2021年06月21日
大学在学中に設立し、史上最年少の25歳で上場した村上社長率いるリブセンスへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、「個性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめ転職を成功させましょう。
株式上場の最年少記録をもつ村上氏が社長を務めるリブセンス。「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンのもと、村上氏が大学在学中の2006年に設立しました。人材・不動産・医療メディアの運営を主軸として、ITを駆使し社会の問題解決をサポートしています。
ビジョンに共感して入社する人が多く、「世の中に必要なサービスとは何か」を考え、ある程度個人の裁量において自身のペースで仕事を進められる環境のようです。仕事を待つ、教えてもらうという受け身の姿勢ではなく、自ら考え行動していく人にとって、うってつけの環境といえるでしょう。
また、特徴的なのがいわゆるベンチャー企業でイメージされるような、熱い気持ちを表立ってアピールしあう「ガツガツ」と表現される雰囲気とは異なるということ。内に秘めて着実に進めていくタイプの人が多く、比較的穏やかな社風という印象が口コミから読み取れます。
このような環境を好み力を発揮できる、「強い意志をもち自身の裁量で仕事を進めていく」。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められることになるでしょう。
リブセンスの選考フローは、書類選考と2~3回の面接で構成されています。エンジニアの場合は、追加でプログラミングに関する筆記試験もあるようです。
面接官は、1次面接が人事担当者、2次面接やそれ以降は部門長ならびに社長が行う場合がほとんど。選考にかかる期間は約2~3週間が目安です。
募集職種は、大きく分けると4つ。エンジニア、データアナリスト、デザイナー・ディレクター、事業企画です。エンジニアにおいては、管轄領域が詳細に分かれているため注意しましょう。担当領域によって携わるサービスも異なります。
なお、応募職種が絞れない場合や自身に最適なポジションを選んでもらいたいという方は、オープンポジションで応募するという方法があります。
これまでの職務経験について、掘り下げた質問が多いようです。具体的なエピソードに基づいた、リアリティのある説明が求められることになるでしょう。また、好きなWEBサービスや、入社後にどのようなサービスを生み出したいのかなど、WEBサービスに関する質問も少なくありません。
エンジニアに応募した場合には、筆記試験も行うなどスキルや経験を必ず確認しているといえます。そして職種を問わず共通して重要視されているのは、志向や考え方がマッチするかどうか。人生のモットーや夢についての質問のほかに、企業理念・ビジョンへの理解が問われることになるのです。
さらに、当然ともいえますが面接官は一緒に働きたいかどうかという視点も大事にしています。事業部ごとに雰囲気も異なるため、応募者自身もそういった目線をもって面接に臨み、コミュニケーションを楽しみながらなるべく自然体で自身の考えを伝えましょう。
リブセンスの面接を受ける上で、経営方針と経営戦略を理解しておくことが必要不可欠。
経営方針は以下の通りです。
コーポレートビジョン「あたりまえを、発明しよう。」の実現に向け、新たな「あたりまえ」の創出を支える強み(競争優位)の確立
リブセンスHPより
リブセンスの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面もあわせて見ています。業界理解や職種理解の枠を超えて、リブセンスという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
このように、リブセンスの採用面接を受ける前には、経営方針と経営戦略に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「強い意志をもち自身の裁量で仕事を進めていく社風」を意識し、リブセンスの哲学である「周りを幸せにすることで、自分自身も幸せになる」という考えをもつ人材であると印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下では面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
リブセンスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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