2021年06月21日
東京23区マンション供給棟数NO.1のオープンハウスへの転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果などを具体的に問われるほか、キャリアシートでは見えてこない「人間性」も見られます。即戦力として、そして一緒に仕事をする仲間としても多角的に評価されるので、事前にしっかり対策しておきましょう。
1997年に創業されたオープンハウスは、創立16年目で東証一部上場、直近5年間の成長率は30%以上という、名実ともに「急成長企業」です。
こうした成長を実現しているのは、完全なる「実力主義」の風土です。年齢や学歴、入社年次に関わらず、フェアに実績を評価され、もちろん報酬にもダイレクトに反映されます。「入社年度に関わらず、出世の道は開けている」「成績をあげればあげただけボーナスに跳ね返ってくる」という社員の口コミからもその風土は伺えます。こうした風土は、「成果を出せば会社が表彰してくれる」「毎週木曜日に全体朝礼があり、部署や個人の売上進捗が公表されるので士気が高まる」という会社の仕組みからも作り上げられているようです。結果として、「やる気のある仲間が周りにいる」「社内で競い合う環境で、どの営業所も血気盛んで楽しい」と、働くモチベーション向上にもつながっていることが分かります。
もちろん、こうした風土であるため、労働時間は濃く長く、ハードワークであることは事実です。「プライベートと仕事のバランスは無いと思う」「休日出勤は当たり前で、仕事の多さや周りの空気から、なかなか休めるような雰囲気ではない」という声が多く見られます。しかし、「自分から手を上げ、仕事を作り出し、結果を出すという前のめりの姿勢が大事」「難しい仕事を若いうちに任されることになるので、それが出来たときは自信につながる」という声から分かるよう、ハードワークを乗り越えられるほどの大きなやりがいを持って、仕事に取り組む精神が社員に深く根付いているようです。
完全実力主義の風土の中で、高いモチベーションを持って仕事に取り組む。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
オープンハウスの中途採用プロセスでは、WEBエントリー後、2回の面接が行われます。1次面接は人事担当者と現場社員のマネージャークラス、最終面接は役員・事業部長が担当します。書類選考はなく、WEBエントリーから内定まで1週間で完了する「スピード選考」が、オープンハウスの中途採用の大きな特徴です。
オープンハウスの募集職種は、大きく「総合職」と「技術職」の2つに分類されます。「総合職」は企画営業や不動産コンサルティング、「技術職」は住宅設計や施工管理等の業務を担当します。応募者の専門性やこれまでのキャリアを考慮して、それぞれのコースの中で、最適な部署にマッチングされますので、採用面接において、やりたい仕事や希望するキャリアをしっかりと伝えることが重要になります。
面接内容には、「完全実力主義の風土の中で、高いモチベーションを持って仕事に取り組む」という社風が大いに反映されています。「弊社はとても辛いがやっていけるか?」「離職者が相次いでいる部署だが続けられる自信はあるか?」という質問が多く見られ、高負荷な職場でも、高いモチベーションを保ち、決意をもって仕事に取り組めるかどうかが、評価のポイントであることが分かります。「どんな質問にも怯まず毅然として論理的に堂々と返答することが大切」「筋道を通すことはもちろん、それ以上に精神的な強さがあるかを見られていると感じた」という口コミも多く見られ、「圧迫面接だった」というケースもあるため、どのような質問を投げかけられても、動じることなく、論理的に回答できるよう、しっかりと準備をしておきましょう。
また職種によっては、「ほぼ雑談ベースで、いろいろな事業への意見を求められた。新規事業ディスカッションのようだった」という口コミも見られます。事業内容や経営方針を理解することはもちろん、それに対する自分の見解についてもしっかりとまとめ、説明できるようにしておきましょう。
オープンハウスの面接対策についてもっと具体的な情報を知りたい場合は、引き続きこの記事をお読みください。面接攻略法や、過去の面接で実際に聞かれた質問内容とその回答例をご紹介します。
オープンハウスの面接を受ける上では、中期経営計画を理解しておくことが不可欠です。中期経営計画では、数値目標と基本方針、事業方針と3つの取組事項が明示されています。
<基本方針>
■ お客様が求める商品を提供し続けることで業績をあげ規模を拡大し、社会に必要とされる不動産会社となる
■ 戸建関連事業を中心とする事業ポートフォリオの最適化を図り、さらなる企業価値の向上を目指す<取組事項>
1. 主力事業である戸建関連事業の競争力の強化
■事業展開エリアの拡大(既存エリアに加え、愛知県、埼玉県等新規エリアへの展開を加速)
■開発及び建設機能の強化(事業期間の短縮、建築コストの削減、IT活用による生産性改善等)
■グループ経営の促進(当社の強みである製販一体体制のさらなる深耕)
2. 外部環境の変化を踏まえた事業ポートフォリオの構築
■マンション事業の拡大、再成長(利便性の高い都心立地で、成長の見込めるコンパクトタイプを中心に開発)
■収益不動産事業の持続的成長(顧客の囲い込み、新築物件の開発等)
■新たな事業への取り組み(富裕層向けアメリカ不動産投資サービスを本格化、M&Aの推進等)
3. 企業の成長を支える経営基盤の強化
■人材の採用(経営の最優先課題として、人・物・金の経営資源を積極的に投入)
■経営を担う人材の育成(次世代マネジメント層の育成の強化)
■働き方改革、ダイバーシティの推進(労働時間管理の適正化、子育て・介護の支援、外国人・障がい者の採用等)
オープンハウスの中期経営計画は、今後活躍する人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの中期経営計画に合致する人材であることをアピールしましょう。
創立以来、例を見ないほどの急成長を遂げてきたオープンハウスですが、この中期経営計画ではその成長を一層推し進める決意が見られます。数値目標を見ても、その決意は明らかです。こうした目標達成に貢献できる人材であることを、これまでのキャリアや経験をもとにアピールすることが重要です。
例えば、これまで携わったプロジェクトにおいて、高い目標を掲げて、その目標達成を実現したエピソードを準備するとよいでしょう。そのエピソードの中で、どんな高負荷な環境においても諦めることなく、仕事に立ち向かってきた経験は、「完全実力主義の風土の中で、高いモチベーションを持って仕事に取り組む」社風へのフィットもアピールできます。また、不動産業界の仕事は、社内外の多くの関係者と関わることが多いため、コミュニケーション能力の高さを発揮して、チームワークを高めることで、プロジェクトを成功に導いてきたエピソードも、大きなアピールにつながります。
オープンハウスの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜオープンハウスか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。
業界理解や職種理解の枠を超えて、オープンハウスという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
●大東建託株式会社
●株式会社MDI
●東急リバブル株式会社
このように、オープンハウスの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では、「完全実力主義の風土の中で、高いモチベーションを持って仕事に取り組む」という社風を意識して、どんな高負荷な環境にも負けることなく、高い目標を持ち、チームワークを発揮することで、組織に貢献できる人材であることを印象付けられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
オープンハウスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「完全実力主義の風土の中で、高いモチベーションを持って仕事に取り組む」という社風を意識する。そして、どんな高負荷な環境にも負けることなく、高い目標を持ち、チームワークを発揮することで、組織に貢献できる人材であることを、自分の言葉でアピールする。
●オープンハウスの中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
●競合他社について研究し、「なぜオープンハウスか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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