2022年08月30日
ビッグデータ活用事業、デジタルマーケティング事業を展開するブレインパッドへの転職。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をして転職を成功させましょう。
2004年の創業以来、企業が保有するビッグデータ活用による事業創出や経営改善に関する事業を展開しているブレインパッド。
2020年3月現在では、100名を超えるデータサイエンティストを強みとする人工知能(AI)コンサルティング事業「+AI」や、ビッグデータ活用サビス事業、データを活用したマーケティング支援事業を展開しています。
また、マーケティング支援事業で提供する顧客の属性や購買行動といったデータを利用して、顧客一人ひとりに合わせた広告配信システムを行うDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)ツールである「Rtoaster(アールトースター)」は、2014年から3年連続でシェア第1位を獲得しています。業績も好調で、売上高・営業利益・経常利益共に右肩上がりに伸びています。
ブレインパッド 業績ハイライトより
また、日本のIT先端人材は2020年には約4.8万人が不足するという経済産業省の調査があります。このようなマクロ環境はAIやビッグデータに関するノウハウとプロフェッショナル人材を強みとするブレインパッドには後押しになるでしょう。
そんなブレインパッドの口コミからは、データ活用のプロ集団であるという自負をもつ社風が見受けられます。「大手企業が保有するデータ分析を通じて、データ活用のスキルを身につけられる」「一歩踏み込んだ改善提案ができる」といった口コミが多く、データ活用のプロフェッショナルへの成長できる機会が伺えます。こうしたプロフェッショナルを追求する社風にフィットする人材かどうか、面接を通じて見極められるでしょう。
ブレインパッドの中途採用情報は、ホームページの採用情報「BrainPad Recruit」内の「Career」に詳細が記載されています。
2020年3月時点では、ソリューション営業やデータサイエンティスト、エンジニアやコーポレート系職種まで幅広く募集されています。採用枠が充足されたら公開は停止されるため、随時募集状況を確認し、これまでの経験やスキルが活かせるポジションが公開されているか確認しましょう。
採用情報に記載はありませんが、口コミによると書類選考のあとに2〜3回の面接をおこない、内定に至るようです。
応募は「Career」記載の各職種欄からおこなうことができ、履歴書・職務経歴書を提出します。ポートフォリオなどの補足資料やURL、フリーコメントも同時に提出可能なので、これまでの実績やブレインパッドへの志望度をアピールするために活用しましょう。
面接での質問は、これまでの経歴・実績や志望動機といったオーソドックスなものが中心ですが、ブレインパッドのミッション・ビジョンや代表メッセージへの感想を問われたという口コミもあります。
応募ポジションで活かせるような経験・スキルを整理するとともに、ブレインパッドのビジネスやミッション・ビジョンについて、ホームページや直近のニュースを中心に情報収集し、自分なりの意見を伝えられるように準備しましょう。特に、採用情報に記載されている情報にはすべて目を通しておいてください。
また、代表取締役社長である草野隆史氏や代表取締役会長の佐藤清之輔氏の名前を検索し、講演やインタビュー記事の情報収集をし、あらかじめトップがどのような考えを持っているのか把握しておきましょう。
その上で、ブレインパッドのミッション・ビジョンに沿った行動ができ、これまでのスキル・経験を活かせる人物だとアピールできるように準備をするとよいでしょう。
ブレインパッド ミッション・ビジョンより
ブレインパッドの面接を受ける前に、同社の中・長期戦略を理解しておきましょう。
2020年6月期〜2023年6月期の中期経営計画では、「世界の優れた技術」と「日本の現場のニーズ」をつないで、挑戦者をデータの力で支えることを提供価値としています。
事業領域としては、コンサルティングを行う「アナリティクス事業」と、DMPツール「Rtoaster(アールトースター)」を主とする「マーケティングプラットフォーム事業」を主に展開し、これらの事業をより成長させるために、多様なプロフェッショナル人材を拡充することを戦略のひとつとしています。
また、人材採用・育成に加え、データ活用のための体制強化、先進的な技術を用いたデータ活用のために国内外の企業との業務提携・投資をおこなうことをはじめとする連携強化を、中期経営計画の基本方針としています。面接前には直近のニュースリリースやIR情報と併せて内容を確認しておきましょう。
ブレインパッド「2020年6月期第2四半期決算説明会資料」より
ブレインパッドの面接でよく聞かれる質問のひとつに、「なぜブレインパッドなのか」という志望動機を問うようなものがあります。
面接官は、この質問を通じて「ブレインパッドのビジネスを理解しているか」「応募職種に活かせるスキル・経験があるか」ということに加え、「ビッグデータ活用」「AI」に興味関心を持っているのかなどを判断しています。
この質問に対して明確な答えを話せるよう、事前にブレインパッドのビジネスモデルやミッション・ビジョンを理解し、それに沿って自分のスキルや経験をアピールできるようにするとよいでしょう。
また、競合となりうる他社の情報収集によって、業界の構造やブレインパッドの特徴をより理解しておくことをおすすめします。
具体的には、以下のような企業について調べておきましょう。
●株式会社ALBERT(アルベルト)
●データセクション株式会社
●株式会社PKSHA Technology
●HEROZ株式会社
ブレインパッドが目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのか、企業研究を通じて分かってきたのではないでしょうか。
ブレインパッドは、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションに掲げ、「ビッグデータ」という言葉が普及する前からデータ活用のビジネスを展開しており、データ活用のプロフェッショナル集団としての社風があるようです。
こうした社風と、シェア第一位であるDMPツール「Rtoaster(アールトースター)」をはじめとしたビジネスの強みや特徴を把握した上で、ブレインパッドの一員として前向きに活躍するイメージを持つことが重要です。
また、ブレインパッドのホームページに記載の導入実績・導入事例を読み、実際に導入企業にはどのような規模・業種の企業があるのか、また、どのように導入企業のビジネスに関わっているのかを把握し、理解を深めておきましょう。
その上で、「データ活用のプロフェッショナル集団の一員として活躍できる人材」だと印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策をしておきましょう。
ブレインパッドの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●ブレインパッドのミッション・ビジョンを理解し、それに合致した行動や考え方ができる人材だとアピールする。
●ブレインパッドの中期経営計画を理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRへとつなげる。
●競合他社について研究し、「なぜブレインパッドなのか」を明確に答えられるように準備をする。
これらについてしっかり準備し、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
この記事の執筆者