2021年06月21日

【面接対策】日本駐車場開発の中途採用面接では何を聞かれるのか

駐車場に関する総合コンサルティングを手がける日本駐車場開発への転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


日本駐車場開発の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

駐車場業界初のビジネスモデル『サブリース』によって、飛躍的な成長を遂げている日本駐車場開発。

1991年に現在も代表取締役を務める巽一久氏が大阪府寝屋川市で創業し、駐車場に関するコンサルティング業務をスタート。 1994年には東京へ進出し、不稼働スペースを借り上げて駐車場運営をおこなうサブリース事業をつくりあげました。2001年にはトヨタ自動車が資本参加、2005年には東証一部上場を果たしています。

その後、スキー場やテーマパークの再生事業に着手。関わるすべての人がハッピーになる『ハッピートライアングル』という企業理念のもと、あらゆる不稼働資産を有効活用し、幅広い分野でサービスを展開しています。

そんな同社は良くも悪くもベンチャー気質。実力主義でフラットな社風の中、「やる気さえあれば短期間でキャリアアップできる」「与えられる裁量が多い」「経営陣との距離が近い」「向上心のある人が多いのでモチベーションが保てる」などの口コミが寄せられています。

実際、20代後半で支社長に抜擢されるケースも少なくありません。コーポレートサイトの社員インタビューでは、中途入社2〜3年で経営層になった社員の声が取り上げられているので、チェックしてみましょう。

その一方で、「慢性的な人手不足」「休日出勤や残業が多い」「仕事量に対して給料が見合っていない」など不満の声も見られます。ここ数年で急成長している同社。現在は子会社を増やしているフェーズとあって、肉体的にも精神的にもタフさが求められる時期のようです。

安定した働き方を望む人には向いていないかもしれませんが、「若いうちから裁量のある仕事を任されたい」「成果が求められる中で、自分自身に力をつけて成長したい」と考える人には、メリットの多い環境といえるでしょう。

面接ではこうした社風にフィットする人材であるかどうかが見極められます。以下の行動指針からも、同社が求める具体的な人物像が見えてくるので、自分にあてはまる内容を見つけ、具体例をあげてアピールしてみてください。

日本駐車場開発 コーポレートサイトより

選考は何次まで?

エントリーについては、採用ページにある問い合わせ先に電話をするか、転職エージェントを通して申し込むスタイルとなっています。

選考フローに関する具体的な記述はありませんが、口コミ情報によると、書類選考後、面接は1〜2回おこなわれるようです。選考期間は1週間ほど。応募人数が多く、3対2の面接だったという書き込みも。面接官の印象に残る自己アピールポイントを考えておきたいところです。

キャリコネにも求人情報がありますのでチェックしてみましょう。2020年5月現在、仙台、名古屋、広島にてコンサルティング営業職の募集があります。いずれも将来の支社長やマネージャーなど幹部候補クラスとなっています。

面接内容の傾向は?

志望動機や入社後のキャリアビジョン、自身の長所・短所や将来の夢など、オーソドックスな質問が多いようです。

面接経験者から、企業理念・経営理念・行動指針については事前に暗記して面接に臨んだほうがいいとのアドバイスがありました。コーポレートサイトにそれぞれ記載されているので、熟読して自己消化しておきましょう。

・企業理念「ハッピートライアングル」
・経営理念「不稼働資産を有効活用し、世の中に貢献する」
・行動指針「Challenge Change Create 自走の精神」

また、今回の募集職種『コンサルティング営業』に関する歓迎条件として、

・責任者としてチーム運営に携わった経験
・責任者として店舗を運営した経験
・法人営業の経験

との記載があります。責任者としてリーダーシップを発揮したエピソードを、自身の強みとともに、わかりやすく伝えられるように準備しておきましょう。

日本駐車場開発の面接攻略法(面接対策)

日本駐車場開発の中期成長戦略を理解した上で自己分析をする

面接を受ける前に、中期的な成長戦略に目を通しておきましょう。同社では現在、「不稼働資産を有効活用し、世の中に貢献する」という経営理念のもと、駐車場・スキー場・テーマパークを3本柱に事業を推進しています。

日本駐車場開発 2020年7月期 第2四半期 決算説明会 資料より

日本駐車場開発 2020年7月期 第2四半期 決算説明会 資料より

日本駐車場開発 2020年7月期 第2四半期 決算説明会 資料より

現状、各事業のいずれも増収傾向にあり、順調に成長。2022年7月に向けて連結営業利益65億円達成を目指しています。

その中核を担うのはやはり駐車場事業です。「ハッピートライアングル」をコンセプトに、ビルオーナーには賃料収入を最大化、ユーザーには便利で快適な駐車場を提供、社会には交通渋滞や違法駐車などの問題解消に貢献。関わるすべての人がハッピーになる独自のビジネスモデルで、競合他社に対して優位性を確立しています。今後は国内のみならず海外市場にも目を向け、事業の拡大を図るようです。

スキー場に関してはグリーンシーズンの集客を、テーマパークに関してはエリア全体の観光資源を見出し、地域のブランディングに取り組んでいくとのこと。詳細はコーポレートサイトの投資家情報に記載されている「2020年7月期 第2四半期決算説明会資料」をチェックしてください。

また、同社は「世界100都市に展開し、100人の社長を輩出し、100年続く会社」とのビジョンを掲げています。今後も関わるすべての人たちが幸せになることを願って、新規事業を積極的に立ち上げていくようです。

面接にあたっては、中期的な方向性をしっかりと把握し、これらの成長戦略に対してどのように貢献できるか、自身のキャリアとスキルを発揮できるストーリーを準備し、わかりやすくアピールしましょう。

「なぜ日本駐車場開発に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

面接で必ず聞かれるのが「なぜ日本駐車場開発なのか」という質問です。この質問の意図は、入社への意欲や入社後のキャリアビジョンに加え、日本駐車場開発をどこまで理解しているかを見極めることです。

競合他社について知ることで、業界における同社のポジションや強みが明確になり、説得力のある志望動機を伝えることができます。

ここでは駐車場事業や観光事業をメインにリストアップしましたが、つねに新しい挑戦を続ける同社にとって、ターゲットとなるフィールドはこれらに限りません。土地だけでなく、サービスや人材など、視野を広げてみましょう。不稼働資産をキーワードに検索するなど、柔軟な発想で他社研究に励んでください。

●株式会社駐車場綜合研究所
●パラカ株式会社
●トラストホールディングス株式会社
●グリーンランドリゾート株式会社

日本駐車場開発の採用面接で実際に聞かれた質問内容

企業研究を通じて、同社が目指す方向性や求める人物像が見えてきたのではないでしょうか?

1991年の創業以来、急成長を遂げている同社。その成長を支えるのは自走の精神です。自ら考え行動し、実践できる人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[20代後半・女性/代理店営業] 【結果:一次面接で不採用】

質問

当社を選んだ理由、自分の長所・短所、希望年収額

回答

素早く確実にニーズに適合した動きをすること…(口コミの続きとアドバイスを見る

[40代後半・男性/カスタマーサポート] 【結果:一次面接で不採用】

質問

学生のころはどのように過ごしたのか?この会社に入社して将来どんな

回答

大学在学中の頃は主にサークル活動をしており、正直勉強はあまり…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/法人営業] 【結果:入社】

質問

なぜこの会社を選んだか

回答

不動産業界に興味があった。一部上場企業である。寮がある…(口コミの続きとアドバイスを見る

日本駐車場開発の採用面接に向けて

採用面接を受けるにあたり、ぜひ押さえておきたい重要なポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいことは、以下の3つです。

●ベンチャー企業特有の社風を踏まえた上で、自ら考え行動し、実践する「自走の精神」の持ち主であることを、具体的なエピソードを交えてアピールする。

●中期的な経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をおこなうことで有益な自己PRにつなげる。

●競合他社についても研究し、「なぜ日本駐車場開発なのか」に対する答えを明確にしておく。


これらのポイントに留意して対策を練りましょう。自分らしい言葉で受け答えができるようにシミュレーションを繰り返し、万全な準備を心がけてください。

日本駐車場開発の面接口コミを見るならキャリコネをチェック!


この記事の執筆者