2022年04月15日

【面接対策】フューチャーの中途採用面接では何を聞かれるのか

ITコンサルを主軸として、デジタルイノベーション事業、教育や出版などをおこなうグループ会社を率いるフューチャーへの転職。中途採用面接では、これまでの仕事内容や成果、今後のキャリアビジョンを具体的に問われるほか、「人となり」も評価されます。事前対策をしっかりして自分を出し切り、転職を成功させましょう。


フューチャーの採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

同社は1989年に創業し、「フューチャーアーキテクト株式会社」として業務を展開してきました。その後、2016年に「フューチャー株式会社」として持ち株会社へ移行し、現在のフューチャーアーキテクト株式会社を別会社として新設。現在はITコンサルティング&サービス事業を主軸として11のグループ企業を率い、経営戦略や新事業の立案をおこなっています。

主力とするサービスはAI活用コンサルサービス「Future AI」、IoT活用コンサルサービス「Future IoT」、セキュリティ・コンサル、戦略コンサル、「ビジネス× IT フルスタック人材」育成サービスの5つです。同社コーポレートサイトの「Futureについて」のページには実際の導入事例が掲載されています。選考を受ける前に熟読し、同社の事業のイメージをつかんでおきましょう。

そんな同社で働く社員の口コミを見ると、「若くても仕事をどんどん任される風土があるため、やり甲斐がある」「女性も男性と同等に扱われる」とのことで、年齢や性別にかかわらず実力があれば活躍でき、評価される土壌があるようです。同時に、「ビジネス感覚を重視している」という口コミも見られます。エンジニアにもビジネス感覚を求める場面が多くあり、技術担当であっても、開発とビジネスの両輪をうまく扱えるバランス感覚が必要でしょう。

「開発とビジネスのバランスをとり、年齢や性別にかかわらず実力を重視する」。採用面接では、応募者がこのような社風にフィットするかどうかを見極められます。

選考は何次まで?

同社では2021年6月現在、「ITコンサルタント」「テクノロジースペシャリスト」「AIスペシャリスト」「コーポレートスタッフ」、新規事業である「経営コンサルタント」などの職種で中途採用をおこなっています。各職種の中でさらに細かく応募職種が分かれています。

経験者の口コミによると、面接は2回おこなわれるようですが、現在のところ、同社ではWeb面接を導入しています。部署などによって選考フローは異なると考えられますので、不安な場合はスケジュールなどの確認を取っておきましょう。

キャリコネなどの転職エージェントにも募集情報が掲載されており、中には「Web面接1回」で内定が決定される求人もあります。勤務地や入社日、選考フローなどを総合的にかんがみて、計画的にエントリーしましょう。

面接内容の傾向は?

同社の面接では意外な質問が飛び出すことは少なく、いたって一般的な質問内容を中心として進むようです。過去に経験者が聞かれた質問には、「将来的なキャリアはどのようなものを考えているか」「この職種に転職を希望した理由」などが並びます。これまでのキャリアや転職理由について、丁寧に深掘りした上でまとめておくとよいでしょう。

また、「あなたのエンジニアとしての売り(PRポイント)は何か?」「体力はありますか?」などと問われることもあり、自己アピールも求められるでしょう。自身の強みについて、効果的なエピソードを交えながらアピールしてください。

また、技術系の職種を受ける場合、スキルの程度や過去のプロジェクトなどを必ずチェックされます。自身の実力が伝わるポートフォリオを用意しておきましょう。

フューチャーの面接攻略法(面接対策)

フューチャーの経営戦略を理解した上で自己分析をする

フューチャーの面接を受けるにあたっては、同社の経営戦略を理解しておくことが必要です。持ち株会社化した2016年より、年々増収・増益を達成していた同社。ところが2020年はコロナ禍の影響もあり、2016年以来の前年度比減収・減益となってしまいました。しかし2021年は再び盛り返し、売上高・営業利益ともに成長を遂げる見通しです。

フューチャー コーポレートサイトより

同社はグループ内でさまざまな事業をおこなっていますが、流通や製造サービスの売上が落ち込む中、ITコンサル&サービス事業は伸びを見せています。中でも好調なのが「グランドデザイン」のサービスで、2020年に入り急激に注目を伸びました。

IT業界では、DXが推進されなかった場合、近い将来に大きな経済損失が生まれると想定されており、いわゆる「2025年の崖」が問題視されています。この問題を克服すべく、昨今さまざまな業界でDX化の流れが起こっているのです。

同社でも、業務改革を進める各クライアントから、全体的なIT化を担うグランドデザインの受注が増えています。そのため、同社としてもグランドデザインサービスは今後力を入れていきたい部分です。特に多い業界は、不動産・食品卸や飲食店・銀行・製造・交通サービスなどで、これらの業種に関わる開発や保守運用の経験があれば、大きなアピールポイントとなるでしょう。未経験の場合も、IT業界の現状と将来について理解を深め、同社の業績に貢献できることをアピールしてください。

フューチャー コーポレートサイトより

「なぜフューチャーに転職したいのか」の明確化には他社研究を

面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜフューチャーなのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して、「IT・コンサル業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということを見極めます。

業界や職種の枠を超えてフューチャーという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。とくにITコンサルやSIerは近年注目を集める業界で、競合も多く存在します。他社との違いを知り、「なぜフューチャーなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。例として、以下のような企業とフューチャーとの違いを調べてみてください。

アクセンチュア株式会社
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
スカイライト コンサルティング株式会社

フューチャーの採用面接で実際に聞かれた質問内容

フューチャーの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。

同社の採用面接を受ける際には、「開発とビジネスのバランスをとり、年齢や性別にかかわらず実力を重視する」という社風を意識して、「IT業界の現状と将来について知見があり、同社の業績に貢献できる 人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

以下に、面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、シミュレーションをおこない面接対策をしましょう。

フューチャー株式会社の面接で聞かれた質問内容(キャリコネ)

[30代後半・男性/人事] 【結果:入社】

質問

将来的なキャリアはどのようなものを考えていますか?

回答

人材紹介事業の経験だけではなく、ダイレクトリクルーティング、リファー…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/コンサルタント] 【結果:入社】

質問

会社をよくしていくためにはどのようにしていけばよいか

回答

組織のミッションやビジョンをしっかりとさだめること。全社員が…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/システムコンサルタント] 【結果:二次面接で不採用】

質問

コンサルへの転職を希望する理由は?

回答

単純に前職で培ってきた技術・経験を活かしたいというのではなく…(口コミの続きとアドバイスを見る

[30代前半・男性/プロジェクトリーダー] 【結果:二次面接で不採用】

質問

ソフトウェア開発スキルについて

回答

プログラミング経験が少ないため自信がないと答えた。恐らく技術面の…(口コミの続きとアドバイスを見る

フューチャーの採用面接に向けて

フューチャーの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、次の3点です。

「開発とビジネスのバランスをとり、年齢や性別にかかわらず実力を重視する」という社風の中で、「IT業界の現状と将来について知見があり、同社の業績に貢献できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。

フューチャーの経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。

競合他社についても研究し、「なぜフューチャーなのか」に対する答えを明確にしておく。



これらについて面接の前によく考えを深めておき、面接当日は自身の経験や能力、同社で成し遂げたいことなどをアピールしましょう。

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