2022年06月20日
アパレルをメインに、飲食・インテリアなど幅広い事業を展開するベイクルーズへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
1977年の設立以来、「ジャーナルスタンダード」や「スピックアンドスパン」「イエナ」など40を超えるアパレルブランドを有するほか、飲食店の運営や家具の販売も手掛けるベイクルーズ。ファッション・飲食・家具・フィットネス事業など、幅広く展開する企業です。国内にとどまらず、香港・上海などファッション感度の高い海外都市にも出店し、グローバルに事業を広げている同社は、日本から世界へ、ファッションを含めた新しいライフスタイルを発信し続けています。
ファッションにかかわる企業のため、口コミには「服や人が好きな人には最高の職場」「皆おしゃれでファッションに対する思いが強い」「社割で服が購入できることがうれしい」などの声が多数見受けられ、服が好きな人にとっては最高の環境といえます。
また、「やる気と頑張り次第で比較的早くキャリアアップできる」「社内で直接意見が言える場がある」「やりたいことを後押ししてくれるので、いろいろな職種にチャレンジしやすい」といった声が多いことから、のびのびと仕事ができる自由な社風であることがうかがえます。新規事業の立案などを誰でも応募できる制度があり、チャンスがあれば年齢を問わずさまざまな業務を担当できて力を試せる環境が整っています。自分のやりたいことを発信して自由に仕事がしたいという人に向いている職場なのではないでしょうか。
一方、職種によりますが、「扱う仕事が多く負担が大きい」「業務量は多いが時間が限られているため、常に仕事に追われている」などの口コミも。自ら進んで仕事に取り組む環境であるからこそ、やることが多岐に渡り仕事量も多くなると考えられます。同社には、労働時間を重視するよりも好きな仕事を意欲的におこなうことができる人材が必要とされているのでしょう。
面接では、こうした「ファッションと人が好きで、積極的に仕事をする行動力」を重視する社風にフィットする人材かどうかが見極められます。
ベイクルーズの採用情報ページには、選考フローに関する記載はありません。口コミ等の情報によると、複数回の面接がおこなわれ、応募から内定まで1週間から1ヶ月ほどかかるようです。
2020年7月現在、本社において企画デザイナー職・MD職・バイヤー職などの採用がおこなわれています。業務内容や勤務時間、待遇などの詳細は採用情報ページより確認してください。同ページには、社長メッセージやキャリア支援制度に関する記載もあるため、面接の前には必ず目を通しておくことが大切です。店舗の中途採用については随時説明会が開催されていますので、販売職を希望する人はチェックしておくとよいでしょう。
また、転職エージェント経由での募集もおこなわれています。キャリコネにも情報が掲載されていますので、確認してみてください。転職エージェント経由の場合、選考フローが上記とは異なる場合がありますので注意が必要となります。
面接経験者の口コミによると、面接は比較的和やかなでムードでおこなわれ、応募者の人柄や雰囲気を重視する傾向があります。
面接では、志望動機や転職理由など一般的な質問のほか、「他社ではなく当社で働きたい理由は?」といった質問が多くされるようです。明確に回答するためには、他社との違いやベイクルーズで自分ができること・やりたいことを具体的に整理しておくことが重要です。ブランドへの理解や強い思いをアピールできる準備をしておきましょう。
また、「あなたにとってファッションとは?」「カッコよさとはどういうことか?」「服を好きになったきっかけは?」など、業界ならではの質問も。過去のエピソードを交えて具体的に説明できるようにしておくとよいでしょう。
ベイクルーズでは「ビジョン」を重視する傾向があり、仕事をする上での明確なビジョンが問われるようです。今まで経験してきたことをふまえ、「ベイクルーズで叶えたい将来の目標」を伝えることが大切です。
面接を受ける前には、ベイクルーズの企業理念を理解した上で自己分析をすることが必要です。同社は、「“衣食住美”を通じて人生の楽しみを提供。」という企業理念を掲げています。
ベイクルーズ コーポレートサイトより
この理念に基づいて、人を豊かにするための「すべてにおいて“人”ありき」という経営方針に沿い事業をおこなっています。この理念によって、お客様を楽しませるだけではなく、社員も楽しみながら仕事をするという企業風土を作りあげてきました。
同社が求めるのは「ライフスタイルにこだわり、お客様の人生を豊かにし、楽しんで仕事ができる」人材だと考えられます。面接では、人に役立った業務経験や自分の仕事をするスタンスをアピールできるとよいでしょう。
同社の企業理念と自身のビジョンを照らし合わせて、「ベイクルーズで発揮できる力」を説明できるようにしておきましょう。
面接では、「なぜベイクルーズなのか?」という質問が頻出しています。この質問には、応募者が「当社でやりたいことは何か」「当社で活かせるスキルを持っているか」といったことはもちろん、「当社の企業理念を理解し、活躍できる人材か」ということを見極める意図があります。
ベイクルーズについてより深く理解するためには、競合となりやすい企業の研究も忘れないようにしましょう。それぞれの企業理念や社風などを調べることで、同社の強みなどが分かってきます。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●株式会社ユナイテッドアローズ
●株式会社トゥモローランド
●株式会社シップス
●株式会社アーバンリサーチ
企業研究や他社研究をおこなうことで、ベイクルーズの社風や求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。面接では「ファッションと人が好きで、積極的に仕事をする行動力」を重視する社風を意識し、同社が求める「ライフスタイルにこだわり、お客様の人生を豊かにし、楽しんで仕事ができる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分のなりの答えを考えることでシミュレーションをしておきましょう。
ベイクルーズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「ファッションと人が好きで、積極的に仕事をする行動力」を重視する社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●ベイクルーズの企業理念を理解し、これに沿った自己分析をおこない自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜベイクルーズか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備をして、当日はファッションへの熱意を伝えられるよう心がけましょう。
この記事の執筆者