2022年08月30日

【面接対策】アルプスアルパインの中途採用面接では何を聞かれるのか

各種電子部品の開発・製造・販売をおこなうアルプスアルパインへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人柄」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をして転職を成功させましょう。


アルプスアルパインの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

アルプスアルパインは、各種電子部品の開発・製造・販売を手掛けてきた「アルプス電気」と、車載ナビゲーションなどの生産・販売をおこなう「アルパイン」が、2019年に経営統合し設立されました。同社の製品は、スマートフォンや車の電子制御部品など、直接目にしていなくともさまざまな場所で活用されています。

社員の口コミを見ると、「良い意味で町工場がそのまま大きくなった印象」という声があります。そのため、他部署と連携して仕事をしやすく、家族のような雰囲気の中で業務ができる、風通しの良い環境にあるようです。確立された技術を持ち合わせていることから、モノづくりが好きな人、自分の考えを製品にしたいと考える人には向いている職場といえるでしょう。大手企業ならではの研修制度、福利厚生面の充実や、社内イベントにより新しい人間関係を築きやすいといった意見も聞かれます。

一方、「部署によって利益と忙しさに大きな差がある」「年功序列で新しい意見を受け入れてもらえない」「一部門に傾倒し過ぎているので将来性に不安」という口コミも。おおらかな社風に対して「危機感を感じられない」と受け取る人もいるようです。

同社の行動規範には「よく働き、よく学び、よく遊ぶ」、そして企業理念には「人と地球に喜ばれる価値の創造」とあります。以上から読み取れることとして、同社は「常に学びを続け、自己の成長と業務の発展を考えられる」「新しい価値を創り出し社会貢献へとつなげられる」といった人材を求めているといえます。採用面接では、そのような企業風土にマッチする人材かどうかを見極められます。

アルプスアルパイン株式会社 サステナビリティサイトより

選考は何次まで?

同社の選考過程は、コーポレートサイトのキャリア採用情報によると、書類選考後に適性検査(SPIテスト)、面接を経て内定という流れになっています。口コミでは、面接回数は1〜2回とあり、募集部署や時期によって異なるようです。

面接官は、部長、管理部門、現場社員が担当し、複数の面接官が対応するのが一般的です。選考期間は1週間〜1ヶ月となります。

現在の募集職種は、「開発・設計職」「メカ設計」「パワーエレクトロニクス製品設計」「回路設計 車載製品開発」「製品開発設計(エレ)」「光学設計」「電源モジュールの組込み制御ソフトウェアの開発」「総合通信プラットフォーム開発」「車載向けファームウェア・ソフトウェア設計・テスト」「無線通信モジュールのソフトウェア開発設計」「高周波設計、ソフトウェア開発」「測距システム(Lidar)製品開発(メカ・エレ)」と多岐にわたります。それぞれ資格、待遇、勤務地が異なりますので、応募前の確認が必要です。なお、職種を限定しない「キャリア登録」も同時におこなっています。

募集サイトには、社員インタビュー、研修制度、採用コンセプトなど、さまざまな情報が掲載されているので、隅々まで目を通し、どういった会社なのかを知っておくと良いでしょう。

面接内容の傾向は?

一般的な面接のように志望動機などを聞かれるほか、技術的なことを掘り下げられるといった口コミが見られます。とはいえ完全な回答を求めているのではなく、これまでに形成したキャリアが、入社後にどのような形で発揮できるかなどを見ているので、不明点を無理して答えようとせず、自分の意見を明確に伝えられるかが大切です。

採用コンセプトとしては「楽しい、おもしろいと思って仕事をしてほしい」とあり、人柄や入社後のビジョンを重視されているといえるでしょう。

面接経験者からは、「会社のどこに惹かれたか」「自分の経験を入社後にどのように活かせるか」を説明できると良いとのアドバイスが見られます。圧迫などの雰囲気もなく、穏やかな会話で進んでいくので、自身の考えをしっかり整理し、あせらず落ち着いて面接に臨みましょう。

アルプスアルパインの面接攻略法(面接対策)

アルプスアルパインの「ITC101」を理解した上で自己分析をする

アルプスアルパインの面接を受ける際に重要なのは、「ITC101」と呼ばれる同社の中期経営計画をしっかりと理解することです。これがどのような方針なのか読み解き、分析しておきましょう。

「ITC101」とは、経営統合による営業利益率10%アップ、売上高1兆円を目指す中長期達成目標の略称で、具体的な内容は「シナジー効果による200億円のコスト削減」「新たな事業への投資」により、新規事業の売上拡大を狙う方針です。

そして下図のように、アルプス電気のコアデバイス技術を「縦のI型」、アルパインのシステム設計技術やソフトウェア開発を「横のI型」とし、現在までに培われた両社の技術を結集することでの「革新的T型企業」として、さらなる進化と価値の創造を生み出すとしています。

アルプスアルパイン株式会社 株主・投資家の皆様へ 説明会資料サイトより

現在、自動車産業を取り巻く環境として代表的なものに「CASE」があげられます。これはコネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化の略称で、それにより100年に1度の大変革といわれるほどの転換期が到来しています。さらにはスマートフォンの進化や5G(第5世代移動通信システム)化による、IT業界においての急速な変化にも対応が迫られているのです。

こうした中、同社は既存事業における無駄を排除、さらに新規事業に向けてのビジネスの提案、そして受注を計画することにより、新たな分野で年間1500億円の売上達成目標を打ち出しました。

このような中期経営計画を十分に理解した上で自己分析に落とし込み、面接では「新しい価値を生み出す意欲がある」と示すことができるエピソードを用意しましょう。「ITC101」に合致した人材であることをアピールできるよう、対策することが重要となります。

アルプスアルパイン株式会社 株主・投資家の皆様へ 説明会資料サイトより

「なぜアルプスアルパインに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要

同社の面接でよく聞かれる質問には、「なぜアルプスアルパインを選んだのか」というものがあります。それにより面接官は「入社後のビジョンを持っているか?」「今までの経歴が当社にどのような利益をもたらすか」という回答を求めています。併せて、「当社について本当に理解しているのか」を見極められるでしょう。

業界および職種理解の枠のみにとらわれることなく、アルプスアルパインという企業の理念、社風、中期経営計画をしっかりと理解し、その上で比較対象になりやすい他企業を知り、研究していくことも必要です。一例として以下の企業をピックアップしますので、研究の参考にしてみてください。

●株式会社村田製作所
●ローム株式会社
●ホシデン株式会社
●TDK株式会社

アルプスアルパインの採用面接で実際に聞かれた質問内容

アルプスアルパインの採用面接を受ける前には、中期経営計画である「ITC101」に基づいた自己分析や、他社研究を踏まえた志望動機の整理が必要です。そして面接の場では、「人と地球に喜ばれる価値の創造」という社風を意識し、明朗な人柄であり、新しい分野にも臆することなく挑戦していける人材であることを印象づけられるエピソードを準備しておくと良いでしょう。

面接を受けた方が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらを把握した上で、どう回答するのが最善かシミュレーションしてみてください。

20代前半・男性/電気・電子回路設計【結果:1次面接で不採用】

質問

自分のキャリアどの部分が活かせると思いますか?

回答

これまで培ってきた電子回路設計のスキルが活かせるのではと思い…(口コミの続きとアドバイスを見る

20代後半・女性/システムエンジニア【結果:入社】

質問

勤務地を志望した理由

回答

都会から離れた場所で働きたかった。ただしあまり田舎にも行きたくなく…(口コミの続きとアドバイスを見る

30代前半・男性/システムエンジニア【結果:1次面接で不採用】

質問

10年後の期待

回答

シニアなプロジェクトマネジャー、又は部門管理者になることを望むと答え…(口コミの続きとアドバイスを見る

10代後半・男性/機械設計【結果:2次面接で不採用】

質問

最近読んだ本は?

回答

いわゆる自己啓発本を挙げたが、相手は技術関連の専門書を期待して…(口コミの続きとアドバイスを見る

アルプスアルパインの採用面接に向けて

アルプスアルパインの採用面接を受けるにあたり、押さえておきたいポイントをご紹介しました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3項目です。

●「楽しい、面白いと思って仕事ができる」「新しい分野を積極的に学び、仕事へと繋げていける」人材が求められていることを意識して、これにマッチしているとアピールする。

●アルプスアルパインの中期経営計画「ITC101」を理解して、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

●競合他社についても研究し、「なぜアルプスアルパインなのか」に対する答えを明確にしておく。


以上についてしっかり準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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