ビズリーチの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
2007年に設立された同社の主力事業といえば、転職サイト「ビズリーチ」。従来の「掲載課金型」とは異なり、採用が決定した時点で企業側が料金を支払う「求職者課金型」を日本で初めて導入しました。業界内ではまだ若い企業ですが、転職サイトのトレンドを作り上げたといっても過言ではありません。
その後も20代専用の転職サイト「キャリトレ」や人財プラットフォーム「HRMOS」などのサービスを提供しています。「スキルアップは自分でする」という言葉が受け継がれており、社員同士による勉強会などが活発に開かれているようです。しかし、資格取得や学びに関する支援・制度がないことに、わずかながら不満の声もあがっています。
また、「異動が多く、評価制度の意味がない」「社内恋愛は禁止」「上司との関係性が昇級に影響する」など、実力主義の厳しい労働環境もうかがえます。一方で、社員旅行・体育祭・文化祭など多くのイベントがあることから、社員交流の機会を増やし、仲間同士の結束を深めることに力を入れているようです。
「Work Hard, Play SUPER Hard」をモットーとする同社の「何事にも全力で取り組み、全力で楽しむ環境を仲間と共に築く」という社風に共感し、長く勤めていける人材が求められています。このビズリーリの社風に馴染めるか馴染めないかは転職希望者とって大きなポイントです。
■選考は何次まで?
2020年7月現在、中途採用では以下の職種にて募集をおこなっています。
●コンサルタント(法人・エージェント・経営基盤構築)
●カスタマーサービス
●ソリューション営業
●マーケティング
●事業企画
●マネージャー(プロダクト・エンジニアリング)
●財務経理
●エンジニア(ソフトウェア・インフラ)
●UX・UIデザイナー
非常に多くの職種で募集をおこなっているため、その他の職種についてはコーポレートサイトでご確認ください。選考フローについては掲載されていませんが、口コミによると面接は4回ほどおこなわれ、一次からかなり深く掘り下げた質問をされるようです。そのため、一回の面接に要する時間は約1時間。内定までも2ヶ月以上はかかる見込みですので、気を引き締めて臨みましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、志望動機やキャリアビジョンなど、一般的な質問が中心に出されるようです。なかでもしっかりと対策しておきたいのが、「弊社のサービスをどう思うか」などの、同社を利用したことがないと答えにくい質問です。面接に臨む前に、実際に登録してみるなど、サービスについて理解しておきましょう。
また、なかには「最近面白いと思ったプロダクトは?」と聞かれた人もいるため、日頃からさまざまな企業の商品や広告について興味を持ち、学んでおくとよいでしょう。入社後には同社をより良くしていくために、どのような貢献ができるかを明確にしておくことが大切です。
同社の最大の目的は、多くの人に自分にマッチした企業へ転職してもらうことです。「さまざまなことに興味を持ち、自ら学び、人と企業を結ぶために尽力できる人材」が求められているといえるでしょう。
ビズリーチの面接攻略法(面接対策)
■ビズリーチのミッション・バリューを理解した上で自己分析をする
面接に臨む前に、同社のミッション・バリューを理解しておきましょう。
コロナ禍によってさらに加速度を増す働き方の多様化。新しい職場に足を踏み入れることに抵抗を感じたり、転職先に対応できるか迷ったりしている人たちに、「自分の可能性」を信じて挑み続けてほしい。働き方改革やリモートワークなど、さまざまなことが変わっても生き生きと働ける社会をつくっていくことを目指したいとしています。
また、お客様に「利用してよかった」と言ってもらえるような価値のある仕事をして、一人ひとりが主体性を持って発言・行動し、社員が一丸となって事業をつくりあげていく。これらのことを常に意識し、業界をリードし続けることを目標としています。
面接にあたっては、ミッション・バリューを理解し、自身が会社にどんな貢献をしていけるか具体的に伝えられるよう、準備をすすめてください。
■「なぜビズリーチに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
面接では、高い確率で「なぜビズリーチなのか」という質問が出されています。面接官はこの質問を通して「社風やミッション・バリューを理解・共感しているか」「経歴やスキルは当社で活かせるか」などを見極めています。
明確に回答するためには、競合についても知っておくことが大切です。他社の経営スタイルや社風を理解することで、同社への理解がより深まるはずです。以下に、競合となりうる企業をあげましたので、他社研究の参考にしてください。
- 株式会社リクルートホールディングス
- パーソルキャリア株式会社
- 株式会社マイナビ
- 株式会社パソナ
ビズリーチの採用面接で実際に聞かれた質問内容
他社研究や企業研究を通じて、同社が求める人材像のイメージが掴めてきたのではないでしょうか。面接を受けるにあたり、「何事にも全力で取り組み、全力で楽しむ環境を仲間と共に築く」社風を理解し、ミッション・バリューを実行できる人材であることを印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておきましょう。
ここからは「キャリコネ」に寄せられた口コミから面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどう回答するか、シミュレーションを重ねながら面接対策をおこないましょう。
[30代後半・男性/プログラマ] 【結果:一次面接で不採用】
[30代前半・女性/編集] 【結果:一次面接で不採用】
[20代前半・男性/法人営業] 【結果:三次面接で不採用】
[30代前半・男性/企画営業] 【結果:三次面接を辞退】
ビズリーチの採用面接に向けて
ビズリーチの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「何事にも全力で取り組み、全力で楽しむ環境を仲間と共に築く」社風を理解し、「さまざまなことに興味を持ち、自ら学び、人と企業を結ぶために尽力できる人材」であることをアピールする。
- ミッション・バリューを理解して、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜビズリーチなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらのポイントを踏まえて整理し、面接当日は入社への熱意をしっかりアピールするとともに、誠実な受け答えを心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。