2021年06月21日
高齢者介護サービス事業や保育事業を展開するベネッセスタイルケアへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。
ベネッセグループの一員として、介護・保育を中心に事業展開するベネッセスタイルケア。1997年に岡山、東京で高齢者向けホーム「くらら」を開設して以来、2019年4月時点では、全国に高齢者向けホーム323か所、在宅介護事業拠点38拠点を設けています。保育事業は2004年にベネッセコーポレーションから移管。2019年4月時点では、保育事業、学童事業を合わせ80か所以上の施設を運営しています。
そんな同社は、「ベネッセグループという安定感があり、手堅い」「福祉という仕事が人のためになっていると感じられる」という口コミが見られ、ベネッセグループとしての安定した堅実な社風がうかがえます。ほかには、「産休・育休から復職しやすい」「保育手当や医療費補助がある」という声もあり、福利厚生が充実し、柔軟な働き方を推進している健全な企業風土があるといえるでしょう。
介護・保育事業の特色として、女性社員が多いという傾向があります。同社においても例外ではなく、「女性社員が多く、女性管理職も多い」という口コミが見られました。このように同社では、性別に関係なく経験や能力に応じて活躍できる環境が整っています。
「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念のもと、一人ひとりの人生と向き合うことを大切にしている同社。赤ちゃんからお年寄りまで、一人ひとりを主役として支援していくことを使命としています。面接では、「ベネッセグループとして堅実に、社員の経験や能力を最大限に活かして活躍できる」という社風に合致した人材かどうかを見極められます。
同社の選考では、書類選考後に適性検査、面接(2回)がおこなわれる流れが一般的です。面接官は、1次面接は人事と現場マネージャー、2次面接は部門長や役員であることが多いようです。「面接の前、受付で待っている時の姿勢や挨拶なども人事に見られているように感じた」という声もありました。面接場所に到着した時から気を抜かず、すでに選考が始まっていると意識しておくことをおすすめします。
選考期間はおおむね1週間から1か月ですが、最終面接や内定まで1週間で進んだ人が多く見られました。同社ではスピーディーに選考がおこなわれているようです。
同社では2020年6月現在、介護・看護・保育・学童の分野で多くの募集があります。中途採用サイトから、事業・職種・エリア・雇用形態などを選択し、自分の生活や働き方に即した条件で検索してみましょう。
面接では、志望動機やこれまでの経験やスキルなど、一般的な質問をされることが多いようです。面接官は、これまでどのような経験をし、何を学び、それをどのように今後活かしていけるのか、といった視点から見ています。これまでの経歴を棚卸しし、具体的なエピソードを交えながら面接官の印象に残るような回答を準備しておくことが重要です。
内定者や最終面接まで進んだ人の口コミには、「誠実に答えることが大切」「人間性を見られている」といった声が多く見られました。介護や保育を通して人と直接かかわる仕事であることから、何事にも誠実に真摯に取り組む姿が求められているといえるでしょう。
また、サービス業であることから、身だしなみの清潔感や落ち着いた態度、目を見て話すことや笑顔など、非言語的なコミュニケーションも非常に大切です。介護や保育の現場において、こうした言葉によらないコミュニケーションは、時として言葉以上に重要な役割を果たすことがあります。日頃から意識しておくと、面接でも自然にふるまえるでしょう。
面接を受ける前には、同社の事業理念について理解しておきましょう。
同社の事業領域は、介護事業と保育・学童事業で構成されています。介護事業では、入居型介護サービス、在宅介護サービスなどのほか、介護資格講座や高齢者住宅事業なども展開。さらに、関連会社3社による医療介護職紹介派遣、配食サービス、介護相談サービスなど、事業分野は幅広く多岐にわたります。
保育・学童事業では、保育園と学童クラブを運営。介護と保育を事業領域とする同社ならではのものとして、両事業の施設を併設した複合施設も挙げられます。元気いっぱいの子どもたちと過ごす時間は入居者に活力を与えるだけでなく、子ども達にとっても貴重な経験となっています。
そんな同社が最も大切しているのは、「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念です。「Bebesse=よく生きる」を実現するため、一人ひとりの「個性と人格」を尊重し、生涯にわたり支援していくことを目指しています。
介護・保育事業における同社の2018年売上高は、1163億円。これはベネッセグループ総売上高の26.6%を占め、同社の事業は、国内教育事業に次ぐグループ第2の柱となっています。高齢者人口の増加、都市部での保育園・学童保育の待機児童の増加などの世相をかんがみると、今後も成長が見込める分野といえるでしょう。
20年を超える経験を科学的アプローチで体系化した「ベネッセメソッド」を軸として、高品質を維持しサービスの差別化を推進。そこからさらなる成長を目指します。
ベネッセホールディングス コーポレートサイトより
赤ちゃんからお年寄りまで、一人ひとりを主役として支援していくことを使命としている同社。面接では、「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念に共感し、「ベネッセグループとして堅実に、社員の経験や能力を最大限に活かして活躍できる」という社風を意識した志望動機を述べることが強いアピールポイントとなります。
同社の面接では、「なぜ当社なのか」と問われることが多いです。面接官はこの質問により、「事業理念や社風を理解しているか」「同社の今後の方向性に合致した人材か」などを見極めます。この問いに答えるためには、同社への理解はもちろん、競合他社についても理解を深めておくことが重要です。
競合他社と比較して同社の特徴をより深く理解するとともに、同社の強みと自分の強みをマッチングさせ、自己アピールにつなげましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
●株式会社ニチイ学館
●SOMPOケア株式会社
●株式会社ツクイ
●セントケア・ホールディング株式会社
企業研究や他社研究を通じて、同社が目指している方向性やどのような人材を求めているのか、分かってきたのではないでしょうか。面接では「ベネッセグループとして堅実に、社員の経験や能力を最大限に活かして活躍できる」という社風を意識し、同社に貢献できる人材であることを、具体的なエピソードを交えながらアピールできるようにしておきましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問を紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考え、自分の言葉で答えられるように面接対策をしておきましょう。
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●ベネッセスタイルケアの事業理念に共感し、「ベネッセグループとして堅実に、社員の経験や能力を最大限に活かして活躍できる」という社風を意識して、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
●同社の事業理念を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRに繋げる。
●競合他社についても研究し、「なぜベネッセスタイルケアなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを意識して自己分析や企業研究をおこない、自己アピールにつなげましょう。そして面接当日は、明るく誠実に、自分の言葉で入社への熱意をアピールしましょう。
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