2021年06月21日
ゲームソフト開発やアニメ制作など、幅広い分野で飛躍するCygames。採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、ともに働く仲間として評価されるので事前にしっかり対策をすすめ転職を成功させましょう。
2011年に設立された同社は、数多くの人気ゲームソフトを発売。わずか10年ほどで(2020年現在)オリジナルアニメーションの放送、ウェブコミックへの参入など事業の幅を拡大しています。また、DeNAとの戦略的事業提携や任天堂との業務提携するなど、勢力拡大はとどまることを知りません。
実際に働いている方の口コミでは、福利厚生や社内設備の充実など、社員が集中して仕事に取り組める環境が整えられているという声が多くあげられています。また、社員一人ひとりを理解して得意な分野を任せたり、社内勉強会が定期開催されることで、社員の能力を最大限引き出すことに注力しています。月に1度、活躍した人が表彰されるなど、モチベーション維持のための仕組みも整えられており、このような取り組みからハイクオリティなコンテンツが生まれているといえるでしょう。
一方で、会社が急激に成長したことから「教育や組織づくりが追いついていない」「一部の人へ仕事が集中してしまう」など、組織としてのあり方に改善の余地がありそうです。これらのことから、同社は「個々のスキルを最大限に引き出し、社員一丸となって最高のコンテンツを創出する」社風であることがわかります。面接では、この社風に合致した人材であることをアピールしましょう。
2020年7月現在、中途採用では主に以下の職種にて募集をおこなっています。
●プランナー(ゲーム・Webプロモーション・漫画事業部・海外事業部)
●ディレクター
●デザイナー(ゲーム・UI・アニメーション)
●シナリオライター
●デバッガー
●プロデューサー
●プロジェクトマネージャー
●アーティスト(テクニカル・2Dセット・3DCG)
ほかにも非常に多くの職種にて募集がおこなわれていますので、詳細はコーポレートサイトの「キャリア採用」にてご覧ください。不採用になった場合は、同一年間は職種を変えても再応募できませんが、翌年には再チャレンジすることも可能です。
選考フローは、書類選考→適正検査→面接(2~3回)→内定となります。デザイナー職・サウンド職は作品選考があるようなので、面接に向けていくつか作品を用意しておくとよいでしょう。
同社の面接では、とにかくゲームついての質問が多く出されています。「ゲームは好きか」「1番ハマったゲーム」「PCゲームはやるか」など、非常に詳しく聞かれます。さまざまなコンテンツを作成していることから、漫画やアニメについて問われる可能性も高いため、好きな理由などをしっかりと答えられるようにしておきましょう。
同社のゲームをプレイしたことがない人は、面接の前に有名なタイトルをいくつかプレイしておくことをおすすめします。同社の製品についてプレイ感想や知識を述べることで、より好印象を与えられるはずです。
特に注意したいのが、稀におこなわれるロールプレイです。「キャラクターに成りきって対応してください」など、「どれだけゲームやアニメが好きか」「一つの作品に対してどこまで細部にこだわれるか」を見極めようとしています。
これらのことから、面接では「積極的・自主的に学び、細部にまでこだわりを持って仕事に臨める」人材が求められているといえます。この人材像に合致し、同社で活躍できる人材だということをアピールしましょう。
面接を受ける前に、同社のVISIONについても理解しておきましょう。
コーポレートサイト「VISION」より
「最高のコンテンツを作る会社」をモットーに、3つの目標を掲げています。
「みんなでたくさんゲームをやる」では、まずは社員がたくさんゲームで遊び、本気で楽しみ、語らい、さまざまなアイデアを出し合うことによって、本当に面白いゲームを作れると考えています。仕事として向き合うのではなく、心の底からゲームを楽しんでもらい、その経験を仕事に活かせる環境づくりを目指しています。
「常に『チーム・サイゲームス』の意識を忘れない」では、何事においても決して一人では成し遂げられないことを忘れないでほしいという思いが込められています。仲間が一丸となって個々の能力を最大限に発揮することで最高のコンテンツが完成すると考えています。このVISIONを実現するにはコミュニケーション能力が必要になるため、コミュニケーションを密にとることで成功したエピソードなどを用意するとよいでしょう。
「最強のブランドを目指す」では、コンテンツ作りだけでなく、お客様対応や心配り、立ち振る舞いなどのさまざまなことがブランドイメージに影響すると伝えています。そのため中途入社の社員においても、常に「Cygames」の看板を背負っていることを忘れず、最善・最高のサービスを提供できる人材が求められているといえます。
採用面接では、いかにVISIONを理解し、意識を高く持って仕事に臨めるかが問われます。同社の未来にどう貢献していけるのか、具体的に説明できるようにしておくとよいでしょう。
面接では、必ずといっていいほど「なぜCygamesなのか」という質問が出されます。面接官はこの質問を通して「社風やVISIONを理解しているか」「経験やスキルは活かせるのか」などの側面を見極めようとしています。
この質問に明確に回答するためには、他社についても研究することが大切です。他社の社風や経営スタイルを理解し、比較することで同社への理解がより深まるはずです。以下に、競合となりうる企業をあげましたので、他社研究に活用してください。
●任天堂株式会社
●株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
●株式会社バンダイナムコホールディングス
●株式会社カプコン
他社研究や企業研究によって、同社が求める人材像のイメージが掴めてきたのではないでしょうか。「個々のスキルを最大限に引き出し、社員一丸となって最高のコンテンツを創出する」社風を理解し、これに合致した人材であることを印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておきましょう。
Cygamesの面接を受けるにあたって、押さえておきたいポイントをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
●「個々のスキルを最大限に引き出し、社員一丸となって最高のコンテンツを創出する」社風を理解し、「積極的・自主的に学び、細部にまでこだわりを持って仕事に臨める」人材であることをアピールする。
●VISIONを理解し、これに沿った自己分析をおこない、自己PRにつなげる。
●競合他社について研究し、「なぜCygamesなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらを踏まえて面接対策をおこない、面接当日はゲームへの熱い想いを伝えられるよう、全力でアピールすることを心がけましょう。
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