ここではセブンイレブンの正社員面接について扱います。アルバイトの面接記事ではありませんのでご了承ください。
2021年06月21日
誰もが知っているコンビニエンスストアの大手、セブン-イレブン・ジャパンへの転職。新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前に対策をすすめ転職を成功させましょう。
ここではセブンイレブンの正社員面接について扱います。アルバイトの面接記事ではありませんのでご了承ください。
1927年、アメリカのテキサス州に氷販売店として創立されたセブンーイレブン・ジャパン(以下、セブンイレブン)。日本には1973年に、イトーヨーカ堂とのライセンス契約を締結し、誕生しました。2018年には店舗数が20000店舗を突破。ネットショッピングやセブン銀行、セブンカフェなど、お客様の「便利な存在」であり続けるため、日々商品やサービスの向上に努めています。
2020年2月には、加盟店の132店舗が営業時間の短縮実験をおこない、近年のコンビニのあり方を見直す動きも話題となりました。口コミによると、「大手なので安定感がある」「頑張ればしっかり評価してもらえる」「キャリアアップも見込める」という、評価制度や労働環境を高く評価する声が多数あがっています。
また、「やる気がある人が多い」「結果にこだわり、突き進める人が昇進する」など、成果主義・実力主義であることもうかがえます。一方で、育児・介護休暇の取得しやすさ、人間関係の良し悪しについては、店舗数の多さから勤務地によって環境が異なることは否めません。
同社のコーポレートサイト「社是」より
社是にも記されているように、同社は「信頼と誠実をモットーに、時代の変化に合った『便利』を創造し続ける」社風であることがわかります。この社風に合致した人材であることをアピールするように心がけましょう。
2020年7月現在、コーポレートサイトでの中途採用募集はおこなわれていませんが、転職サイトでは以下の職種にて募集をおこなっています。
●社内SE:クラウド・デジタル新技術導入
●社内SE:商品・情報システム
●社内SE:システム企画
●社労士
●建設プロジェクトマネージャー
選考フローは、WEBセミナー・WEBテスト→一次面接→最終面接となっており、内定までの期間は3週間程度です。口コミによると、一次と最終の間に適性試験があったという人、面接が3〜4回おこなわれたという人もいることから、職種によって面接期間や回数などが異なる場合もあるようです。
同社の面接では、一般的な質問が中心のようです。口コミで多く見受けられるのが、「あなたの夢は?」「10年後に何をしたいか」「キャリアビジョンは?」など、将来についての質問です。問われる可能性が高いため、目標やビジョンをしっかりと伝えられるようにしておきましょう。
口コミによると、アルバイトと店長職、OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)とSV(サービスバイザー)などの違いについても問われるため、それぞれの職種にどのような役割や責任があるのかを把握しておく必要があります。
数ある小売業の中で「なぜコンビニを選んだのか」、「なぜ当社を選んだのか」などについても答えられるよう、明確な回答を用意しておきましょう。また、プライベートブランドや自社製品についても学んでおくと、好印象を与えやすいようです。
面接では「自分の役割と責任をしっかり理解し、情熱と愛情を持って自社の成長と改革に務める人材」であることをアピールしましょう。
面接を受けるにあたり、下記の同社の企業理念と基本4原則を理解しておきましょう。
同社のコーポレートサイト「企業理念」より
常に時代の流れやニーズを的確に捉え、人々が便利に暮らせるように、地域の発展に貢献することに重きを置いています。地域に合わせた品揃えや、質の良いサービスを提供することで、消費者の日常を支えていきたいと考えているようです。
また、「基本的4原則」では品揃え・鮮度管理・クリンネス・フレンドリーサービスの4つの原則を忠実に実行し、皆様から愛される店を目指します。お客様が欲しいと思う商品を取り揃え、常に新鮮な品揃えであるために品質管理を徹底。気持ちよく買い物をしてもらえるよう、店内を清潔に保ち、感じのよい接客を実行するとしています。
採用面接においては、企業理念と基本的4原則を実行できる人材であるかどうかが見極められます。同社にどう貢献していけるのか、具体的に説明できるようにしておくとよいでしょう。
面接では高い確率で「なぜセブンイレブンなのか」という質問が出されます。面接官は志望動機だけではなく、「この人は当社の理念を理解しているのか」「経験やスキルは活かせるのか」などの側面を見極めようとしています。
この質問に明確に回答するためには、他社について研究しておくことが重要になります。他社の経営スタイルや社風を知ることで、同社への理解がより深まるはずです。以下に競合となる3社をあげますので、他社研究に活用してください。
企業研究や他社研究を通じて、同社が求める人材像が掴めてきたのではないでしょうか。地域に密着した経営スタイルとコンビニ業界に変革をもたらそうと成長し続ける同社。「信頼と誠実をモットーに、時代の変化に合った『便利』を創造し続ける」社風であることを理解し、同社が目指すビジョンに向けて貢献できる人材だと印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておきましょう。
ここからは面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。自分ならどう答えるのか、シミュレーションを重ねながら面接対策をおこないましょう。
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
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