2023年01月25日

【面接対策】芝浦機械の中途採用面接では何を聞かれるのか

長きにわたり、世界における工作機械業界の一翼を担っている芝浦機械。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


芝浦機械の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

芝浦機械は、「芝浦工作機械」として1938年に創業しました。現在は国内の13拠点の他、東アジア・東南アジア・欧米にも多数の拠点を構え世界中に展開しています。創業当初から世界を見据えていた同社では、グローバルな視点を持てるかどうかが非常に重要です。

お客様を通じて日本を、そして世界を支えていくこと。
それが80年経ったいまでも変わらずに続いている
「芝浦」のモノづくり精神なのです。

製造・販売を行う製品は、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機など多岐にわたります。また長年のノウハウを生かし、昨今はIoTに尽力している点も注目です。

そんな同社の口コミには、「個人裁量が大きく、自分で考えたことを実現できる」と挙がっています。言われたことをトップダウンでこなすだけでなく、自分の実力を存分に発揮できるようです。また、「納期内に効率よく行動できれば残業も休日出勤もない」とある通り、勤務時間や日数も細かく決まっておらず、個々の裁量に左右されるでしょう。

「世界中の産業に貢献するため、積極的に実力を発揮する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では2023年1月現在、「技術」「営業」「法務」「製造現場」の4つの職種を募集しています。応募条件や選考フローについては公式サイトに明記されていません。同社採用ページに記載されている電話番号かメールアドレスへ問い合わせると、詳細を知ることができます。

過去の口コミを見ると、「海外営業」の選考フローは「書類選考→一次面接+適性検査→最終面接」だったとあります。また、「購買・資材」は「一次面接(人事)→二次面接(部課長)→最終面接(常務)」の順で実施されていました。面接回数は職種によってばらつきがあるようです。

また、選考経験者の多くは1ヶ月以内に最終面接まで到達しています。全体的に選考はスピーディーに進むので、油断せずに準備してください。

面接内容の傾向は?

口コミによると、面接の雰囲気は「終始フレンドリーだった」という人もいれば、「体育会系を求めているようだった」という人もいます。支店や部署によって雰囲気は異なるでしょう。硬い空気の面接も想定し、受け答えを練習しておくことをおすすめします。

質問内容は、特に経歴や退職理由について深堀されることが多いようで、「長く勤めてほしいから」という背景があるようです。根気やストレス耐性、また「長く勤めたい」という意志をアピールすると好印象を残せるでしょう。

また海外との取引も多い同社では、外国語ができると優遇される傾向にあります。実際に「中国語話者が優遇されていた印象」だったと語る選考経験者もいました。外国語ができる人はその点を強調してもよいでしょう。

芝浦機械の面接攻略法(面接対策)

芝浦機械の「長期ビジョン2030」を理解した上で自己分析をする

芝浦機械の面接を受ける前に、企業戦略「長期ビジョン2030」を理解しておきましょう。

同社は近い将来、「世界の製造業のメガトレンドに応える企業集団」になることを目指し、技術革新を試みています。

芝浦機械 コーポレートサイトより

ここでは製造業が直⾯する課題であるメガトレンドとして、「気候変動と資源不⾜」「急速な都市化の進⾏と⼈⼝構造の変化」「テクノロジーの進歩」の3つが挙げられています。同社では各技術分野をA~Fに分け、それぞれの分野からメガトレンドの課題に応えていくとしています。自身の志望する分野はどの課題に対応していくのか、事前に知っておきましょう。

また、このビジョンでは以下の4つの方向性が示されていることも押さえておいてください。

芝浦機械 コーポレートサイトより

「なぜ芝浦機械か」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ芝浦機械なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「工作機械業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えて芝浦機械という企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜ芝浦機械なのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業と芝浦機械との違いを調べてみてください。

ファナック株式会社株式会社マキタ三菱電機株式会社

芝浦機械の採用面接で実際に聞かれた質問内容

芝浦機械が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。芝浦機械の場合「世界中の産業に貢献するため、積極的に実力を発揮する」という社風を意識して、「世界の製造業のメガトレンドに対し、自身の分野から的確にアプローチできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・男性/法人営業] 【結果:3次面接で不採用】

質問

前の会社を辞めたあと、なぜ大学院に入り直したのか?

回答

働いている中で、自分の知識が足りないと感じたから。実際、知識は身に…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・女性/経営企画] 【結果:結果待ち】

質問

退職理由について

回答

退職理由は明確にしておいた方がいい。理由として、長く勤めてほしいから…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/海外営業] 【結果:最終面接で不採用】

質問

自己PRを踏まえた志望動機

回答

強みのある商材、販売チャネルを持つ貴社で技術営業のスペシャリスト…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/購買・資材] 【結果:二次面接で不採用】

質問

何時間ぐらい残業できますか?

回答

前職での職務内容を説明して、仕事に波はあるものの最大で30~40時間…(口コミの続きとアドバイスを見る

芝浦機械の採用面接に向けて

芝浦機械の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

「世界中の産業に貢献するため、積極的に実力を発揮する」という社風の中で、「世界の製造業のメガトレンドに対し、自身の分野から的確にアプローチできる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
芝浦機械の「長期ビジョン2030」を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
競合他社についても研究し、「なぜ芝浦機械なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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