【面接対策】帝国データバンクの中途採用面接では何を聞かれるのか

現地調査による情報とノウハウを活用した情報分析力で、企業の信頼調査を行っている帝国データバンク。 会社のブランド力が高いためアポイントが取りやすく、業界問わず経営者と直接会うことができます。 経営層とのコミュニケーションでさまざまな業界の現況や経営手法を知ることができ、自分の視野が広がり成長を実感するという口コミも多く寄せられています。

仕事の進め方の特徴としては、若いうちから責任と裁量のある仕事が与えられることが挙げられます。企業経営者や幹部に直接ヒアリングして報告書を作成していくので、一人で業務を遂行する力が求められます。また、営業ノルマが設定されているので、「時間外労働が長い」「心身ともにタフさが求められる」との声もみられます。

一方で、「営業ノルマを達成すれば多額のボーナスが得られる」「評価基準は比較的透明で達成し続ければ昇格ペースも早い」などの声もあり、個人の能力を適切に評価してくれる文化だと言えるでしょう。

顧客に高品質な商品を提供して経済活動を支援するため、目標達成する能力とタフさが求められます。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。

帝国データバンクの中途採用プロセスでは、Webエントリーシート提出後、書類選考（一次選考）があり、Web上で適性検査を受検します。Webで適性検査を受けた後、二次選考（筆記試験・面接）、最終選考（筆記試験・面接試験）と進んでいきます。

面接は個人面接で、二次は人事部、最終は勤務支店の管理職が担当します。 募集職種は、調査営業職です。業務内容は「企業信用調査」と「提案営業」の二つに分かれています。「企業信用調査」は、経営者への取材を基に報告書を作成する仕事。「提案営業」は、企業への経営の助言や課題解決のための提案をする仕事です。

経営者と直接コミュニケーションを取りながら仕事を進めていくので、人としての良識や倫理観を持った行動ができるかを確認されます。
業務内容を理解した上で、自分のスキルや経験をどのように活かせるかを説明できるようにしておきましょう。

面接内容には、「若いうちから責任と裁量のある仕事が与えられる」という社風が大いに反映されています。「当社の業務は理解していますか」「今後日本の株価はどうなると予想しますか」という質問が問われており、高品質な商品を提供するために、経済環境を把握して質の高い仕事ができるか人材かどうかを確認されるようです。

また、「目標達成出来ない時はどのように取り組むのか」「入社後の研修についていく自信はあるか」といった質問も目立つようです。労働時間も長くノルマの設定される社風のため、ストレス耐性が強い人材かどうかが評価のポイントと言えます。過去の経験についても聞かれることが多いので、自分の言葉で説明できるよう、しっかり対策しておきましょう。

帝国データバンクの面接を受ける上で、行動指針を理解しておくことが必要不可欠です。
行動指針は以下の4つで構成されています。

これは、帝国データバンクの企業カルチャーの土台となる価値観です。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの行動指針に合致する人材であることをアピールしましょう。

帝国データバンクは、時代のニーズをいち早くキャッチして先回りしたサービスを提供してきた歴史があります。1968年に業界に先駆けてコンピューターを導入して事業拡大が加速します。1974年には企業概要をデータベース化した「COSMOS」サービスを開始。1988年にはオンライン企業情報サービス「COSMOSNET」が始まり、パソコンで手軽にアクセスできるようになりました。そして現在では、調査会社としては国内トップクラスのシェアを獲得しています。

これは行動指針の”チャレンジ”を体現した結果であると言えます。また、同社は”現地確認”を大事にしています。まず自分から動き、自分の目と耳で情報を取っていくことを大事にしています。だからこそ、膨大な企業のデータを集めることができるのです。

今後は企業の経営者の高齢化に伴い、大廃業時代が予想されます。
これまで蓄積してきたデータベースを活用して、取引先や銀行、地域経済に影響がでないよう「リスクある廃業」を未然に防いでいくことが事業戦略になる可能性が高いでしょう。

時代の流れをくみ取り、自ら動いて帝国データバンクの商品を活用する仕組みをつくることができる行動力とチャレンジ精神を持った人材であることが求められます。

４つの行動指針は全てシンプルな言葉で表現されていますが、それぞれを自分自身の経験をもとに、具体性を持って伝えることが必要だと言えます。

帝国データバンクの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。

業界理解や職種理解の枠を超えて、帝国データバンクという企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。

●株式会社東京商工リサーチ
●リスクモンスター株式会社

このように、帝国データバンクの採用面接を受ける前には、行動指針に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では自ら動き目標を達成できる人材」と印象づけられるよう、様々なエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

質問

今こういったプロジェクトがあるが興味はありますか。

回答

前職の内容とも関係している部分もあり、…（口コミの続きとアドバイスを見る）

質問

今後の日本の株価はどうなると予想するか

回答

オリンピックまでは順調に推移すると思う。REITなどからみても、…（口コミの続きとアドバイスを見る）

質問

入社後したいこと

回答

入社後数年は内勤として社会人としての基礎を確立して、…（口コミの続きとアドバイスを見る）

質問

この会社でどんな貢献ができますか

回答

調査営業という特殊なスタイルなのでこれまでの営業と…（口コミの続きとアドバイスを見る）

帝国データバンクの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●自ら動き目標を達成できるという社風を理解して、心身ともにタフな人材であることをアピールする。

●帝国データバンクの行動指針を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

●競合についても研究し、「なぜ帝国データバンクか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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