2022年08月02日
2020年4月1日付で、組織改編および会社分割により、ヤンマー株式会社から社名を変更したヤンマーパワーテクノロジー(旧:ヤンマー)への転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。
農業、エネルギーシステム、建設など多様な領域において、エンジンをパワーソースとする製品を提供している同社。2020年4月1日付で組織改編・会社分割により、ヤンマーから「ヤンマーパワーテクノロジー」に社名変更しましたが、引き続きエンジン事業を統括しています。
「エンジンの老舗」であるため、「新規エンジンの基本設計から量産化まで携われる」「熱流体、燃焼はもちろん、電子制御やDPF触媒系の知識も幅広くスキルアップできる」という声が多く見られ、技術者としてのスキルアップができるとともに、仕事を通して大きなやりがいを感じていることが分かります。また、仕事の進め方において、「若手にも大きな裁量を与えてもらえる」ことも多く見られる口コミの一つ。それによって、「非常に風通しが良い」「ボトムアップでの発言が許される文化」という風土と、「いい人が多い」「コミュニケーションで困ったことはない」とこうした風土によって育まれた温かい人材に恵まれていることが分かります。こうした社風が、厚生労働省が調査している『3年後の新入社員離職率の低さ』調査で5位にランクインという結果につながっています。
風通しがよく、ボトムアップでの発言が許される文化と温かい人材に恵まれた風土の中で、エンジン技術者として大きく成長ができる。こうした社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められます。
ヤンマーパワーテクノロジーの職種は、「技術系」と「事務系」の大きく2つに分類されています。「技術系」は研究開発や生産技術、購買や情報システムなど、「事務系」は営業や生産管理、コーポレート部門などの職場で活躍します。2020年11月時点では、キャリア採用の募集は停止していますが、適宜採用サイトを確認して、募集再開時期を見逃さないよにしておきましょう。
選考プロセスは、いずれの職種においても共通であり、書類審査→面接(2回)・WEB適性検査→内定、という流れです。所要期間としては、応募から内定まで4週間程度です。しかし面接に関する口コミを見てみると、「人事、採用部門、役員、と面接は3段階あった」「最終面接は役員5名との面接」というケースもあるようです。
ヤンマーパワーテクノロジーの面接には、「風通しがよく、ボトムアップでの発言が許される文化と温かい人材に恵まれた風土の中で、エンジン技術者として大きく成長ができる」社風が大いに反映されています。
面接の傾向として、「非常にアットホームな雰囲気の面接」「終始和気藹々とした雰囲気だった」と、社風通りの温かい対応をされることが多いようです。質問内容は、職務経験やこれまでの成果など、オーソドックスなものがほとんどで、「奇をてらった質問はほとんどない」とのこと。一方で、「ヤンマーのイメージは?どのように貢献できるか?」「海外経験について詳細に説明してほしい」という質問も多く見られるため、同社の事業内容や歴史、海外展開や経営方針など、しっかりと研究しておくことは必要であると言えます。
ヤンマーパワーテクノロジーの面接をうけるにあたり、同社が「私たちが目指すべき豊かな未来」として位置付ける、『YANMER'S FUTURE VISION』を理解しておくことが重要です。
vision01:省エネルギーな暮らしを実現する社会。
vision02:安心して仕事・生活ができる社会。
vision03:食の恵みを安心して享受できる社会。
vision04:ワクワクできる心豊かな体験に満ちた社会。
この『YANMER'S FUTURE VISION』では、上記の通り目指すべき「vision」が4つ設定されており、そして「FUTURE VISION」は、事業活動のみならず、次世代育成活動や文化醸成活動を通して実現することが描かれています。こうした同社が目指す世界観をしっかりと理解したうえで、自分がどのように貢献できるかを具体的にアピールすることが、面接では重要になります。技術力を磨くためにこれまで努力したことや、それを発揮して得られた具体的な成果、また技術を目指すべき社会の実現に向けて活用してきた経験についてアピールするとよいでしょう。また、若手を育て、ボトムアップでの発言が許される風土への共感を示すために、これまで人材育成を大事にしてきた経験や、周囲のメンバーの意見にしっかりと耳を傾け、チームワークを発揮してプロジェクトを成功に導いた実績などについても言及することは、大きな自己PRになるでしょう。
ヤンマーパワーテクノロジーの面接では、「なぜ同社なのか」という質問を必ずと言っていいほど確認されます。面接官はこの質問を通して、「この人は同社で何を実現したいのか」「そのためにどんなスキルを持っているのか」を確認するとともに、「同業他社の中でなぜ同社を選んだのか」についても見極めようとしています。
この質問に対して明確に回答するためには、業界および競合他社についての研究が不可欠です。企業理念や社風、事業展開などについて違いを明確にし、同社ならではの強みをしっかりと把握しておきましょう。以下に競合とされる企業をご紹介しますので、ご参考にしてください。
株式会社クボタ
株式会社竹内製作所
株式会社やまびこ
井関農機株式会社
社風や面接内容の傾向、「YANMER'S FUTURE VISION」を理解することで、同社の求める人物像についてイメージが掴めてきたのではないでしょうか。
面接を受けるにあたっては、「風通しがよく、ボトムアップでの発言が許される文化と温かい人材に恵まれた風土の中で、エンジン技術者として大きく成長ができる」社風を理解して、「高い技術力とマネジメント能力によって、チームワークを発揮して目指すべき世界観を実現できる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
ヤンマーパワーテクノロジー(旧:ヤンマー)株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)
ヤンマーパワーテクノロジーの面接を受けるにあたって、押さえていただきたいことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下3つのポイントです。
「風通しがよく、ボトムアップでの発言が許される文化と温かい人材に恵まれた風土の中で、エンジン技術者として大きく成長ができる」社風を理解して、「高い技術力とマネジメント能力によって、チームワークを発揮して目指すべき世界観を実現できる人材」であることを、具体的なエピソードをもとにアピールする。
「YANMER'S FUTURE VISION」を理解し、これに沿った自己分析を行うことで、有効な自己PRにつなげる。
業界や他社研究を通し、「なぜヤンマーパワーテクノロジーなのか」に対する明確な回答を準備しておく。
これらを参考に準備を進め、面接当日は、準備してきた内容を、自分の言葉で、しっかりと面接官に伝えられるようにしましょう。
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この記事の執筆者
コーポレートサイトより「FUTURE VISIONを実現する活動」