2021年06月21日

【面接対策】リンクアンドモチベーションの中途採用面接では何を聞かれるのか

モチベーションを軸としたサービスを提供するリンクアンドモチベーション。中途採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。


リンクアンドモチベーションの採用面接前に知っておくべきこと

社風への理解

2004年に設立したリンクアンドモチベーションは、世界で初めて『モチベーション』に焦点を当てた、他にはない独自のコンサルティングサービスを展開するカンパニーです。企業と個人のベストマッチを図るため、組織開発をはじめ資金や戦略を用いない新しいサービス提供を行ってきました。


「従業員の高い前進への意欲が企業成長に繋がる、そんな企業が今の時代を制する」という代表の発信メッセージからも、自社においても仕事へのモチベーションに重きを置いていることが分かります。

「性別や勤務歴ではなく、仕事達成度や数字を重視してもらえる」との口コミからも、一定の成果をあげた際には、しっかりと評価される仕組みがうかがえます。

また3ヶ月ごとに本社で全社員が集まる総会や年1回の社内思想を確認するLM-G テストが行われ、全社員共通の思考フレームを持つ機会が多く設けられています。そのため社員全員が同じ目標に向かって足並みを揃え達成に向かう、そんな一体感を感じることができます。


一方でどこの部署も営業力や企画力のある少数精鋭の組織編成のため、中には「競わされている」と感じるという口コミも。また顧客と併走し結果にコミットするスタイルは、結果として1人当たりの仕事量が多くなり、必然的に残業や土日出勤が必須となる場合もあります。ストレスやメンタル面に強い社員でないとついていけない側面があるようです。


女性の働きやすさにおいては、産休・育休後の復職率が高く、時短や飛び石出勤も寛容に認められています。子育て中でも、マネージャーや重要なポジションを任されている方も多くいます。


とりまく環境が激しく変化する現代において、一人ひとりが本気を出し、新たなイノベーションを起こすことにより世界を熱くする。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

選考は何次まで?

同社では、創業20年という比較的新しい会社ということもあり、これまで多くのキャリア人材を採用し、様々な経歴を持った異業界からの出身者が会社の進展に貢献してきました。そのため、新卒採用のみならず、キャリア採用にもリンクアンドモチベーションのビジョンに合う人材であれば積極的な採用がなされます。


そんな同社の選考プロセスは、「エントリー」⇒「書類選考・WEB適性検査」⇒「1~2次面接」⇒「最終面接」の流れとなります。

コーポレートサイトからエントリーすることができ、履歴書・職務経歴書・志望動機の提出が必須となります。また書類選考・WEB適性検査では、筆記テスト・適性検査の両方ともに実施されるケースが多く、自社商品である『BRIDGE』というWEBテストが用いられます。


面接においては、希望のポジション・職種によって回数が異なりますが、平均2~3回行われます。1次面接では希望ポジションの部長・課長クラスと1対1で行われるケースが多いようです。フランクで話しやすい雰囲気がありますが、会社のビジョンに沿う人材か、人柄や性格などを見極められます。2次面接以降は役員クラスや社長と、必要に応じ人事担当者との複数人での面談となります。


どのステップでも等身大の会社を魅せることを心がけてると感じられる面接なので、自己アピールはもちろん、今後自分が働く場所としてイメージができるのかを再考する場として臨む、そんなメンタル面での余裕も必要となります。

面接内容の傾向は?

リンクアンドモチベーションでは、「モチベーション」に焦点を当てたコンサルティングサービスを軸としていますが、そのサービスを提供するためには、自社従業員のワークモチベーションの維持が鍵となります。


チームのメンバーがそれぞれの経験や知識を活かし、可能な限りのパフォーマンスを発揮できるリーダー的な存在が求められます。また、ただ目の前の仕事をこなすだけではなく、熱い想いを持ってクライアント企業の未来や土台を採用・教育を通じて、併走しながら共に変えていくという強いキモチを持った人材が好まれます。

そのことからも「3年後、この会社で何をしていたいか?」「入社して一番やりたいことは?」といった、入社後のビジョンを具体的に聞かれます。

コーポレートサイトを熟読し、どんな人物・経歴の持ち主が好まれるのかを分析すると共に、同社が好む「イノベーション人材」「巻き込み人材」「ソリューション力のある人材」であることを自己PRに落とし込みましょう。

リンクアンドモチベーションの面接攻略法(面接対策)

リンクアンドモチベーションの経営方針を理解した上で自己分析をする

リンクアンドモチベーションの面接を受ける上では、経営方針を理解しておくことが不可欠です。2019年12月期 第2四半期 決算説明会で発表された経営方針では以下の4つのポイントが挙げられています。

同社では、働き方が多角化する中で、「人材が最大・最強の資源」と考えており、一人ひとりが会社を運営するという「オーナーシップ意識のある人材」が好まれます。


経営方針からも読み取れる通り、新商品であるモチベーションクラウドに関しては、計画に対して進捗が遅れており、早急な目標と今後のフローの見直し・対策を実施しています。スピードを追求した経営を持ち味としており、ポイントに合わせて能力を最大限に発揮できる「フットワークの軽い人材」も求めていることがうかがえます。その双方を満たす人物であることを、これまでの経歴や経験と交えて伝えることが選考通過の鍵となるでしょう。


また、人やチームワークを大切にし、熱い想いを持った人材は社風にもマッチします。同社の面接では人柄や人格などもしっかりとみられるため、経験や経歴だけではなく、人間性そのものがリンクする人材であることを何気ない会話から面接官へ意識付けしましょう。入社後の様子を面接官が思い描けるようにすることが大切です。

「なぜリンクアンドモチベーションか」を語るための他社研究も忘れずに

リンクアンドモチベーションの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。


業界理解や職種理解の枠を超えて、リンクアンドモチベーションという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。


株式会社リクルートキャリアパーソルテンプスタッフ株式会社
レバレジーズ株式会社

リンクアンドモチベーションの採用面接で実際に聞かれた質問内容

このように、リンクアンドモチベーションの採用面接を受ける前には、経営方針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「ひとりひとりが本気を出し、新たなイノベーションを起こすことにより世界を熱くする」という社風を意識して、「自分が会社を運営しているというオーナーシップ意識が高い人材かつ、ポイントに合わせて最大限に能力と実力を発揮できるフットワークの軽い人材」であると印象付けられるよう、前職の経験やスキルだけではなく、これまでの経歴を棚卸しをして物語れるようにしておくと良いでしょう。


面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・男性/経営幹部] 【結果:1次面接で不採用】

質問

過去を振り返って、自分がどういう人間であるか

回答

高校生活、大学生活での部活動の経験からの客観的な性格など…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/人材コンサルタント] 【結果:2次面接辞退】

質問

3年後、我が社で何をしていたいか

回答

企業紹介の後、大まかな事業に関する質問をして、…(口コミの続きとアドバイスを見る

[女性/法人営業] 【結果:1次面接で不採用】

質問

今回の転職活動を漢字一文字に例えるとしたら

回答

『実』です。仕事は私にとってやりたい事を実現するための…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/財務] 【結果:最終面接辞退】

質問

この会社で何をしたいのか。

回答

会社の経営に関与したい。そのためにも…(口コミの続きとアドバイスを見る

リンクアンドモチベーションの採用面接に向けて

リンクアンドモチベーションの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。「一人ひとりがオーナーシップ意識を持ち、”モチベーション”を用いた新たなイノベーションにより世界を熱くする」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
リンクアンドモチベーションの経営方針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。競合他社についても研究し、「なぜリンクアンドモチベーションで働きたいのか」に対する答えを明確にしておく。これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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この記事の執筆者

経営コンサルティング会社で採用コンサルやデータ分析を行いながらライターとして活動中。得意分野はスタッフ採用と教育。