2021年06月21日
日本全国47都道府県に営業展開するジブラルタ生命への転職。中途採用面接では、新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、一緒に仕事をする仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
全国に営業展開しているジブラルタ生命保険(以下、ジブラルタ生命)。2001年にプルデンシャル・ファイナンシャルの一員として営業を開始しました。また2012年にジブラルタ生命、AIGエジソン生命、エイアイジー・スター生命が合併し、新「ジブラルタ生命」が誕生しました。外資系企業のため、オーダーメイド型の保険商品を主に販売しています。
そんなジブラルタ生命ですが、「全体的には国内企業のような古い体質がある」といった口コミが多く見られ外資系、日系の両側面を持ち合わせているようです。評価などは外資系の側面があり、頑張れば頑張った分だけ給料に影響があります。しかし、「簡単に首を切らない為、仕事ができない人が長く居座っている」などといった国内企業にありがちな雰囲気もあるようです。仕事は個人事業主となるので、全て自己責任ではありますが、自由に活動できる面もあり、自律して働ける方が好まれるでしょう。
その他社員の口コミには、「お客様のどこに不安があるか汲み取る努力を重ねた結果喜んでいただけてやりがいを感じた」「ライフプランでお客様の人生設計のお手伝いができることは魅力の一つ」などというやりがいの声も多く見受けられました。しかし保険業界ならではの「他業種の営業より人に嫌がられる」「売れなければ生活が厳しくなる」といった声もあるので、常に高いモチベーションを保ち、成績を維持する工夫ができる人材が求められるでしょう。
ジブラルタ生命は、生命保険の正しいあり方を追及するという信念のもと、顧客のために常にベストのサービスを提供し続ける会社を目指しています。採用面接ではこうした社風にマッチした人材であるかが見極められるでしょう。
ジブラルタ生命の選考プロセスは、説明会(数回)、書類選考、面接(2回程)、適性検査となります。職種によっては筆記試験も実施されます。また面接がグループディスカッションだったという口コミもあります。面接は現場社員、人事部社員、役員クラスなどが担当するようです。質問が多く、面接時間が長かったと感じた経験者も多いようです。集中力が途切れないよう、事前に様々な質問内容を想定し臨むようにしましょう。当たり前ではありますが、履歴書も細部まで丁寧に書かれているか細かく確認されるようです。写真もスピード写真などは避けるようにしましょう。内定までの所要期間は、概ね2週間から1ヵ月程度です。
ジブラルタ生命では、「ライフプラン・コンサルタント」「営業管理職」「MR(代理店営業担当)」を募集しています。コーポレートサイトでは各職種で募集要項が記されています。また中途入社者のインタビューや応募者向けのメッセージなども記載されてますので、よく確認し、なぜその職種を希望するのか説明できるようにしましょう。
ジブラルタ生命での面接では、"過去"に関する質問が多く、「前職での失敗体験は?」「小、中学校の時、どんな子供でしたか」「過去にスランプになったことはありますか?」「今までの成績は?」「これまでに影響を受けた人は?」といった質問が多く見受けられます。これまでの経験、生い立ちを整理しておくとともに、失敗したことやスランプになってしまったことについては、そこからどう回復し、その失敗によって何を得られたのかなどもエピソードとして準備しておくと良いでしょう。
面接がグループディスカッションだったという口コミもあります。「自分の強みや代理店営業として大切なことについて論じ合った」という声もありますので、予め想定しておき、複数の応募者の中でも自分の魅力、強みをいくつかあげておき、しっかりアピールできるように準備しておきましょう。
また口コミの中には、「嘘は見抜かれてしまう」といった声が多くありました。これまでの実績や前職時の成績など、誠実にありのままを伝えるようにしましょう。自信がない場合は、自分の強みを活かし、今後どう活躍することを目標としているかも合わせて伝えるようにしましょう。
ジブラルタ生命の面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
ジブラルタ生命の面接を受ける上では、「将来像(Vision)と使命(Mission)」を理解しておくことが不可欠です。主だった内容は以下となります。
「将来像(Vision)と使命(Mission)」は、今後活躍する人材を採用する人事戦略に影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこのビジョンに合致する人材であることをアピールしましょう。
ジブラルタ生命は外資系のため、オーダーメイド型の保険商品を販売しています。そのため顧客の話しをよく聞き、不安や心配ごとを聞き出すことや、本人が気付いていないリスクや潜在ニーズに気付ける着眼点をもつことが重要となります。その上で顧客のライフステージに合う商品を組み合わせ提案する力が必要となるでしょう。前職の経験などから、相手に合わせた対応力や、本当に欲しているニーズを見極め、顧客の満足を得られたエピソードなどを紹介し、アピールに繋げると良いでしょう。
また、顧客の家庭事情、経済事情などプライベートなことにも関わることになるため、絶対的な信頼を得ることも大事になります。顧客が安心して話せる環境を作り、その上で顧客の気持ちを汲み取り、寄せられた信頼に応えようと行動する中で、顧客も納得し喜んでもらえた経験などがあればエピソードとして紹介すると良いでしょう。
顧客の望むものや潜在しているニーズに気付けるスキルと顧客から絶対的な信頼を得られる対応力をもつ人材であることをアピールするようにしましょう。
ジブラルタ生命保険の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜジブラルタ生命か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、ジブラルタ生命保険という企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド
●メットライフ生命保険株式会社
●アフラック生命保険株式会社
このようにジブラルタ生命の採用面接を受ける前には、ジブラルタ生命の将来像と使命に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「生命保険の正しいあり方を追及するという信念のもと、顧客のために常にベストのサービスを提供し続ける会社を目指す」という社風を意識して、「顧客の望むものや潜在しているニーズを気付けるスキルと顧客から絶対的な信頼を得られる対応力をもつ人材である」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ジブラルタ生命の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「生命保険の正しいあり方を追及するという信念のもと、顧客のために常にベストのサービスを提供し続ける会社を目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●「将来像(Vision)と使命(Mission)」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
●競合他社についても研究し、「なぜジブラルタ生命か」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールできるよう心がけましょう。
この記事の執筆者