2021年06月21日
年間稼働プロジェクト数650を誇る独立系システムインテグレータ、TDCソフトへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われる他、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、共に働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
TDCソフトは、親会社の影響を受けない独立系の老舗システムインテグレータです。年間で稼働したプロジェクト数は650件。圧倒的な実績を支えているのは、高度なIT技術と、それを作り出す社員の高いスキルにあります。
同社では、アプリケーション開発からインフラの基盤構築まで、システム化のあらゆるニーズに対応します。そのため、人材育成には非常に力を入れており、トップ技術者や専門家を社内で認定する制度や、すべてのプロジェクトにプロジェクトマネージャー資格保有者が入り、現場での徹底したフォローをおこなうなどの取り組みがされています。
プロジェクト単位の業務をおこなうということは、複数の職種の社員が一緒になって仕事をすること。こうした環境の中で、チームとして成長していくために社員同士が互いに高めあい、ともに成長できる社風が確立されています。
口コミには「ソフトボール大会やボーリング大会が開催され、社員の交流が図られる」「野球部やサッカー部、華道部などの部活動があり、活動費などの支援がある」などのコメントもあり、社員同士が積極的に交流しあえるフラットな雰囲気も特徴です。
同社では、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、セールス、企画/管理職などのポジションで中途採用をおこなっています。それぞれの職種について、業界やプロジェクトメンバー人数、具体的な仕事内容、必要条件など詳細に開示されているので、応募の段階で仕事のイメージがつきやすいでしょう。
また、フリーポジションの募集もあり、自分の経歴が最も活かせそうなポジションを検討してもらえます。完全に当てはまる職種がない人はここからエントリーするといいでしょう。
応募にあたってはコーポレートサイトのエントリーフォームからおこなうことができます。個人情報と就業状況、希望年収などを入力後、履歴書と職務経歴書を添付してエントリーは完了です。その後の選考フローについて詳しく記載がありませんが、口コミによると「人事による一次面談」→「事業部長による二次面談」という流れのようです。なお、キャリコネ上でも募集情報が掲載されています。
質問内容は、自己PR、志望動機、これまでの職務経験など一般的なものであり、これらについて経験を踏まえながらしっかりアピールできれば問題ないという面接経験者からの口コミがありました。「意表を突くような質問はなく、自身の転職における考え、これまでの経歴が話せれば問題ない」との口コミも。
技術職については経験業種など詳細な経歴やスキルが問われることもあるようです。
コーポレートサイトには「様々な社員がチームとなり、ベクトルを合わせて共に働くなかで、多くのチャレンジをしていくことが、個の成長、チームの成長に繋がります」とあります。チームの一員としての協働できるような人間力やコミュニケーション能力、チャレンジ精神、そして成長意欲を、これまでの経験と重ね合わせながら、積極的にアピールできるように準備しておきましょう。
同社の面接を受けるにあたっては、TDCソフトグループの中期経営計画に目を通しておきましょう。
同グループは、永続的な成長の礎を築くための計画として、2019年4月から2022年3月における中期経営計画を策定しています。中期経営計画ビジョンは「市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術や新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション事業へと進化する」とあります。それらの実現のための主要戦略に「高付加価値SIサービスの追求」と「SIモデル変革の推進」がありますが、それぞれ、クライアントに何の目的で何を提供しようとしているのか、そのために求められるスキルはどんなことかなど、以下の図でも明確です。これらの情報をもとに自己分析しておくとよいでしょう。
「デジタルトランスフォーメーション推進」「ビジネスアーキテクト、ITアーキテクト」「次世代技術(自動化)等を活用したSIモデル」などキーワードがいくつかあります。自分が活躍できそうなフィールドがあるかどうか調べておくとよいでしょう。
TDCソフト コーポレートサイトより
どの企業の面接でも必ず「なぜ当社を選んだのか?」と聞かれます。採用担当者はこの質問を通して「入社後どんな仕事をしたいのか」「この人のやりたい仕事ができる環境があるか」「この人の経歴を当社でどう活かせるか」といったことはもちろん、「本当に当社のことを理解しているか」を見極めています。
選考をより優位に進めるためには、TDCソフトという企業についてしっかり理解する必要があります。そのためには、事業領域、顧客層などを踏まえて競合となりやすい他社と比較することも重要なポイントです。具体的には、独立系システムインテグレータとして競合する以下のような企業について事前リサーチし、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。
TDCソフトが目指している方向性や、どういった人材が求めれ、同社にマッチするのか、企業研究を通じて分かってきたと思います。TDCソフトは、チームとして成長していくために社員同士が互いに高めあい、ともに成長できる社風です。面接では、チームで具体的にどんな役割を果たせるか、自分がどのように成長していきたいか、なりたい自分像などについて話せるとよいでしょう。
以下では、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりとシミュレーションしておきましょう。
TDCソフトの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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