2022年06月24日
企業のビジネスソリューションだけでなく、暮らしやすい社会にするためのサービスなども提供するBIPROGYへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
BIPROGY(旧・日本ユニシス)は風通しは悪くはないが、会社全体が保守的で前例踏襲の方法を採用することが多く、革新的な取り組みを提案しても上司がなかなか承諾してくれなかったり、承諾を得るまでのプロセスが長いようです。また、商社からの転職者や天下り社員が多いため、技術系の知見に乏しく、今後、先駆的なサービス・商品の提供は困難であると感じている社員が多いようです。職場環境はのんびりとした雰囲気で控えめな社員がほとんどであるため、仕事も異動も意欲的な社員は目立ち、希望がかないやすいようです。
経営方針や中期経営計画などで社員に対するプランの提示はあるものの、具現化されていないことや、新たに何かを始めることへの抵抗感の強さによって、経営方針や業績、将来性に不安や問題を感じている社員が多く見受けられます。また、年功序列の考え方が根付いており、成果に対する評価や報酬が見合っていないと感じている社員が多く、若い優秀な人材がどんどん退職してしまっているようです。
職種によりますが、残業や休日出勤は比較的少なく、あったとしても賃金または代休の対応をしっかり行っているようです。女性社員は産後も短時間勤務の制度などを活用しながら働いているようです。近年では、働き方改革やダイバーシティ、健康経営の推進などにも注力しており、ワークライフバランスが実現しやすい会社と言えるでしょう。
のんびり穏やかな職場環境で、社会や企業の課題解決に挑み、企業価値を上げる。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
選考プロセスは、書類選考後、2~3回程度の面接があるようです。また面接官は、応募部署の社員、部長が、最終面接では役員が担当するようです。選考期間は、1週間から3か月間と人によって様々です。
また、職種は、営業、SE、マーケティング、ジェネラルスタッフ(法務、経理など)の4種に分かれています。中途採用の応募は、常時お問い合わせ窓口から申し込むようです。
BIPROGYの志望動機や転職理由、また入社の意思確認など一般的な質問が多く見受けられます。他には、「新しいサービスを創造するにはどうしたらよいか」といった、個人の知見の豊富さや考え方を確認するような質問もあるようです。
全体的に和やかな雰囲気で圧迫面接を受けた方は見受けられません。また、面接は1人30分間なので端的且つ論理的に話すことを意識して、言いたいことがすべて伝えられるようにしっかり準備しておきましょう。
BIPROGYの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
BIPROGYの面接を受ける上では、中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。2018年度より、新中期経営計画として、以下を掲げています。
BIPROGYの中期経営計画は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこれに合致する人材であることをアピールしましょう。
新中期経営計画では、「多様に変化している世の中の課題をスピーディーに解決することが出来る会社」を目指すべき姿としていることからも、「変化への対応力」「困難な課題にも果敢に挑むチャレンジ精神」があり、「革新的な創造」ができる人材が求められていると言えるでしょう。
面接では、上記を意識した具体的なエピソードを話すことでBIPROGYに相応しい人材であることの強いアピールとなるでしょう。
例えば、これまでの仕事において競争力強化や業務効率化へと導いた経験があれば、どのような目的で、自身がどのように携わったのかなど、具体的なエピソードを話せるよう準備しておくことで、即戦力として高く評価されるでしょう。
また、革新的なサービスや商品を開発または提供し、成果が得られた経験がある場合は、紹介することで、入社後、会社の持続的な成長に寄与する人材であることをアピールできるでしょう。
BIPROGYの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜBIPROGYか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、BIPROGYという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●株式会社NTTデータ
●株式会社野村総合研究所
●伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
このように、BIPROGYの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「のんびり穏やかな職場環境で、社会や企業の課題解決に挑み、企業価値を上げる」という社風を意識して、「変化への対応力」「困難な課題にも果敢に挑むチャレンジ精神」があり、「革新的な創造」ができる人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
BIPROGYの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「のんびり穏やかな職場環境で、社会や企業の課題解決に挑み、企業価値を上げる」という社風を理解して、これに合致した人材であることをアピールする。
●BIPROGYの中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社についても研究し、「なぜBIPROGYか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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