ジブラルタ生命保険の平均年収は417万円
ジブラルタ生命保険の平均年収は417万円です(ジブラルタ生命保険有価証券報告書)。キャリコネに投稿された給与明細を参考にジブラルタ生命保険の年代別年収レンジを算出したところ、20歳代で-30〜30万円、30歳代で-30〜30万円、40歳代で-30〜30万円という結果になりました。男女あわせた民間の正規雇用者の平均年収は495.7万円(国税庁・令和2年分民間給与実態統計調査結果)ですから、それと比較しておよそ0.85倍の額です。
■ジブラルタ生命保険の平均年収推移
決算月 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
---|---|---|---|---|
2021年3月期 | 417万円 | 46歳 | 17年 | 4144人 |
2020年3月期 | 410万円 | 46歳 | 16年 | 4062人 |
2020年3月期 | 410万円 | 46歳 | 16年 | 4062人 |
2019年3月期 | 481万円 | 46歳 | 16年 | 3847人 |
2018年3月期 | 480万円 | 46歳 | 17年 | 3791人 |
出典:ジブラルタ生命保険・有価証券報告書
過去5年間の平均年収の推移をグラフと表組みで示しています。
ジブラルタ生命保険の平均年収は前年を上回り417万円でした。
過去5年間では3番目の額になりました。
ジブラルタ生命保険の年代別平均年収と中央値
■ジブラルタ生命保険の年収中央値は30代で1.4万円
続いて年収実態により近い年収中央値を見てみます。20代から50代までの平均年収・平均月収・平均ボーナス・年収中央値を表にまとめました。
年代 | 平均年収 | 平均月収 | 平均ボーナス | 年収中央値 |
---|---|---|---|---|
20代 | 176.6万円 | 12.3万円 | 31.5万円 | 158.94万円 |
30代 | 303.7万円 | 20.2万円 | 54.4万円 | 273.33万円 |
40代 | 397.7万円 | 26.1万円 | 71.3万円 | 357.93万円 |
50代 | 393.8万円 | 25.9万円 | 70.6万円 | 354.42万円 |
※キャリコネの口コミ、有価証券報告書、厚労省・経産省・国税庁発表の調査資料を元に、編集部で独自に算出
ジブラルタ生命保険の給与体系・内訳
■実力主義の報酬体系で賞与は年4回
ジブラルタ生命の給与体系は、基本給と時間外手当等からなる月給と、年4回(3月、6月、9月、12月)の賞与(ボーナス)で構成されています。営業は「入社後2年間は初期補給金があるが、その後は完全フルコミッションで売上に応じて収入が上がる仕組み」「2年間は初期補給金がある」という口コミがあり、実力主義の報酬体系となっています。営業管理職の給与体系については「固定給プラスインセンティブ(チームの人数、売上等)で決定される」、管理部門の職員からは、「職責ごとの役割期待に応じて、給与水準のレンジが設定されている」、などの口コミがあり、報酬については明確な基準があるようです。
ジブラルタ生命保険社員の給与明細(キャリコネ)
フルコミッションでも2年間は固定給あり
20代コンサルティング営業(非管理職)の 給与明細
20代コンサルティング営業(非管理職)の 給与明細
月給に占める時間外手当の割合が25%程度
30代(非管理職)の 給与明細
30代(非管理職)の 給与明細
ジブラルタ生命保険の職種別年収
■職種及び職責によって給与が異なる
新卒の募集要項を見ると、【本社スタッフ】の募集職種は、営業サポート部門、契約管理部門、人事関連部門、数理部門、IT部門等、【長崎本社スタッフ】の募集職種は契約管理部門、となっています。
初任給は、2019年4月実績では【本社スタッフ】は217000円、【長崎本社スタッフ】は173600円です。
中途採用の募集要項では、営業管理職(月給50万円以上)、代理店営業担当(月給26万円以上)、となっており、キャリアや経験によって幅があるといえます。
研修制度については、各種スキル研修(ロジカルライティング、プレゼンテーション、タイムマネジメント 等)、英語学習サポート、業界共通試験、管理職研修(国内・米国) 等を用意し、人材育成に活用しています。
ジブラルタ生命保険社員の給与明細(キャリコネ)
職種により年収は大きく異なる
20代カスタマーサポート(非管理職)の 給与明細
20代人事(非管理職)の 給与明細
定期賞与4回の年収に占める割合は約25%
30代広告宣伝(非管理職)の 給与明細
30代技術(非管理職)の 給与明細
ジブラルタ生命保険で年収を上げる方法
■管理職を目指す
「マネージャーにならないと給与が打ち止めになってしまう」と口コミにあるように、昇格してマネージャー以上になることで年収が上がる給与体系となっています。「スタッフ職」と呼ばれる非管理職の場合は、残業手当が支払われます。また、営業職ではフルコミッションのため、契約を取得するほど年収が上がる仕組みとなっています。
非管理職の残業手当については、「残業代がしっかり出る」「残業を申請しにくい」という両極端な口コミがあり、部署によって運用実態が異なる様子です。
ジブラルタ生命保険社員の口コミ(キャリコネ)
営業はフルコミッションで、売上に連動して給与が上がる仕組み
「完全フルコミッションの報酬体系で安定して食べていくにはそれなりの努力と精神力が必要 入社する際は十分考慮することを推奨……」
二年間は初期補給金あり
「二年間は初期補給金があり提携地盤(公務員)がしっかりしている。 報酬は毎月の報酬+年四回の直近3ヶ月の評価基準によるボーナス……」
ジブラルタ生命保険と競合他社の平均年収を比較
ジブラルタ生命保険の競合や同業界であるオリックス生命、第一生命ホールディングスの3社で平均年収を比較します。
各社の最新有価証券報告書に記載されている額は、ジブラルタ生命保険が417万円、オリックス生命が401万円、第一生命ホールディングスが978.7万円です。
この3社の中で最高額は第一生命ホールディングスの978.7万円で、最低額がオリックス生命の401万円。その差はおよそ578万円で、かなりの差があります。
この比較企業の中ではジブラルタ生命保険は2番目に位置します。
社名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数(単体) | 売上高 |
---|---|---|---|---|---|
第一生命ホールディングス | 978.7万円 | 41.9歳 | 14.9年 | 801人 | 2054.79億円 |
ジブラルタ生命保険 | 417万円 | 46歳 | 17年 | 4144人 | 15462.47億円 |
オリックス生命 | 401万円 | 37.4歳 | 6.3年 | 2237人 | 6184.61億円 |
出典・参考
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」「2019年国民生活基礎調査」
経済産業省「2021年企業活動基本調査速報-2020年度実績-」
国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
マイナビ「2022年版 業種別 モデル年収平均ランキング」