるように準備しておきましょう。
面接を受ける際には、同社の企業理念を理解しておく必要があります。
コーポレートサイト「ビジョンと軸」より
創業以来一貫し、「関係者全員の幸福の追求」を掲げるレバレジーズ。この理念の下にすべての事業は進められています。理念を理解するには、コミック形式にまとめられた、代表岩槻知秀氏の創業までのストーリーを読んでおくことをお勧めします(コーポレートサイト「採用情報」参照)。
レバレジーズは年間100億円まで投資ができる規模に成長し、世の中を変革していきたいとしています。これは若い世代を中心に実現させて考えで、その理由として岩槻氏は次のように述べています。
「世界で名立たる数々の企業、そこに共通するのは20代で果敢に挑戦した若い人たちがいたということ。そういった無名の若者たちの中にはビジネスの世界のトップリーダーになった者もいます。『自分でやってやる』という意識を持って、未来に向けて先頭きって走ってくれる人と一緒に働きたい」
こうした同社の企業理念と展望を理解した上で、自己分析をおこない、どのように活躍できるのか、どんなことにチャレンジしたいのかを、具体的にアピールできるようにしておきましょう。
面接では「なぜ当社なのか」といった志望動機を問われるケースがよくあります。この質問を通して面接官が知りたいのは、さまざまな志望動機はもちろんですが、「当社を本当に理解しているのか」という観点からも尋ねています。そのためには納得感のある志望動機を伝える必要があります。
納得感のある理由を伝えるには、同社に関するさまざまな情報を収集・分析することはもちろんですが、業界を俯瞰するうえでも他社研究が重要です。他社研究を通して、レバレジーズという企業の立ち位置が明確になるので、同社への理解度が増すでしょう。人材ビジネスに関連した、次のような企業を調べてみるとよいでしょう。
●株式会社ビズリーチ
●株式会社エス・エム・エス
●株式会社ジェイエイシーリクルートメント
ここまでの企業研究を通して、同社の今後の展望や求められている人物像が明確になってきたのではないでしょうか。
このようにレバレジーズの採用面接を受けるに際しては、企業理念や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「つねに学び、自分の限界に挑戦しながら、社会への貢献範囲を広げていく」人材であると強く印象に残るよう、さまざまなエピソードを用意しておきましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分が受けた質問だと仮定し、即座に的確な回答ができるよう、イメージトレーニングをしておきましょう。
レバレジーズの採用面接を受けるにあたって、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次に示した3つです。
●「つねに学び、自分の限界に挑戦しながら、社会への貢献範囲を広げていく」という社風にフィットする人材であることをアピールする。
●レバレジーズの成長戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜレバレジーズなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて入念に準備し、面接当日は面接官の目を見て明るい表情で対応するように心がけましょう。
この記事の執筆者