2023年01月16日

【面接対策】はるやま商事の中途採用面接では何を聞かれるのか

スーツ販売を中心に全国規模でアパレル事業を展開するはるやま商事。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をすすめましょう。


はるやま商事の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

はるやま商事は、スーツ(紳士服)販売チェーン「はるやま」や「P.S.FA」、大きなサイズを取り扱う「フォーエル」などのブランドを展開し、北海道から沖縄県まで約380店舗を運営しています。

同社で特に重視されている方針は「品質」と「お客様第一主義」。生地や仕立、機能性にこだわりつつ続々と新製品を開発し、顧客の要望に応えています。こうした取り組みから、2015年度オリコン日本顧客満足度ランキング(紳士服専門店郊外型部門)で1位を獲得するなど、高い支持を実現しているのです。

そんな同社の口コミには、「お客様がありがとうと言ってくれたり、自分を訪ねて来てくれたりするとやりがいになる」という声が挙がっていました。評価面では「売上が取れている人は出世が早い」とあります。また「スーツ需要が減ってきており、業界としても非常に厳しい」と、将来性を不安視する社員もいました。キャリアアップとともに会社存続も意識し、常に売上アップを狙う工夫が必要でしょう。

「お客様第一主義で品質を維持し、常に売上アップを意識する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では現在、「はるやま」「フォーエル」の2ブランドにおいて、全国各地の店舗で販売スタッフの正社員募集を行っています。募集職種としては、全国転勤ありの「総合職」と転居を伴う転勤がない「一般職」があります。どちらも最初は接客販売に従事しますが、能力・適性・実績に応じて店長やマネージャー、本部の各セクションへのキャリアアップも可能です。

応募の際はフォームに必要事項を入力し、履歴書・職務経歴書をアップロードしましょう。選考フローは「書類選考→面接(1回)→リファレンスチェック」となります。リファレンスチェックがあるため、前職の上司などに事前にアポイントを取っておきましょう。

また、転職情報サイトを通じては「MD・バイヤー」「採用マネージャー」「法務」などの募集も行われています。これらは2~3回の面接があり、2次面接後にリファレンスチェックが実施されます。

面接内容の傾向は?

接客業かつアパレル業界ということで、振る舞いや身だしなみが特にチェックされます。質問には明るく的確に回答しましょう。過去の選考経験者の中にも、「とにかく元気いっぱいで臨んだ」という人が内定を勝ち取っています。

スーツ販売に携わるため、当然ですが面接はスーツ着用が必須と言えます。しかし経験者からは、「ただのリクルートスーツより少し個性を出したスタイルの方が好印象かもしれない」というアドバイスもありました。

質問内容は志望動機や職歴などが中心で、変化球の質問はほとんどされません。志望動機については特に、ファッションへの関心をアピールできると良いでしょう。また、近年のアパレル業界について意見を求められたケースもあるため、業界研究を行うことも重要です。

はるやま商事の面接攻略法(面接対策)

はるやまホールディングスの経営戦略を理解した上で自己分析をする

はるやま商事の面接を受ける前に、はるやまホールディングスの経営戦略を理解しておきましょう。コロナ禍によって打撃を受けた紳士服業界。しかし同社はこれをチャンスと捉え、顧客のニーズに応えるため、また他社との差別化を図るため「健康」を打ち出しました。

はるやまホールディングス コーポレートサイトより

具体的には、素材・機能・デザイン面において健康を意識した新商品の開発と販売、体組成計を活用した新サービスの展開などにより、健康ソリューション企業への進化を目指しています。

はるやまホールディングス コーポレートサイトより

はるやまホールディングス コーポレートサイトより

このような現状にある同社では、新商品や新サービスの特長を理解し、効果的に売り出さなければなりません。顧客に健康のアドバイスをする場面も出てくるでしょう。自身も新商品を使ってメリットを実感してみるなど、スーツ販売を通じてできるヘルスケアについて自分なりに考え、面接でアピールしてください。

「なぜはるやま商事か」をはっきりさせるためには他社研究が必要

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜはるやま商事なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「アパレル業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えてはるやま商事という企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにした上で、「なぜはるやま商事なのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とはるやま商事との違いを調べてみてください。

青山商事株式会社株式会社AOKIホールディングス株式会社コナカ

はるやま商事の採用面接で実際に聞かれた質問内容

はるやま商事が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。はるやま商事の場合「お客様第一主義で品質を維持し、常に売上アップを意識する」という社風を意識して、「スーツ販売を通じて顧客の『健康』にアプローチできる人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[30代前半・男性/店長] 【結果:入社】

質問

どういう仕事をしていきたいですか。

回答

背が高くスーツが似合うと自負しているので、自分自身が歩くマネキンに…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・女性/ショップスタッフ] 【結果:入社】

質問

50代の主婦が今気になっているニュースはなんですか?

回答

分からなくても大丈夫です。分からないことは分からないと素直に言うのが…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代前半・男性/その他] 【結果:入社】

質問

本当に当社で働いていけますか?

回答

確かに私は販売の経験がないのでそう思われても仕方ないですが、私は人と…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/店長] 【結果:結果待ち】

質問

近年のアパレル業界についてどう思うか

回答

近年の不況からファストファッション等、安価な商品が今話題になっている…(口コミの続きとアドバイスを見る

はるやま商事の採用面接に向けて

はるやま商事の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

「お客様第一主義で品質を維持し、常に売上アップを意識する」という社風の中で、「スーツ販売を通じて顧客の『健康』にアプローチできる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
はるやまホールディングスの経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
競合他社についても研究し、「なぜはるやま商事なのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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