【面接対策】トヨタシステムズの中途採用面接では何を聞かれるのか

同社はトヨタグループのIT中核会社として、主に関連企業のネットワーク構築からアプリケーション開発までのトータルITソリューションを提供しています。同グループはトヨタ自動車を筆頭に、輸出入などの取引を行う豊田通商や住宅販売などをおこなうトヨタホーム、その他金融会社、不動産会社など、業種は多岐に渡ります。それらの企業のITを支える同社の役割は非常に大きく、技術力はもとより、コミュニケーション能力も必要とされます。

また、福利厚生はトヨタ水準で整っており、残業時間や有給取得などもしっかり管理されています。同社の離職率は2.4％という非常に低い値を保ち、非常に働きやすい環境であることがうかがえます。口コミでもワークライフバランスに満足している意見が多く見受けられました。

人材育成に関してもトヨタの教育理念が浸透しており、ステージに合わせてさまざまな研修プログラムが整っています。「リーダー、マネジメント層も年次に応じて研修がある」「社内外問わず研修や勉強には会社がすべてお金を出してくれる」という口コミもあり、長く働ける安定した職場環境のもと、積極的に成長を促してくれる社風であると言えるでしょう。

2020年6月時点の同社の中途採用ページでは、エンジニアリング・コーポレートファイナンス・システム基盤・システム運用の各分野において、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー・エンジニアなどの職種にて募集がおこなわれています。現在募集していないポジションについても、オープンポジション募集を受け付けています。また、応募の際は募集職種において5年以上の実務経験が条件となっています。

勤務地は主に愛知県（名古屋市、豊田市など）ですが、業務内容により、東京本社・仙台・大阪・博多・海外拠点となる可能性もあります。

選考フローは「WEBエントリー」→「一次選考（適性検査、面接）」→「最終選考（面接）」→「内定」となるようです。

転職エージェント経由での募集もあります。詳細はキャリコネの求人情報から確認してください。

経験者の口コミによると、「今までどんな業務をおこなってきたか」「これからどんなことをしたいか」という質問をされたようです。経歴は、スキルレベルや実績を具体的にアピールするといいでしょう。同社の中途採用ページに職種ごとの必要スキルが明記されています。これらについてエピソードや実績を交えながらアピールできるように準備しておきましょう。

自動車業界は100年に一度の大変革期にあると言われ、ITの推進はトヨタグループを支えるコアな領域です。このことを背景に自身のキャリア形成を考えたとき、同社で何がしたいか、どんな世界を実現させたいかが、具体的に浮かんでくるかもしれません。同社の事業内容のみならず、トヨタグループ全体としての目指す方向性を理解した上で面接に臨むといいでしょう。

同社の面接を受ける上で、経営ビジョンについて理解を深めておきましょう。同社の経営ビジョンは下図のとおりです。

同社のITソリューションを支える事業は「先端技術開発本部」「エンジニアリング分野」「コーポレート・ファイナンス分野」「インフラ分野」の4つがあります。

例えば先端技術開発本部では、ブロックチェーン、AI、IoTなどの最先端技術について研究し、現場での実装に向けて取り組んでいます。研究や開発で満足することなく、現場とのコミュニケーションを密に計り、共に魅力あるサービスに育てていかなければなりません。飽くなきチャレンジが新しい価値を生み、社会貢献につながっていることを意識し、そのことにやりがいを感じられる人材こそが同社で活躍できると言えるでしょう。面接では社会に目を向けた発想とチャレンジ意欲を積極的にアピールしましょう。

また、トヨタグループの一員として「トヨタ基本理念」も大きな礎となっています。先に述べた働きやすい環境や人材育成、組織のあり方などの根幹となっているので、事前に目を通しておくとよいでしょう。

面接では、「トヨタシステムズのことをどのくらい理解しているか」「同社で自分がやりたいことは何か」を論理的に伝えることが必要です。その中で、同社でバリューを発揮できる人材かどうかを見極められます。そのためには、「なぜ同社なのか」を明確に言葉にできるようにしておきましょう。

企業を正しく理解するための手段として、競合になりやすい他社を研究することが有効です。競合他社の事業規模や特徴をつかめば、同社のポジショニングや独自性がより鮮明に見えてくることでしょう。具体的には以下のような企業を参考にするといいでしょう。

●豊田通商システムズ株式会社
●株式会社デンソーITソリューションズ
●株式会社豊田自動織機ITソリューションズ
●東芝三菱電機産業システム株式会社

同社が社会やグループ企業内で担っている役割や、必要とされている人材像が見えてきたのではないでしょうか。同社はトヨタグループをITソリューションで支え、発展に大きく貢献しています。同社の経営ビジョンを理解し「社会に目を向けた発想とチャレンジ意欲を持つ人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。

質問

これまでの管理経験

回答

最大40人のマネジメント、部下3人を管理、最新技術に関する全社教育…（口コミの続きとアドバイスを見る）

質問

これまでやってきた仕事について細かく質問された。

回答

技術力が伝わるように、具体例を交え、仕事の内容や進め方について…（口コミの続きとアドバイスを見る）

質問

どんなことをやりたいか。どんな業務を行ってきたか。

回答

システムの効率化を図り、より戦略的にトヨタを支えられるように…（口コミの続きとアドバイスを見る）

同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

●同社の「長く働ける安定した職場環境のもと、積極的に成長を促してくれる」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。

●同社の経営ビジョンを理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

●競合他社についてよく研究し、「なぜトヨタシステムズか」に対する答えを明確にしておく。

これらを意識して自己分析や企業研究をおこない、自己アピールにつなげましょう。面接当日は落ち着いて自分の言葉でアピールできるようにしっかり準備して臨みましょう。

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